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ゲーテB1”Schreiben”で高得点を取るポイントと勉強法

「留学したらドイツ語はできるようになる?」
「留学するとドイツ語の試験に受かりやすい?」
「ドイツ語の習得率は留学するかどうかで変わる?」
「試験は日本で受けるよりドイツで受けた方が受かりやすい?」
みなさんの中にはこのような疑問を持っていらっしゃる方も多いと思います。

私は2019年4月から9月までの半年間、ドイツのハンブルクへ留学していました。
留学の締めくくりとして受けたB1には無事合格し、点数の内訳はLesen80点、Höre67点、Schreiben89点、Sprechen61点でした。

この記事では、

について書きたいと思います。

自己紹介とドイツ語歴

はじめまして、梓(あずさ)といいます!

「エリザベート」や「モーツァルト!」などドイツ語圏のミュージカルが好きで、これらをドイツ語で見たいというのがきっかけで、ドイツ語を大学一回生のときに第二外国語として始めました。

そして大学三回生の前期(4月から9月までの半年間)、ドイツのハンブルクへ留学しました。

留学前の3月に、ゲーテのA2の試験に落ちたので、留学前の私のドイツ語のレベルはA2に満たないくらいだったと思います。

こんな私が、どうしてB1の試験を受けようと思ったのか、その理由を留学中の様子や目標と絡めてこれからお話します。

B1試験を受けるまでの道のり

4月から留学を始めて、5月には1ヶ月間ハンブルクのゲーテへ通いました。

ゲーテ(正式名称:ゲーテインスティチュート)とは、公的な国際文化機関で、ドイツ語講座とヨーロッパ内の共通資格に対応したドイツ語の試験を実施しています。(ドイツ連邦共和国大使館総領事館HPより)

いわゆるドイツ語の語学学校で、ここが実施する試験がゲーテドイツ語検定試験というものです。

5月の末にこのA2の試験に合格しました。

この頃から、単語も文法も簡単なよく使うものを覚えて、ドイツ語が少し分かるようになってきました。

しかし少し分かるようになるということは、ドイツ語が分かっていないということも明らかになるということです。

今まで雑音としか聞こえていなかったものの中に、分かる単語や聞き取れる部分はあるのですが、全部は絶対に理解できないのです。

そのもどかしさや、5月に比べてドイツ語の伸び率は低くなってきたことで、半年の中で一番病んでいた6月でした。

そんな6月を変えるため、7月に1ヶ月間、またゲーテに通うことにしました。

そして留学の締めくくりとして、8月中旬にあるB1の試験を受けることを決めました。

B1の試験がどういうものかは、この記事を読んでみてください。

Goethe-Zertifikat試験B1の傾向と対策

Schreiben高得点のポイント&勉強法

私はSchreibenがよかったので、例えば、どのようにすれば高得点が取れるのか、どこに気をつければよいのか、普段どのような勉強をすればいいのか、などSchreiben高得点のポイントを書きたいと思います。

問題の要求を満たす

まず一番大事なことは、問題がなにを要求しているのかを把握することです。

Schreibenは自由作文のように思えますが、そうではなく、問題文が書くべきことを指示しています。

指示されたことを過不足なくドイツ語で書き表すことが一番重要です。

単純な文章は控える

二つ目は、幼稚な表現になりすぎないということです。

ichばかりで始めてしまうと単純で幼稚な文になってしまいます。

そこで私は、weilやwennやalsなどを副文を使った文章を書くようにしました。

副文についてはこの記事を参照してください。

als,wennを使った「副文」の作り方

ドイツ語をドイツ語のまま覚える

そして最後に、あまり難しい表現を使わないことです。

これをするために私は普段勉強するときから、テキストや過去問の解答で出てきた文や表現を丸覚えして、文の形を覚えるようにしていました。

書きたい内容を日本語で考えてそれをドイツ語に直すより、ドイツ語で、もっと言えばドイツ語の例文を思い浮かべて、それをそのまま書くと、間違いが少なく減点されにくいので、試験についてはこのやり方がおすすめです。

私が使っていたテキストは、Netzwerk B1(Klett出版)です。

これはゲーテで使っていたテキストです。

どのようなテキストでもいいので、自分が使っている一冊をやり遂げるのがおすすめです。

ドイツと日本で試験の雰囲気は違うのか

日程の関係で、試験はハンブルクではなくブレーメンで受けました 。

ドイツでは日本よりも試験が色々な場所でたくさんの日に開催されているので、希望の日に試験を受けやすいと思います。

ブレーメンはハンブルクから電車で2時間弱で着きます。

ドイツで、しかも初めて行くブレーメンという街で試験を受けるのは不安でした。

しかし、試験の前日にしたタンデムで、タンデムパートナーにブレーメンの街や交通について教えてもらっていたし、試験を受けに行くというよりも、観光に行くような気持ちで、ワクワクしていました。

