
ほとんど年に1回ペースでドイツへ行っている(内4回は1ヶ月以上の滞在)私が、いつも日本から持っていく持ち物・現地調達するものを紹介します◎
旅行だけでなく、留学や駐在などの中長期滞在にもお役立てください。
対応するドイツ語も合わせて紹介するので、ぜひ現地で商品を探すときの参考にしてください!(r. 男性名詞、e. 女性名詞、s. 中性名詞、pl. 複数形)
目次
パスポートの残存有効期間に注意しましょう!
以下のようにドイツ大使館公式サイトに記載がある通り、有効期間がドイツ滞在最終日から3か月以上残っている必要があります。
Q3-1.パスポートの残存有効期間が3ヶ月未満です。ドイツに入国可能ですか?
https://japan.diplo.de/ja-ja/service/1032284-1032284?openAccordionId=item-1032288-1-panel
A3-1.ドイツ出国時点でパスポ-トの有効期間が3ヶ月以上残っている必要があります。入国は出来ません。
私は一度これにギリギリ気付き、慌ててパスポート更新に行き冷や汗をかいた経験があります…。
ドイツへの入国審査で帰りのチケットの提示を求められることもあるので、尋ねられた時に見せられるように帰りの航空券予約票のコピー等が手元にあると安心です。
私はついつい印刷が面倒に感じてしまい、いつもスマホで予約完了メールを見せています。
が、入国審査場では電波が悪いことも多く、メールをなかなか読み込めず焦った経験が何度かあるので、先にメール画面をスクリーンショットで画像保存しておくようにしています。
予約票の言語は日本語でも「名前・空港名・日付」が分かれば問題ないのですが、日付の書き方が日本とドイツでは違うためその説明をしたことが一度あります(^^;)
例えば「23.03.24」などと書いてあったとき、日本語だと「2023年3月24日」なのですが、ドイツ語は「日→月→年」の順番なので、「2024年3月23日」に見えてしまいます。
「これ違うんじゃない?」と聞かれ、「いや日本では日付の書き方が違うんです」という風にドイツ語で説明しました。しかし、一緒に行ったドイツ語ができない家族は毎回あまり質問もなくスッと通してもらえているので、私がドイツ語ができるから色々聞かれるのかも、とも思ったり思わなかったり…。
留学等で帰りのチケットがまだない場合は、「なぜ帰りのチケットがないのか、ドイツで何をするのか(仕事、学校など)」客観的に証明できる書類が手元にあるといいです。
以下のようにドイツ大使館公式サイトにも記載があります。
Q3-4. 片道チケットで入国できますか?(日本国籍の方)
https://japan.diplo.de/ja-ja/service/1032284-1032284?openAccordionId=item-1032346-3-panel
A3-4. 日本国籍で片道航空券またはオープンチケットで渡航される場合、入国時に係官に理由等を尋ねられる場合があります。その場合、ドイツ国内でビザを申請する旨を説明し、必要であればそのための書類、例えば就労であれば雇用契約書、あるいは就学であれば入学証明書(またそれに相当する書類、入学証明書がまだ手元に無い場合には、申込書のコピーなどを提示できるようご用意ください。ドイツで帰りのチケットを購入する場合も同様です。
入国審査では、2020年コロナ禍初期・2022年コロナ禍中の入国審査ではかなり色々入念に聞かれました(滞在理由、滞在場所など)。
コロナが落ち着いた2023年5月は、滞在理由と帰りの飛行機は予約してるかを聞かれただけでした。帰りの飛行機のチケットは提示した覚えがあります。
滞在理由はほぼ確実に聞かれるので、渡独前に英語もしくはドイツ語で、滞在理由を言えるようになっておく(もしくはいざという時見せられるようにメモに書いておく)のがおすすめです。
色々書きましたが、ドイツの入国審査で別室に行くなど引っかかった方はこれまで一度も出会ったことがないので、あまり心配しなくても大丈夫だと思います。
心配な方は、入国審査等のロールプレイがVollmondのプライベートコースであれば対応できますので、ぜひ渡航前のレッスン受講をご検討ください◎
現金 (s.Bargeld) と クレジットカード (e.Kreditkarte) を持っておくのをおすすめします。
ドイツはもともと現金社会ですが、コロナ禍を経てカードOKなお店が増えてきた印象があります。
ただカードの機械が壊れていたり、そもそもカード対応していない、○ユーロまでは現金のみというお店などもあるので現金は常にある程度持ち歩いている方がいいです。
「どのくらい現金を持ち歩くべきか?」もよく質問いただきます。
参考までに、基本カード払い派な私は50ユーロ前後です。
SIMカードの質問もよくいただきますが、私は事前にAmazonで購入してそれを持っていくことが多いです。
ドイツへ着くまでの機内や乗り換え時間に入れ替えをしています。
ちなみに、最近はeSIMという選択肢もありますが、まだ私は使ったことがありません。(が、とても便利だろうなとは思っています!)
