
この記事では、年に1回ペースでドイツ語圏へ旅行に行っている私komachiがおすすめするドイツから日本へ持って帰ると喜ばれやすいお土産(das Souvenir, das Mitbringsel)をご紹介します。
現地のスーパーやドラッグストアで買えるお菓子や食品、コスメなどの手軽なものが中心ですので、これからドイツ、オーストリア、スイスなどドイツ語圏に行く予定の方は必見です!
対応するドイツ語も一緒に紹介するので、ぜひ現地で商品を探すときの参考にしてください♩スーパーで使えるフレーズはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
ドイツ語圏のチョコ(die Schokolade)のクオリティーはとても高いのでおすすめです!
以下、おすすめのメーカーです↓
ただ、これらの板チョコ系は日本の暑い時期に持って帰るとすぐに溶けてしまうので注意が必要です。
hanuta ハヌタやKnoppers クノッパーズのようなチョコレートウエハースだと溶けても支障がさほどないのでどんな時期でも持って帰りやすいです。
また、ウエハースのお菓子といえば、オーストリア旅行に行くならManner マンナーは必須です◎
他にはToffifee トフィフィもおいしいです。
このようにチョコレート菓子はドイツにたくさんありますが、何を買っても基本的にはおいしいので直感で選ぶのもおすすめです。
グミ(das Gummibärchen)にもたくさんメーカーがありますが、日本人に1番馴染みがあるのはHARIBO ハリボーではないでしょうか。
よく「アメリカだと思ってた!」と言われますが、ハリボーはドイツ出身です。
ドイツのスーパーにはたくさんの種類のハリボーがあり、日本に売ってないおいしそうなものを選んで持って帰るのがおすすめです。
小分けのファミリーパックも売ってあり、職場などたくさんの人に配りたい場合におすすめです。
▼グミではないですが、ハリボーのチョコマシュマロが私の一押しです。
クッキー(die Kekse)もおすすめです。
特に、Leibniz ライプニッツ、PiCK UP! ピックアップというメーカーのクッキーはどれもおいしいので、ぜひ食べてみてください。
▼ホワイトチョコ付きのこちらのミニクッキーが私のおすすめです。
クリスマスの時期によく食べるスパイスクッキー(der Lebkuchen)は、文化を感じられるお菓子です。
どれを選んでも基本おいしいですが、私のおすすめはWicklein ウィックラインのジンジャーブレッドシリーズ。日本でもカルディで買えます♩
日本でも飴(die Bonbons)で有名なWerther’s Original ヴェルタースオリジナル。
ドイツのメーカーだったんだ!と驚かれる方も多いのではないでしょうか。
クリーミーなキャラメル味がおいしいですよね。
ドイツに行った際には、ぜひ飴”以外”のお菓子をゲットしてみてください(飴は日本でも買えるので)。
▼特にこちらのクランチキャラメルは一押しです…!コーヒーによく合います。
薄く焼いた2枚のワッフルの間にキャラメルシロップが挟まっている甘いお菓子ストロープワッフル Stroopwafel。オランダ発祥のお菓子ですが、ドイツのスーパーでも買えるのでおすすめです。
そのまま食べるのもいいですが、温かいコーヒーや紅茶のカップの上にワッフルを置いてしばらく待つとキャラメルが溶けてよりおいしいです!
飲み物に浸して食べるのもおすすめです◎
「ブレーメンの音楽隊」でお馴染みの街ブレーメン(Bremen)には、Bremer Bonbon Manufaktur(ブレーメンのキャンディ工場)というキャンディ専門店があり、とてもおいしいのでおすすめです!
ドイツのスーパーではたくさんの種類のはちみつ(der Honig)が売っています。
おいしいのはもちろん、内容量も多く、日本より安く買うことができます(今は円安なので同じくらいかもしれませんが…)。
色んなはちみつを食べ比べするのが楽しいです♩
マーケットなどでその地の蜂蜜をゲットするのもいいですね!
同じくジャム(die Marmelade)もたくさんの種類があります。
スイスメーカーのMövenpick モーベンピックが有名ですが、メーカー関係なくどれも基本的には美味しいので、ジャム好きな方におすすめのお土産です。
▼ブリーチーズ(Brie)にジャムをつけてデザートとして食べるのがとてもおいしくて、滞在中の楽しみの一つです。
日本でもよく売られているアルペンザルツの塩(das Salz)もいいのですが、私がおすすめしたいのは南フランスのカマルグ地方のブランド塩です。フランス製品ですが、ドイツのスーパーでもよく見かけます。
サラダなどにかけるだけでもすごくおいしくてもう何年も愛用しています。塩好きな方や、少し意外性のあるお土産としてもおすすめです!