受験者について

受験者は少なく10人程でした。

また全てのモジュールを受けない人もいるので、最後のSprechenまでいたのは、8人くらいだったように思います。

日本でA2を受けたときは、30人くらいだったので、驚きました。

受験人数の違いに加えて、いろいろな国の人がいたことが、日本との大きな違いだと思います。

また、彼女の受験を応援しに来た彼氏が控え室にいたのは外国らしかったです。

他には、Brexitの影響でイギリスから数年前にドイツに来て、ビザを取るためにB1の証明が必要だから受けに来たというイギリス人がいました。

私は彼とSprechenでパートナーになったのですが、これも日本では多分ない興味深い出来事 でした。

このパートナーはそうではなかったのですが、ドイツ語にそれぞれの国の母国語なまりが出ることは多いと思います。

実際、ゲーテで一ヶ月のコースを受けていたときのクラスメートには、ドイツ語が少し聞きにくい人もいました。

しかし試験では、聞き取れない部分をどうやって聞き返すか、理解するかも重要な評価ポイントになっていると思います。

試験の雰囲気

日本との違いで他に挙げられるのは、試験場の雰囲気でした。

試験が始まる前に試験の注意事項を言うのはもちろんですが、アドバイスまで言ってくれました。

例えば、Lesenの前には、「分からない問題があっても止まりすぎるのはよくない!」とか、Hörenの後には、「これは早いしあんまりはっきり喋ってないから、難しかったねー。」など。

このように試験監督が空気を和ませてくれていました 。

試験後について

全ての試験が終わった後、せっかくブレーメンまで来たのだから、と「ブレーメンの音楽隊」の像を見に行きました。意外と細くて驚きました。

ご存知の方も多いと思いますが、実はこの像、一番下のロバの足を触ると幸運が訪れるそうです。

「試験に受かりますように」と触って、ハンブルクへ戻りました。

留学したことは合格の役に立ったのか

留学したことは合格の役にもちろん立ったと思います。

留学してドイツでドイツ語を勉強するのは、日本で勉強するよりも、メリットがあるからです。

ドイツ語に触れる時間が増える

まず、ドイツ語を聞く時間が自然と長くなることです。

街に出れば、スーパーに行けば、電車に乗れば、意識せずとも必ずドイツ語を聞くことになります。

周りがドイツ語に溢れていることは、日本ではないことです。

勉強時間が増える

二つ目は、ドイツ語を勉強する時間が増えることです。

日本にいて普通に大学生をしていれば、毎日の課題、バイト、友達との約束で、毎日忙しいと思います。

それに対して、一般的な留学では、取る授業数も日本より少ないだろうし、バイトも多くの人はしないと思います。

そういう理由で、時間が日本にいるときよりも増えると思うのです。

タイムリミットがある

そして最後に、私はこれが一番大きいメリットだと思うのですが、時間の制限を感じるということです。

留学は限られた期間で、常に終わりが見えています。

普段の生活でこういう「終わり」や「ゴール」を意識することはあまりないのではないでしょうか?

期限があるからこそ、勉強計画や目標を立てて、それに向かって努力できるし、モチベーションを保てると思います。

Vollmondのすすめ

留学と同じような環境を作ることができるのがVollmondの会話レッスンだと思います。

このレッスンは全てドイツ語で行われるので、ドイツ語で考えてドイツ語で話す習慣がつくと思います。

また、月5回20分ずつとレッスンの回数が決まっているので、時間を意識した濃密な勉強ができるし、日々の勉強のペースを作ることができると思います。

Vollmondの会話コースについてはこちらから:
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おわりに

これまで私は自分の意見を書いてきましたが、みなさんは、どう思いますか?

留学に意味があるのか、ドイツ語を上達させるにはどうしたらいいのか、留学することでそれは叶えられるのか。

その答えは、人によって異なりますが、その人の経験に基づいてその人が自分で出した答えは、きっと正解なのだと思います。

Vollmondでは老若男女 様々な方がご自身のペースでドイツ語を勉強しています^^

ドイツ語が必要な人もそうでない人も、日本にいる人も海外にいる人も、ひとりでも多くの方がアクセスできるドイツ語教室を私たちは目指しています。ぜひ一緒にドイツ語を勉強しましょう☺︎

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