長期間滞在する予定で最終的に現地で契約する予定の方も、ネットはあるとやはり便利なので、はじめの数週間くらいはSIMを持って行ってもいいのかなと思います。
▼5回目の滞在(2023年)に使ったのはThree。とても快適に使えて満足でした。
仕事柄ネットをよく使うので、10GBあると安心です。
旅行保険の加入自体は義務でこそありませんが、入っておくことを心からおすすめします。
私は過去に実際、以下のケースで保険が適用され一部返ってきました。
何もないのが1番ですが、何かあってからでは遅いんじゃないかなと思います。
また参考までに、何か特別なこだわりがあるわけでもないのですが、私は東京海上日動を使うことがこれまで1番多かったです。
アイマスク、ネックピローなど。
私はホットアイマスクが好きです。
ドイツ留学中「もっと持ってきておけばよかった」と後悔したのが意外にも服でした。
現地調達もできますが、152cmの私は自分のサイズに合う(かつ好きなデザイン)ものを見つけるのに結構苦労するので、特に小さい人は多めにあるといいかもしれません。
普段着はシンプルで全然OKです。
コンサートやパーティーなど、ちょっとした機会に着れるおしゃれ着もあれば役立ちます◎
滞在中に洗濯をする予定がある方で気になる方は、乾燥機OKな服が多いといいかなと思います。乾燥機にかけず干すという選択肢ももちろんあります。
ちなみに無頓着な私は、留学中は表示など気にせず全部乾燥機にかけていました(^^;)(幸いにも傷んで着れない!みたいなことはありませんでした)
個人的なおすすめは、ユニクロのウルトラライトダウンとヒートテックです。
ちなみにユニクロはドイツにもあります!
2023年6月時点では以下の都市にユニクロの実店舗があります。
睡眠は大切ですよね!
普段着ているパジャマがあるなら持ってきておくと慣れない環境でも寝やすいのかなと思います。
またホテルに泊まる場合、パジャマが用意されているのは私はドイツで見たことがありません(あってバスローブ)のでご注意を。
こちらも服同様、小さいサイズの方は特に何足かあるといいかもしれません。
私はドイツの靴屋さんに入ったものの、サイズが合う靴が一つしかなかった経験があります。
リュック (r.Rücksack) があると両手があくため、便利です。
ちょっとした用事や旅行の貴重品入れ用に、小さいバッグ(スリ防止に、ファスナー等で上が塞がるものがおすすめ)も持っておくことをおすすめします。
酔い止めや胃薬、風邪薬など。
私は一度旅行中に熱を出し、しんどくてホテルから動けず、一緒にいた友だちに症状をドイツ語で書いたメモを持って薬局に行ってもらい薬を買ってきてもらったことがあります^^;
シャンプー、リンス、ボディーソープ、化粧落とし、洗顔、化粧水、乳液など。
現地調達予定の方も、はじめの数日分くらいは小さめのセットがあると便利ですね!
私は、無印用品のトラベル用ボトル「PET小分けボトルポンプタイプ」に普段使っているものを詰め替えて持っていくことが多いです。
色々なサイズがあり、何より液漏れも今のところないのでおすすめです!(以前100均のを使ったら液漏れで困ったことがありました)
除菌スプレー、ウェットティッシュなど。
移動中に何かぱっと手を拭きたい時、レストランやカフェでの食事の際に便利です(お手拭きは基本出てこないため)。
現地でも売っているので、小さいので大丈夫です。無くなれば買い足せます◎
味噌汁、カップ麺(袋麺はこちらのスーパーでもすぐ買えます)、緑茶ティーバッグなど
私が特におすすめするのは以下の通りです!
