センター試験ドイツ語ってどんな感じ?:2019年の問題を紹介&分析

 

 

センター試験のドイツ語ってどんな感じなの?
うーん、解いてみたけど、めちゃくちゃ簡単!って感じではなかったかも

 

 

今回は、2019年のドイツ語センター試験のざっくりとした出題傾向について書きながらいくつかの問題をピックアップ&解説していきます。ちなみに今年のセンタードイツ語受験者数は118人、平均点は76点(100点満点換算)だったみたいです◎

 

ドイツ語でセンター試験を受けてみたいと思っている受験生の方や、力試しにセンター試験を解いてみたドイツ語学習者の方などは、ぜひご覧ください♪

 

全体的な傾向

全体的な構成は英語に似ており、単語や文法を正確に覚えているかを問う知識問題と、ドイツ語の文章を読んで理解できるかを問う読解問題からなっています。

 

大問は全部で7つ、小問は合計38問です。

ざっくり分けると、第1問 〜 第4問が発音や文法、単語などの単純な知識を問う問題、第5問 〜 第7問が読解問題になっています。

 

以下では、前半の知識問題からいくつかピックアップして、出題傾向についてコメントしていきますね♪

 

※問題・解答は下のリンクからダウンロードできます。

 

 

各大問の分析

第1問:発音規則+基礎文法

第1問は、発音規則を中心とした単語の基礎知識を問う問題で構成されています。

 

問1 下線部の発音が他の三つと異なるものを、次の1-4のうちから一つ選べ。

(1)Gemüse (2)Kreis  (3)Ost (4)Wechsel

出典:ドイツ語 問題全文 – 2019年度大学入試センター試験:朝日新聞デジタル

 

sを[z]と[s]のどちらで発音するかの問題です。

Gemüse(野菜)だけが[z]と発音するので、(1)が正解になります。

 

大問1では、そのほかにも、

・現在人称変化でウムラウトをつける動詞(例:waschen → wäscht)の判別

・過去分詞にした時の母音の変化(sprechen → gesprochen)

などを正しく理解しているかを問う問題があり、発音を中心とした基礎の復習にはいい教材かもしれません。

 

 

第2問:基礎的な文法穴埋め問題

第2問は、基礎的な文法の知識をもとに、短文の穴埋めを行う問題です。

第1問との違いは、こちらは穴埋め問題なので文脈判断ができることです◎

 

たとえば、次のような問題があります。

問1 Gibt es hier in der Nähe ( 8 ) Supermarkt?

(1)ein (2)einer (3)einen (4)eine

出典:同上

不定冠詞の活用を問う問題ですね。

正解は、(3)einen (男性4格)です。

 

・”es gibt”「〜がある」の後は4格をとること

・Supermarkt「スーパーマーケット」が男性名詞であること

の2つを覚えておけば解ける問題でした!

 

もう一問チャレンジしてみましょう。

問7 Meine Mutter (14) heute Geburtstag.

(1)hat (2)wird (3)ist (4)macht

出典:同上

「私の母は今日誕生日です」という文です。

ということは、(3)ist「〜である」が答えでしょうか?

 

…ちがいます。

”ist”をいれてしまうと、「私の母 = 誕生日(という存在)」になってしまうからです。

それでは、ちょっとおかしいですね(^^;;

正解は、(1)hat(を持っている)になります。

 

日本語の感覚で解いたら引っかかっちゃう問題だね!

 

 

第3問:長めの文の並べ替え

第3問は、日本語訳をもとに、正しく単語を並べられるかを問う問題です。

こちらも第2問と同じく、文法や構文の知識を試していますね。

文自体の長さが今までより少し長くなっているため、混乱してしまう人もいるかもしれません。

 

問4 船酔いにならないためには、どうしたらいいですか。

Was (  ) man (  ), (22)(  ) seekrank (  )(23).

(1)nicht (2)zu  (3)werden

(4) um (5) kann (6)tun

出典:同上

正しく完成させた文は、”Was kann man tun, um nicht seekrank zu werden”ですので、マークは順番に(4), (3)が正解となります。

 

um + zu 不定詞>(〜するために)の構文を覚えているかどうかがカギとなる問題でした。

 

 

わからなかった方はzu不定詞の復習をしておきましょう!

↪︎ 便利だけど少し難しい「zu不定詞」の使い方まとめ

 

 

第4問:日常会話で使う表現など

第4問は、日常会話でよく使う表現などについて答える問題です。

分かりそうで分かりにくい、少し厄介な問題が集まっているイメージです(^^;)

 

問1次の対話の(26)に入れるのに最も適当なものを、下の(1) ~ (4)のうちから一つ選べ

Vor dem Essen

Felix: Guten Appetit!

Emma: (26)

 

(1) Alles in Ordnung!

(2) Viele Grüße!

(3) Danke, gleichfalls!

(4) Gute Reise!

出典:同上

食事の前(Vor dem Essen)に、Guten Appetit!と言われている状況での返答を問いています。

正解は、(3) Danke, gleichfalls!(ありがとう、あなたもね)です。

 

“Gute Appetit!”は、「召し上がれ」「 いただきます」両方の意味で用いられますが、ここでは、食事に先立ってお互いに言い合うような状況ですね。

 

口語表現に親しんでいることが求められる問題だね〜

 

 

もう一問だけチャレンジしてみましょう。

問2 次の対話を読み、下の問いの答えとして最も適当なものを、下の1-4のうちから一つ選べ。

Verabredung fürs Kino

Matthias: Wann fängt der Film heute Abend an?

Andrea: Um halb neun.

Matthias: Wollen wir vor dem Film etwas essen gehen?

Andrea: Ja, gern. Dann treffen wir uns eine Stunde vorher.

Matthias: Gut.

 

Um wie viel Uhr treffen sich Matthias und Andrea?

(1) Um 19.00 Uhr.

(2) Um 19.30 Uhr.

(3) Um 20.00 Uhr.

(4) Um 20.30 Uhr.

出典:同上

こちらは、時刻の表現方法が身についていれば解ける問題です。

 

設問は、「マティアスとアンドレラが何時に会うか(待ち合わせしているのか)」を聞いています。

映画が始めるのが8時半(Um halb neun)で、その「1時間前に会おう」(eine Stunde vorher)と言っているので、答えは(2) Um 19.30 Uhr (19時半)です。

 

ここでのポイントは、halb neun (=9時の半分)が、「8時半」を指していることですね(9時半と間違えないように注意!!)。

 

第5問 〜 第7問:読解(会話文)

今回は解説を省略しますが、第5問 〜 第7問は読解問題です。

第5問と第6問は会話文、第7問は物語文の読解となっています。

基本的に「内容が読み取れているかどうか」なので、単語をどれだけ覚えて、正確に構文を把握できるかが勝負になりますね。

 

 

気になる人はチャンレジしてみてね!

今回は、2019年のドイツ語のセンター試験の分析を行いました!

ある程度ドイツ語の基礎を勉強した方にとっても、いい感じの力試し・復習になる問題になっていると思います。

 

問題・解答は下のリンクからダウンロードできますので、興味のある方はぜひ解いてみてください♪

 

 

 

 

ちなみに私komachiもセンター試験ドイツ語にチャレンジしてみました

 

果たして点数は・・・?

 

 

 

この記事を書いた人:

 凡さんす

「勉強」や「学問」頑張る人向けに文章書いてる大学4年生のブロガー・ライターです。来年秋から、英国エセックス大学の修士課程で紛争解決学の研究をしてきます。趣味でドイツ語を学び、勉強開始から3ヶ月で独検4級取得。

Twitter(@academicocktail

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編集:komachi