ドイツ語圏への長期留学体験記②〜実際の生活編〜

Hallo zusammen! Vollmondドイツ語講師のkomachiです。
長期留学体験記①〜留学前後編〜に引き続き、第二段は「寮の家賃・ネット環境・ホームステイ」など家に関することから「保険・銀行・携帯」インフラ系、「生活費・奨学金」などお金の話まで、実際の生活に焦点をあてていきます!
概要:私が卒業した大阪大学外国語学部ドイツ語專攻には、私含め2016年度〜2017年度にかけてドイツ語圏へ長期留学する同級生がたくさんいました。帰国した際には、彼らと協力して2018年度、留学を考える後輩向けに「ドイツ語圏留学体験記+情報共有」を行うイベントを開催しました◎
なかなかこんなにも多くの友人がドイツ語圏へ留学しているコミュニティもないだろうし、情報自体もすごく貴重だったので、その時取った統計などをこちらでもシェアしていこうと思います(^0^)許可はもらっています。
家・住居
寮の家賃・ネット環境
寮の家賃はだいたい200〜225ユーロ(3万円くらい)が60%を占める結果になりました!
ドイツでは学生はひとり部屋よりもWGと呼ばれるシェアハウスが一般的なため、2〜10人程度でのシェアハウスに住む留学生も少なくないみたいです。事前にひとり部屋かWGどちらがいいか希望を出せる大学もあるようです。
- 自分の時間を大切にゆっくり生活したいなら:ひとり部屋
- せっかくの留学だしいろんな友達を作りたいなら:WG
がいいんじゃないかなと思います(^0^)
ネット環境についても寮にもともと整備されてあるところがほとんどです。
ホームステイ
基本的に長期交換留学だとホームステイではなく寮生活が一般的になります。
クリスマス休暇や春休みなどの長期休みを利用して、そういった留学生のためのホームステイサービスを使ったり、友人を通じた紹介などもあったようです。
インフラ
携帯
SIMフリースマートフォンを持っていき、現地でSIMカードを現地調達するという方法が大半をしめる結果となりました。
少し古いモデルのiPhoneはSIMロック(プリペイドシムがさせない)がかかっているため、私たちが留学していた2016-2017年度は携帯2個持ち(日本で使ってたiPhone+ドイツで新しく買った携帯)の日本人留学生をよく見かけました(^^;)
私おすすめのシムカード▼
https://twitter.com/komachimiyako/status/1050337818780741633
評判がいいのは Vodafone で、よく耳にします。
健康保険・銀行口座
健康保険も銀行口座も、現地の大学側が斡旋してくれることがほとんどで、こちらから選ぶことは特にないことが多いようです。留学前のオリエンテーション時にみんなで銀行に行ったり、保険に関する書類を書いたりなど…
個人で銀行口座を作るのであればやはりおすすめはSparkasseです♩
日本の在籍大学によっては交換留学するなら絶対入らないといけない保険などもあるみたいで、その場合は日本の保険+現地の保険に入る必要があります。保険はだいたい1万円(90ユーロ)/月なので、その場合毎月2万円ほど飛んでいくのはなんとも…ですね(;;)
病院
保険が高い分結構カバーされていることが多いです。
私は親知らずが気になって1度歯医者へ行きました。
そして「レントゲンを撮る+診察」をしてもらったのですが、お会計なし(無料)でびっくりして受付の人に聞き返し、ふふっと笑われたのを思い出します(笑)
またその時お医者さんにも「親知らず全部抜いたほうがいいね。どうする?」と言われ、日本では1万円くらいかかると思うのですが(4本抜くならもっとかな?)ドイツでは保険適用でタダなので結構真剣に悩んだりも(^^;)
結局少し不安で、日本に帰国後治療することになりました。
留学するのに必要なお金
以下で詳しく説明しますが、奨学金を借りることができたらあまりお金はかからないかな〜という印象です。少なくとも私は、大阪で一人暮らししている時よりも経済的負担は少なかったです。
生活費を月額計算してみた
私の周りにいた平均的なドイツ⇆日本交換留学生の月額を計算してみます(ユーロ)▼
家賃*:200〜230
保険:100
食費:200〜300
日用品:100
遊び:100
-ーーーー
700〜830(ユーロ)
*共益費・水道ガス系全て込み
外食に行く機会が日本に比べてぐっっと減る+スーパーの食材が安いのがドイツ留学時の驚きポイントでした(^0^)
日本では友達と会おう!となるとレストランやカフェに行くことが多かったんですが、ドイツではじゃあ家で料理を作ろう!となることが多かったです。
+αで必要なお金
- セメスター代(50〜280ユーロくらい)
ドイツに留学する人ならセメスター毎(半年毎)必要になります。大学によって金額は違います。
セメスター代を払うとセメスターチケット(Semesterticket)を受け取ることができ、その大学の立地する州内の公共交通機関(バス・電車※ICE除く)が乗り放題になります(^0^)なんて素敵な…!!
生活費から交通費がなくなるの、結構大きいのではないでしょうか…!!
- 日本の大学への学費
大学間交換留学の場合、大学側が斡旋してくれる代わりに留学中も学費を収める必要があります。国公立文系なら50万/年、私立文系なら100万/年くらいですかね。
- 渡航費
私の周りは大学の生協でFinnair(フィンランド航空)の学割を使って往復券を取る人が多かったです。Finnairは綺麗だし安いし、おすすめです◎
往復(燃油サーチャージ込み)かつ復路変更可:8万5千円くらいでした
返済義務の無い海外留学奨学金
- JASSO海外留学奨学金(月額8万円※ドイツの場合)
- トビタテ!留学JAPAN(業務スーパーくらいだったような)
- 業務スーパージャパンドリーム財団(月額15万円)
- その他各地域奨学金
くらいが有名どころです。上ふたつはすごく有名で、業務スーパーの奨学金はまだまだ知名度が少ない(なのに支給額が多い…!!)ためおすすめです(^0^)
どれも借りた分だけ返さなくていい!!のがいいところです。その代わりどれも審査があって、誰しもが必ずもらえるわけでは無いので注意です。
Vollmondではドイツ語マンツーマンレッスンを展開しています。ぜひ一緒にドイツ語を勉強しましょう♩
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