パスタを家でよく作る人におすすめなのが、トマトペースト(die Tomatenpaste)です。
2倍や3倍濃縮になっていて、トマトソースの味付けにピッタリで我が家の必需品です。ピザソースとしても簡単に使えます。
Mutti ムッティというイタリアのメーカーが有名で、ドイツのスーパーでも買うことが出来ます。
1~2ユーロ程で手軽に買えて、チューブタイプなので使いやすいのも嬉しいポイントです。
ただ、日本ではあまり馴染みがない商品なので、いきなりお土産でもらうと困る人もいるかもしれません。
自分自身へのお土産としてぜひご検討ください。
カップスープで定番のKnorr クノールは実はドイツのメーカーです!また、コンソメで馴染みのあるMaggi マギーはスイス出身です。
どちらも色々なインスタント食品を売り出しているので、ちょっと変わったお土産におすすめです。
▼クノールの白アスパラクリームスープは結構おいしいです。
他には、インスタントスープのHeiße Tasse ハイセタッセというブランド、お菓子作りセットなどを販売しているDr.Oetker ドクターオツカーもおもしろいと思います。
▼ドクターオツカーといえばプリンの素(写真右)が有名です。ただ正直なところ、私は何度も食べたいと思うほどおいしいと思いません^^;
写真左のKaiserschmarrn カイザーシュマーン(写真はQuarkschmarrnですがKaiserschmarrnの仲間なのでひとまとめにします)は、ふわふわパンケーキを崩して焼くオーストリアの定番デザートでとてもおいしいのでおすすめです。
乳製品は持ち込みがダメなイメージがありますが、個人消費目的で10キロ以下であれば、特別な手続きなしに持って帰ることができます(2025年2月時点)。
1-14.チーズなどの乳製品をお土産として持ち込むことはできますか。
チーズ、ミルク、クリーム、バター等は、携帯品(手荷物や預け荷物、又は別送品として持ち帰るもの)として持ち込む場合は動物検疫の対象でないため、持ち込むことができます。
https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/FAQ.html#q1-14
携帯品でない乳製品は動物検疫の対象となるため、取り扱いにご注意ください。詳細は「乳製品の検疫について」をご覧ください。
日本に比べてドイツはチーズ(der Käse)やバター(die Butter)の種類が豊富で、値段もお手頃です。気に入ったものがあれば自分自身へのお土産にぜひ!
日本に滞在しているドイツ人に「何か恋しいものはある?」と聞いて返ってくることが多い答えが、チーズとパンです。お土産にせずとも、ぜひドイツ旅行に行った際には楽しみたい食べ物です♩
これらは日本でも買うことができますが、ドイツ語圏は種類が多く、選ぶのが楽しいです。気になるものがあればお土産にいいと思います。
軽くて液漏れなどの心配もないため、お土産としてとてもおすすめです。
ドイツは紅茶(der Tee)の中でも特にハーブティー(der Kräutertee)は種類が多く、カモミールティー(
der Kamillentee)などが有名です。
スーパーで手軽に買える紅茶の有名ブランドには、Teekanne テーカンネや Meßmerメスマーがあります。
また、もう少し値段は上がりますが高品質なドイツ紅茶といえば、Ronnefeldt ロンネフェルトというブランドが有名です。日本のカフェでも時々見かけます。
丁寧な味ですごくおいしいので、紅茶好きの方はぜひ!
コーヒー(der Kaffee)だとDallmayr ダルマイヤーというブランドが有名です。紅茶もあります。
スーパーもいいですが、コーヒーや紅茶の専門店が街の中によくあるので、そこで豆や茶葉の香りを嗅がせてもらったり、「これ50g、100gください」などの会話して買い物するのも楽しくて良い経験になります。
ドイツといえばビール(das Bier)!
スーパーでも色んな種類が売っていて、地域ごとの地ビールもたくさんあって楽しいです♩
また、ドイツワイン(der Wein)もおすすめです。
フランクフルトあたりではリンゴが混じったアップルワイン(der Apfelwein)が有名で、おいしいのでぜひ飲んでみてください。
アルコール類を持ち帰る場合には規定量があるため、たくさん持って帰ると税金がかかってしまうので注意しましょう。2025年2月時点では、日本入国時のお酒の免税範囲は、760mlのボトル3本までとなっています。
また、瓶系のものだとスーツケースの中で割れてしまう可能性があるので、服などでくるんで入れたり、缶のものを持って帰ると安心です◎
液体は重いので、スーツケースの重量制限に引っかからないよう注意してください。
お風呂好きな人が日本には多いので、入浴剤は定番のお土産です。
ドイツではドラッグストアdmやMüllerにも必ず入浴剤コーナーがあり、小分け1パック1~1.5€程で買うことができます。
特にバスソルト(das Badesalz)は使い切りの小分けで売ってあるので、安くて人に配りやすい点がおすすめです。
おすすめブランドはKneipp クナイプです。
日本でも馴染みのある有名なブランドなので、抵抗なく使ってもらいやすいと思います。パッケージもドイツ語なので、ドイツを味わえるお土産でもあります。
WELEDA ヴェレダはスイス発のオーガニックコスメブランドで、日本でも買えますがドイツ語圏だと種類も多く、また値段も日本より安いです(日本の公式サイトはこちら)♩
ハンドクリーム、ボディクリーム、オイルなど色々な製品を出しているのでぜひ現地のドラッグストアやデパートで探してみてください。
ヴェレダは何より香りがいいのが個人的には一押しポイントです。人工的な香りではなく、自然で優しい香りでリラックスできます。
日本ではハンカチを持っている人が多いブランド Feiler フェイラーはドイツ製です(日本の公式サイトはこちら)。織り方が特徴的で、かわいいですよね!