街で見かけたドイツ語を調べて語彙力をあげましょう!持ち歩くのはアプリ辞書が便利です。
おすすめの辞書はこちらから▼
コンタクトの方は多めに持ってきておくと安心です。
ドイツの歯ブラシはブラシ部分がすごく大きいです。
こだわりのない方はいいですが、小さめのブラシをお使いの方は持ってくるといいかなと思います。
歯磨き粉 (e.Zahnpasta) もお忘れなく!
タブレット (s.Tablet)、パソコン (r.Laptop) など。
充電器 (s.Ladegerät) もお忘れなく!
こちらがないと充電が難しいです…!
ドイツはCタイプです。
ご自身の優先順位に合わせ、優先度が低いものは現地調達、高いものは持参するといいと思います。
小雨が降ることも多いので、一本手元にあると安心です。
フード付きのジャケットを持ってきて、小雨はフードでしのぐということもできます。
レジ袋は有料なので、買い物用のコンパクトなエコバックがあると便利です。
ただせっかくの機会なので、ドイツでエコバックを買うのもいいかもしれません!
シャンプー (s.Shampoo)、リンス (e.Spülung)、ボディーソープ (s.Duschgel) など。
私は特にこだわりはないので、ドイツで現地調達するのが毎回の楽しみのひとつです◎
ドイツでも普通に買えますが、気になる方は日本から多めに持ってくるといいかなと思います。
私は現地製品で困ったことはありませんが、この辺の優先順位は人によるかと思います。
毎日水を買うのはもったいないと思う人は、水筒を持っていって宿で水を入れて持ち歩くのがおすすめです◎
ドイツでは水道水を飲めますが、それに抵抗がある人や硬水に慣れていない人は、一度沸騰して、お茶にして水筒に入れるのがいいと思います。
私は沸かして冷ました水を水筒に入れることが多いです。
ちなみに現地スーパー等で水を調達する場合には、私が個人的に好きなのはvolvic(ボルヴィック)というフランスのメーカーの水です。
個人差があるかもしれませんが、ドイツの日差しは日本よりもキツく感じます。
私は目が疲れやすいのですが、サングラスをしているとすごく楽です◎
サングラスと同じく日差し対策におすすめです。ドイツの夏、年々暑くなってきている気がします…。
「帽子」を表すドイツ語が実は色々あります。
ドイツでも日焼け止めは買えますがベタベタするので、日本の日焼け止めがおすすめです!
私の周りだけかもしれませんが、意外と(?)「泳ぎに行こう」と誘われることが多いです。
泳ぐのが好きな方は一着あるといいのかなと思います。
「水着」を表すドイツ語も色々あります。
マフラー、手袋、ブーツ、カイロなど。
冬は寒いので、コートもお忘れなく!
ちなみに室内は暖房が効いていてかなり暖かく、快適です。
人によって何が必要かは異なると思いますが、例えば私が1年間ドイツ留学をしたときは(2016年の話なので参考までに)もらっていた奨学金の英語証明書や大学への受入許可証を持っていきました。
ただその後現地でビザ申請の際に追加で何か必要になり(何だったのかは忘れました…)、両親に頼んで領事館まで行ってもらいエアメールで送ってもらった経験があります。
ちなみに、最長90日以内の観光目的の滞在ならビザは不要ですのでご安心ください。私もこれまでビザを申請したのは留学の時のみで、それ以外の滞在はいつもビザなしでOKでした(最長84日連続滞在したことがありますが、これも90日以内なのでビザ不要)。
以下、ドイツ大使館公式サイトからの引用です。
Q1-2.ビザ無しで何日間滞在できますか?(日本国籍の方)
https://japan.diplo.de/ja-ja/service/1022018-1022018?openAccordionId=item-1022022-2-panel
A1-2.あらゆる入国日より180日の期間内で最大90日までの観光や訪問、商用を目的としてシェンゲン協定加盟国*に滞在する場合、ビザは必要ありません。ご自身の滞在が複数回にわたり、滞在予定期間が合算して90日を越えるかどうかわからない場合は、下記のShort-stay Visa Calculator を用いて計算ができます。
Short-stay Visa Calculator
ユーザーズガイド(PDF)
(*)シェンゲン協定加盟国:オー ストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリ ア、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、 スイス(2024年4月1日現在)
5回目のドイツ滞在にて、1番持ってきてよかったと感じているのが包丁です!
