Hallo! ドイツ語講師のkomachiです。
「ドイツで仕事(ワーホリ)をしたいのですが、どうやって仕事探しをしたらいいですか?ドイツ語力はどのくらい必要ですか?」という質問をいただくことが多いです。
答えは「職種・職場による」なのですが、実際にどんな職種があって、どのように仕事探しをすればいいのか、この記事で紹介していきます。
ドイツで働いた経験のある日本人の方々の体験談もたくさん載せているので、ぜひ参考にしてください。
目次
実店舗に貼ってある求人案内や、気になる会社をネットで検索して直接応募する方法もあります。
先ほど紹介した求人情報サイトに応募を載せていない会社やお店もあるので、直接「募集してないですか?」と聞いてみたり、ホームページを覗いてみるのがおすすめです。
また、直接仕事に繋がるかは分かりませんが、積極的に外に出てみることも大切だと思います。
思いがけない素敵な出会い・発見があるかもしれないからです。
私自身、ドイツのホストファミリーに出会ったきっかけは、留学先の街で開催されていた地域のイベントでした。
たまたま「もしかして日本から来たの!?私たち日本が大好きでね!」と声をかけられ、その後何かの話の流れで私が寮をもうすぐ出ないといけず帰国までの間住む場所を探している旨を伝えると「空いてる部屋があるからおいでよ!」と誘ってもらったという経緯です。
留学中に1番仲良かった友だちとの出会ったのも、外を歩いていたら「もしかして日本出身…?日本にすごく興味があって、少し話さない?」のような感じで声をかけられたのがきっかけでした。
その後一緒に話しながら寮に向かって歩いていたら、なんと同じ寮・部屋は目の前ということが発覚し、最終的にはほぼ毎日会うくらいに仲良くなりました◎
環境やタイミングもありますが、知り合いや友だちからの紹介で仕事を始める人も多いです。
働きたいと思っていることや、仕事探しをしていることを普段から周りの人に伝えておくと、意外と「こんな仕事があるけどやってみない?」と声をかけられることがあるかもしれません。
エージェントに登録して、自分の条件や希望に合う求人を紹介してもらうのも一つの方法です。
日本でも就活や転職の際には、エージェント経由で仕事探しをする人が多いと思います。
ドイツにはたくさん日本食レストランがあります。
私がドイツ語をこれまで教えてきた生徒さんも、日本食レストランで働いている方が多くいました。
接客フレーズはある程度決まっており(マニュアルを用意してくれている店舗もよくあるようです)、職場は日本人が多いため、ドイツ語がまだ初級レベルの方でも挑戦しやすい職種だと思います。
ワーホリで1ヶ月語学学校に通い、デュッセルドルフの日本食レストランで約7ヶ月正社員として働いています!
英語もしくはドイツ語が話せないと家探しがより大変なので、寮が完備してある会社に就職しました。
求人探し、オンライン面接や語学学校の手配は渡独前にしました。求人サイトはMixBのみ利用していました。
現在ドイツ語はA1レベルですが、会社からマニュアルを配布されるので仕事中のドイツ語はさほど困らないです。しかし、お客様にハウスルール等を説明する際は英語を使ってしまうことが多いです。
ワーホリビザで渡独し、最初の半年は語学学校に通い、後半の半年間は日本人経営のレストランでバイトをしていました。
このバイトは現地で知り合った日本人の方から紹介してもらいました。
telcB2取得とバイト開始時期はほぼ同じくらいでした。
仕事では、レストランでよく使うフレーズを覚えてしまえばほぼそれしか使わないので、接客に関してはあまり困りませんでした。電話で予約を受ける時も大体みんな言うことは同じなので、そこも大丈夫でした。
とはいえ、お客さんが世間話を始めたり聞き取りづらい喋り方をする人からの電話とかだと結構辛かったです。
店長がすごく理解のある優しい日本人の方でした。
有難いことに今でもたまに当時一緒に働いていたメンバーと店長とご飯を食べに行ったりもしています。
当時のドイツ語レベルはA2〜B1でした。
働き始めた頃はコロナ禍でもあった為、電話対応が多く始めは緊張しましたが数をこなしていくうちに決まったドイツ語は出来るようになりました。
最初は困ることも沢山ありましたが、レストランではお客さんと積極的に沢山コミュニケーションを取る以外は割と決まったフレーズを使うので、働き始めた頃は従業員の方にお客さんによく使う最低限必要なドイツ語を聞いてそれだけは完全に暗記して、レストランで使うフレーズや単語のメモをしてそれを常にポケットに入れていました。(最終的にそのメモを勤務中に見なければいけない場面は殆どありませんでしたが、御守りの様に持っていました。)
もちろんドイツ語が出来るに越したことはありませんが、ドイツ人のお客さんも日本人が働いている日本食レストランでドイツ語が拙いせいで怒ったり不快な気持ちになるという事は滅多に無いと私は思っています。
実際私もお客さんが怒って帰るというような事は一度もありませんでした。
これは日本でもドイツでも同じですが接客自体を丁寧にする事が何よりも大事で、ドイツ語もしっかり勉強しながら日々働いているとそれに対して不満や怒りを感じる人はいないはずです!もちろん努力は必要ですが。
私は Japanische Restaurants in Frankfurt とネットで検索してお店のホームページを見つけてそこのメールアドレスに、アルバイト(Minijob)がしたいとメールを送りました。
アルバイトを募集してるかどうかも分からずダメ元でしたが、私は運良くそのレストランの店長が私の送ったメールに返信してくださり面接で採用となりました。
メールだと全く目を通されず見落とされてしまう事もあります。電話を出来るのであれば、ドイツでは電話が早くて確実なのでおすすめです!