ちなみに日本では「フェイラー」と呼ばれていますが、ドイツ語の発音では「ファイラー」が近いです。
一度ドイツのタオル屋さんで「”フェイラー”はありますか?」と聞くと「ない」と言われ、もしかしてと思い「”ファイラー”は?」ともう一度聞くと「それならある」と言われた経験があります^^;
また、Feilerはドイツでは日本ほど人気ではないと感じます。その時も数種類のみしか店舗になく、日本のデパートなどの方が色々な柄があるかも!?と感じました。フランクフルトには販売店があるようなので、そこではきっと色々見れると思います。
スポンジ布巾(die Schwammtücher)とは、薄いスポンジが何層にも重なった吸水性の高い布巾のようなものです。
ドイツのドラッグストアなどでかなりお手頃に購入できます。
もちろんスポンジとして食器洗い時に使ってもいいのですが、薄いのに吸収性は高いので我が家では台拭きとして大活躍中です。ドイツ留学中は食器拭きとしても使っていました。
文化を感じられる商品ですが、馴染みがないと使うハードルが高い可能性もあるので、自分用もしくはリクエストがあれば持って帰るのがいいと思います。
靴下(die Socken)やエコバック、Tシャツなど日常使いしやすいものもおすすめです。
AJONA アジョナというメーカーの歯磨き粉(die Zahnpasta)も人気なお土産としてよく聞きます。
基本的にどの観光地にもその土地ならではのポストカード(die Postkarte)が売っており、安くて荷物にもならないのでおすすめです。
現地から直接ポストで郵送するのも楽しいですよ♩
HARIBO ハリボーの熊や、die Maus マウスというドイツの国民的キャラクターのグッズは、かわいくてドイツらしさのあるおすすめのお土産です。
日本でも有名なテディベア(der Teddybär)のブランド Steiff シュタイフは実はドイツ生まれです(日本の公式サイトはこちら)。
少しお値段はしますが、せっかくなので記念にシュタイフを買ったという話もよく聞きます。
本屋さんで買うことができる以下のものもおすすめです。
▼ドイツ語学習中の方は、学習者向け雑誌 Deutsch perfekt をぜひ!私は行く度に買って帰っています◎
ドイツ人の家にお邪魔すると高確率で出会うのがお風呂のアヒルちゃん(die Badeente)です。お風呂に浮かべるのではなく、置物として部屋の隅などに飾っている人が多いです。
アヒルコーナーがある雑貨屋さんも多く、お医者さんの服を着ていたり、プリンセスの恰好をしていたりと、個性豊かなかわいいアヒルちゃんに出会うことができます。
観光地のお土産ショップに、その土地ならではのアヒルちゃんがいることも…!
アンペルマン Ampelmann とは、旧東ドイツ時代の信号マークのことで、ドイツの首都ベルリンには至るところに「アンペルマンショップ」があります。
トートバッグやグミ、Tシャツ、パスタなどアンペルマンの色々なグッズが買えるのでお土産におすすめです。
ドイツ語でアンペル(Ampel)は「信号」、マン(Mann)は「男性」という意味だよ!
ドイツ語圏ではイースター(Ostern)やクリスマス(Weihnachten)といったイベントは盛大に祝われます。
そのため、その時期特有の置物やデコレーショングッズ、クリスマスツリーのオーナメントなどもおすすめです。
お菓子作りが好きな人にはクッキー型(die Plätzchenformen)もおすすめです◎
海外からのお土産と聞くとわくわくしますよね。
ですが、その分期待値が高くなりやすかったり、人によってはもらって少し困るものもあるかと思います。
物は好みが別れやすいので、お菓子や日用品などの消耗品を渡すように私は気をつけています。
また、全く知らないメーカーやブランドだと、食べたり使用することに少し抵抗があったりすることもあるため、日本でもよく知られているブランドのお土産を選ぶようにもしています。馴染みはあるけれど日本にはなさそうな種類を選ぶと、その国との違いを感じられて喜ばれるのではないかと思われます。
いい旅になりますように♩Gute Reise!
執筆:komachi(Vollmondドイツ語講師)
執筆協力:momoka