ドイツ滞在中はAirbnbでアパートを借りることが多いのですが、そこに用意されている包丁で切れ味に満足できるものに出会ったことが今のところありません^^;
ちなみに留学中は、寮で用意されていた包丁の中でパン包丁が1番切れ味がよく、1年間パン包丁で色々切っていました。
ドイツはキッチン用品が充実しているので探せばいい包丁に現地でも十分巡り合えると思いますが、日本で使い慣れているものがあれば持っていくといいのかなと思います。
機内持ち込みはセキュリティチェックで引っかかりますのでご注意を!必ず預け荷物に入れましょう。
まな板 (s.Schneidebrett) にもこだわりがある方は持ってくるといいかもしれません。
私のイチ押しは塩昆布です。きゅうりやトマトと混ぜるだけで簡単副菜になります。
特に大きな街であれば、アジアスーパーで基本的に何でも手に入りやすいです。
ただ物価高と円安とで現地調達だと3倍くらいのお値段になるので、スーツケースに入るだけ詰めて持っていっても後悔はしないと思います。
※ケチャップ (r.Ketchup)、塩 (s.Salz)、胡椒 (r.Pfeffer)、スパイス類 (s.Gewürz)、醤油 (e.Sojasoße)は普通のスーパーで手に入るので現地調達で十分かと思います。
茶葉(緑茶やほうじ茶)、ポカリの粉など。
緑茶であれば、伊藤園のティーバックは硬水でも味が出やすいので持ってきてほしいと昔知り合いに頼まれたことがあります。いいのかもしれません…!?
切れ味が悪いものが多いです(^^;)
ドイツでも買えますが、柄などのバリエーションは少ないのでお気に入りのものがある方はぜひ◎
私は友だちに頼まれて、卵焼き用のフライパンを日本から送ったことがあります。
後はお好み焼き用のフライも頼まれた経験があります。
肌に直接使うものは使い慣れたものが安心だと思います◎
私はドイツのパックをもらって、ひりひりしてすぐに外したことがあります。
洗濯ネット (s.Wäschenetz, -e) 、洗濯物を家で干すための道具(例: ロープ)など。
洗剤系は充実しているので現地調達がおすすめです。
(追記)2023年10月に行ったハワイ旅行で、アタックZERO パーフェクトスティックを持っていってみました。ドラッグストアでは小さいサイズが売っています。
滞在中に2回(1回目縦型・2回目ドラム式)洗濯しましたが、全く問題なく使えたのでかなり便利かもしれません!
タオル (s.Tuch, Tücher)、水筒 (e.Trinkflasche) などドイツでも買えるけれど日常的に使うものなどは持っていくと役立ちます。
特に日本語で書かれてあるドイツ語の参考書等をドイツでゲットするのは難しい(&高い)ため、何かあるといいかなと思います。
私のおすすめは『これならわかるドイツ語文法 入門から上級まで』です◎
とても分かりやすい文法解説書で、一冊手元にあると助かると思います。
▼その他のおすすめはこちらも参考にしてください。
海外に住むって、どれだけその国が好きだとしてもストレスが溜まるものです。
皆さんにとって好きなもの・大事なものをぜひ持って行ってください♩
現地の友だちに会う場合はお土産(s.Mitbringsel, -)を持っていく人も多いと思うので、最後にこれまで実際に喜ばれたおすすめのお土産を紹介します。
小魚が入っているアソート系はびっくりする人もいるので相手の好みを知らない場合は避けるのがおすすめです。
チョコはヨーロッパの方がおいしいと言っている友人が多いので、チョコをあげるのであれば板チョコではなく、キットカットやチョコボールなど「チョコ味の何か」の方がいいかなと思います。
また、あんこは苦手な人も多いので避けるのがベターです。
最近はアジアスーパーである程度のものは手に入るようになっています。
なので私は、現地ではまだ手に入れるのが難しそうな少しいいものを選ぶことが多いです。
また、何がほしいかは人によって違うため、「何かほしいものある?」と聞くのが1番おすすめです◎
▼Vollmondのポッドキャスト配信内でもおすすめのお土産を実際のエピソードと共にたくさん紹介しているので、もっと詳しく知りたい人はぜひお聴きください!
▼また、こちらの記事ではドイツから日本に持って帰るおすすめのお土産をたくさん紹介しています。旅行準備にぜひ♩
以上、ドイツに持っていくものリストでした。参考になれば嬉しいです!
「これもあった方がよかった」や逆に「これはなくても大丈夫だった」など皆さんの体験談があれば、気軽にご連絡いただけると嬉しいです(お問い合わせ先)。
内容・表現チェック:nico(Vollmondドイツ語講師)