また、ドイツではレストランの入り口や窓に求人が貼られてることが多いです。
渡独後しばらくして「ご縁があり日本語を教えることになりました!」という生徒さんを私自身これまで何名か見てきました。
日本語を話せる人を探している学校や人は意外とドイツに多いのかなと思います。
授業スタイルや教えるレベルによってはドイツ語力自体はあまり大事ではないかもしれませんが、Vollmondにもよく「ドイツ人の生徒が多いため習いたい」「授業内では必要ではないが、(教えに行っている)学校や家庭とのやり取りで必要だから習いたい」と日本語の先生がドイツ語を勉強しに来てくれていることを踏まえると、ある程度できるとスムーズなのかもしれません。
VHS(Volkshochschule:市民学校)で日本語コースの講師として働いていました。
日本語を習いたいとVHSに申し込んできた方に、日本語を教える仕事です。
前任者の紹介で、ドイツ語に関してはB2の学習中の頃に引き受けた仕事でした。
例えば、12回コースが成立したら、時給分×12で計算して報酬をいただいていました。
自分が教える側の立場にも立ってみて、ドイツ語の学び方もいろいろな視点から考えられるようになったと思います。
何より、日本を知りたい、日本語を学びたい!という人たちのお役に立つことができるやりがいのある仕事だと思いました。
ある程度ドイツ語ができるようになったら、地域のVHSに「日本語講師の募集はありませんか?」と問い合わせてみるのも仕事を始める一つのきっかけになると思います。
ドイツ語よりも英語力を重視する職場もドイツでは増えています。
英語がビジネスレベルで堪能な方であれば、英語での求人を探してみるのもおすすめです。
本項目執筆にあたり、ドイツを中心とした欧州の日系企業向けの人材紹介会社Career Managementさんにご協力いただき色々と教えていただきました。ありがとうございました!
オフィスの公用語が英語のグローバルな会社も最近はドイツに増えており、英語力としてはビジネスレベルを求められます。
その場合、ドイツ語力は必須ではなく、あればベターという位置付けです。
※経理・総務などの職種では英語力よりもB2もしくはC1以上のドイツ語力が必須とされることが多いです。
また、社会人経験が少なくとも1~2年程度はある方が仕事の可能性が広がります。
「新卒採用」という考えはドイツではあまりメジャーではありません。いつかドイツで働きたいと考えている人は、まずは日本で社会人経験を積むのもいいかもしれません。
英語採用で特によく応募があるのは、メーカーや商社の営業・営業アシスタント、エンジニアなどです。
特に営業アシスタントは、全くの未経験だったとしても人柄重視で採用されることもあるそうです。
他には、物流会社からの求人も多いです。
輸出入に関するルールが複雑なため、日本で貿易実務に関する仕事をしていて少しでも知識がある方は、歓迎される可能性が高いです。
求人の探し方は最初に紹介したような、Indeedのようなサイトを活用したり、LinkedInなどのSNS経由、家族・友人からの紹介、そして人材紹介会社にサポートしてもらう方法があります。
表には出ていない、人材紹介会社内で内密に進んでいる求人もあります。
「ドイツで働きたいけど、どうしていいか分からない」と悩む方は、ぜひCareer Managementさんのようなエージェントを一度頼ってみてはいかがでしょうか^^
応募してから内定が出るまでは会社によって異なり、早く決まる時もあれば数ヶ月かかることもあります。
渡独後できるだけすぐに働きたい場合には、日本にいる間にオンライン面接等をして内定をもらってから渡航することもできます。
内定が出て契約後、労働許可や滞在許可(ビザ)を申請する必要がある場合は現地の外国人局で申請手続きをします。
この申請を経て実際に業務開始となるまでは2ヶ月ほどかかることが多いです。
詳しい流れは以下の通りです。
①日本在住等で何もビザ(滞在許可)を持っていない状態で内定が出た場合
②ワーホリや学生ビザなど滞在許可がありドイツにいる(住民登録がある)場合
今現在ドイツでフルタイムで働いています。
ドイツの大学院(全くドイツ語ではない)を卒業して、今のマーケティング、営業事務の仕事に至ります(途中英国系企業でも働いていました)。
主にLinkedInとIndeedを使って求人を探していました。
その他にもドイツの日系のリクルート系企業も活用していました。
在学の最後の一年にすこしづつ求人を見始め、実際に就職活動に力を入れはじめたのは修論を終えてからです。
たまたま卒業とパンデミックが重なってしまい、移民局やビザなどのこともあり、実際に内定までに一年以上かかりました。
今のドイツ語力はB1からB2レベルです。
仕事はほぼ英語なので業務に問題はないですが、ドイツの企業なのでコミュニケーションの面でドイツ語はできるにこしたことはないと感じております。
ドイツは履歴書の形式がないので、履歴書のスタイルでも自分のスタイルで勝負できます。
大体内定までに2〜3回面接があるようなのですが、企業によって幅がある気がします。
3年ほど前から、フリーランスでバレエスタジオでのバレエピアニストの仕事をしています。
昨年までは2年、音楽教室での小学生向けのピアノのレッスンも併せてしていました。
ちなみに私は音大は出ていません。
またどちらの仕事も、人とのご縁でやることになったので、実は就職活動はしていません。
旅の途中でドイツに移住することにしたので、ドイツ語はほぼゼロでドイツに来て、最初に語学学校に7ヶ月通いました。
私のドイツ語はまだまだあやしいのですが、なんとかドイツ語だけで働けています。職場では私以外はドイツの方なので、実践で鍛えてもらっている感じです。
どんなことも心を開いてチャレンジしてみると、意外な扉が開くと思います。
皆さまが素敵な経験ができますように!
私は今ドイツにワーホリビザで滞在しながら、トリマーとして働いています。
日本でトリマーをとして働いていたので、こちらでも同じ仕事がしたい!と思い、直接ドッグサロンを探して履歴書を持ち込み、働きたいんです!と交渉しました。
特に求人などが出ていた訳ではないですが、運良くオーナーさんがトリマーを探していたらしく、雇ってもらえました。
ドイツ語は4ヶ月ほど語学学校で学び、まだまだ足りないですが、それでも何とか働けています。
私のように技術系のお仕事の方(美容師さんなど)は求人が出ていなくても思い切って交渉にいってみると良い結果に繋がるかもしれません!
Ausbildungは日本語で職業訓練と訳され、企業で実際の仕事を学びながら、学校で理論的な知識を身につける制度です。
▼詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
最近Ausbildungを始めました。
最初はワーホリビザで渡独し、最初の半年は語学学校にB2まで通い、telcB2を取得しました。
後半の半年間は日本人経営のレストランでバイトをしていました。
その後ビザが切れる前くらいにAusbildungがしたい!となりAusbildungsplatzsucheの滞在許可を申請したのですが通らず…。しかし6ヶ月の仮ビザが貰えたのでその期間でAusbildungを探しました。
Ausbildungを探して履歴書などを送るとき、一緒に合格証を送ってドイツ語が少しは話せることをアピールしましたが、働き始めると周りはみんな「英語の方がいい?」と聞いてくれたので、もしかすると職場によってはドイツ語がそんなにできなくてもAusbildungができるのかもしれません。
Ausbildungを探すときはFacebookや働きたい会社のHP、インスタなどを見て片っ端から履歴書と志望動機関連の書類を送りました!
Ausbildung.deとBundesagentur für die Arbeitでも募集を探していました。
表立った募集がなくてもメールで問い合わせたりもしました。
その結果として今働いているところとは別の会社でPraktikumをすることができたので、とりあえず連絡してみるといいのかなと思います。
私はマールブルクに1年間交換留学生として滞在していました(2020年3月〜)。
その後日本食レストランでの仕事も経て、ある人からAusbildung というシステムがドイツにあるという事を教えていただきそのチャンスにも巡り会えてKaufmännische Ausbildungを始め、今年の夏で3年目で来年の夏には修了する予定です。
このAusbildungの名前を具体的に言うと、Kauffrau, -mann für Büromanagementといいます。
会社経営、アカウンティング、マーケティング、カスタマーコミュニケーションなど、全体的に幅広い分野を学んでいます。
私が現在勤務している会社では主に、医療機器からワイン、ビール産業などで使う製品や機械などをお客さんに販売していて、私は主にAngebote, Aufträge を書いたり請求書を作成したり、お客さんからの電話やメール対応をしています。
もちろんAusbildungなので、アカウンティングの部署に行ったり様々なSchulungを同僚としたり、会社で行っていることは様々です。
Ausbildungを始めた当時のドイツ語力はB1〜B2でしたが、初期にすごくドイツ語で苦労したので最低でもB2程度のドイツ語力があるといいかなと思います。Ausbildungが始まると学校でも職場でもドイツ語のみ(職場ではたまに英語)です。
はじめはとても大変でしたがドイツ語はもちろんやらざるを得ない環境に毎日置かれていると自然と急成長しました。
仕事探しは、まず自分で色々動いてみることが大切だと思います。
ネットで探してメールや電話で直接連絡をとる、又は近くに知り合いの方が居ればにその方達に聞くのもとてもおすすめです。
ドイツでは意外と人脈で仕事を見つけたりチャンスを貰えたりすることが多いので、私はいつでも色んな方とのコネクションを大切にしています。
求人は今丁度Step stoneというサイトを見ています!
Vollmondで昔働いてくれていたShota先生は理学療法士のAusbildungを修了されています。
詳しい体験談はこちらの記事をぜひ!
lebeninde.mizuさんがDuales Studiumという制度について教えてくれました。
▼詳しくはご本人の投稿のキャプションをご覧ください。
追加質問で、応募に際して語学力制限はあるのかどうか聞くと、以下のようなお返事をいただきました。
募集要項に語学力制限は書かれていませんが、この採用は基本的にはドイツ人学生を対象としているので彼らと同様のドイツ語力が求められます。
さらに採用後は企業からお給料をいただきながら大学生になるので、大学応募要件を満たしている必要もあります。
私の場合は日本で大学の学位を取得済みなので問題なく手続きできました。(といっても、翻訳や認証など自分でやらなければいけない準備はたくさんあります。)
ドイツ語力としてはC1を取得済みですが、それでも採用面接で100%相応しい応答ができたかは分かりません。
面接の前にあるテストもドイツ語ですので、そこで引っかかると次のステップに進めない可能性も大きいです。
仕事が始まってからは常にドイツ語が必要になりますし、大学の手続きも授業も全てドイツ語です。
ですので最低でもC1は必要になると思います。
求人を探す段階ではAusbildungとDuales Studiumを両方見たかったのでAzubiyoやAusbildung.deなどを常にチェックし、自分の興味がある分野と住んでいる地域に合わせてどんな会社でどの分野での募集があるのかを調べました。
例えばVollmondのオンラインドイツ語講師の内、約半数はドイツ語圏在住です。
語学力条件はC1以上です。
こちらのポッドキャスト配信では日本語で詳細をお話ししていますので、興味のある方はぜひお聴きください。
ドイツ語講師として一緒に生徒さんをサポートしたい方、ご応募お待ちしております!
習得したドイツ語と母語である日本語を活かした翻訳業にも興味がある方は多いかと思います。
こちらのポッドキャスト配信では、30年以上プロのドイツ語特許翻訳者として活躍されるトランスユーロ株式会社代表加藤さんに翻訳者になるための方法を教えてもらいました。
さて、ここまでいかがだったでしょうか。
貴重な体験談をシェアしてくださった皆さま、本当にありがとうございました!
ドイツ語オンラインレッスンの受講生募集中 🇩🇪 ♪
自然なドイツ語を身につけるためには、練習が欠かせません。
先生と一緒に会話練習を繰り返し、学んだ表現を自分のものにしていきましょう♩
Vollmondは日本人講師が多いので、初心者の方でも安心して受講できます。