ドイツ語の語彙力と表現力をもっと伸ばしたいなぁ。
そんな時はメモリーツリーを活用して、自分だけの単語集を作るのがオススメだよ!
この記事では語彙力アップにおすすめのメモリーツリー勉強法を紹介します。
紙とペンさえあれば今すぐできるので、ぜひ試してみてください!
目次
勉強法や記憶術として広まってきたメモリーツリー。
学校などでやったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マインドマップという手法に基づいており、やり方も似ています。
用紙の真ん中にテーマとなる言葉を書き、その周りに関連する語彙を書いていきます。
テーマごとに見やすく語彙をまとめられ、復習しやすいです。
また自分で実際に単語を書くことで、単語帳を読むだけよりも学習効率が高いのが特徴です。
ここまで、簡単にメモリーツリーについて説明してきましたが、読解と組み合わせることで更に効率よく単語を覚えられます!
そもそもどのような文献を読めばいいかわからないという方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
それでは早速、こちらでも紹介されているリーディング勉強法の流れに沿って、どのような手順を踏んでメモリーツリーを活用していけばよいか見ていきましょう。
はじめは、理解できない部分があっても大丈夫!そのまま辞書を使わないで2~3回ほど読みましょう。
何度か読むうちに、1回目には分からなかったところがわかるようになることもあります。
その際、分からない単語やキーワードだと思う単語に線や印をつけていきます。
(後で自分が分かるなら、どんな方法でも構いません)
タブレットなど、直接線を引ける端末をお持ちでない場合は、印刷して書き込むことをお勧めします。
印刷機をお持ちでなくてもコンビニ等で気軽に印刷できます。
ペンを使って積極的に手を動かしましょう!
これは印刷して書き込んだものをスキャンしました。
読解でチェックすべき箇所
自分でどの種類の単語にはどんな印をつけるか予め考えておくといいね!
まずは、ステップ1で「後で調べる単語」印をつけたものを中心に辞書を使って調べながら読み進めていきます。
その時に「これもテーマに関連している単語だな」とテーマに関係する語彙を見つけたら、後で見分けが付くよう線を引いたり丸で囲っておきましょう。
その段階が終わると、このようになっています。
タブレットなどで書き込むなら有料アプリですが Good notes がおすすめです!
ここまで出来たら、いよいよ単語をまとめていきます。
ルーズリーフなど、何にまとめてもいいですが、ここでも重要なのは実際に手を動かして書くことです。
スマホなどのメモ帳等を使うよりも、自分で書くことをおすすめします。
例えば、こちらでは宗教に関する語彙を集めています。
神道や信仰といった言葉は書かれていますが、「興味がある」といったような言葉は含まれていません。
このようにして、テーマに関係あるものだけを選んで書いていきます。
また、見たら意味がわかる単語には日本語訳を書く必要はありません。
重要なのは、知っている単語でもテーマに関するものはメモリーツリーに加えるということです。
なぜなら、知っているということと、それを実際に使えるということは全く別だからです。
また、テーマに合う語彙が出来るだけたくさん書かれていることで、見返したときにより分かりやすくなります。
テーマに直接関係はないけど覚えておきたい単語は周りの空いているスペースを活用できるといいですね。
自分の単語帳なんだから正解はないよ!好きなように作り上げよう♩
リーディングの勉強法として、最後に音読をしましょう。
声に出して読むことで、更に内容の定着が望めます。
見たら分かるのに聞いたら分からない・・・
という経験をした人も多いはずです。
それはスペルのみ頭に入り「目」では習得済みだけど「耳」にとっては新しい単語に過ぎないからです。
また、スマホで入力するより手書きが効果的であるように、自身の体を使って学習すると定着は早くなります。
メモリーツリーに書きだした単語も、大きな声で読んでみましょう!
ドイツ語レッスンでは、予習として記事を読みそれについて授業内で先生とドイツ語で話すことも多いです。
アウトプットに最適な方法です。
読解力・スピーキング力・語彙力、思いつくだけでも3つの力を伸ばすことができますね◎
ひとりでは勉強をする気になかなかならない、話す機会も設けたい方はこの機会にぜひ Vollmond で一緒にドイツ語を勉強しましょう♩
「実際に読んだ文章に出てきた」実体験を伴う読解でインプットし、メモリーツリーでアウトプットを行うこの方法は記憶に残りやすく、定着を促進させることができます。
そういうわけで「単語帳を1時間するくらいなら読解を1時間する方がおすすめです」と生徒さんには伝えることが多いです(逆に単語帳は10分など短い時間制限を設けると◎)。
「単語帳に出てくる単語、本当に使われてるのかな?」と思う時はありませんか?
今回紹介した方法だと、実際に使われている単語を抽出できるのでより実践的です。
更に、使われている文章も何度も読むので日常生活にも生かしやすくなります。
「ドイツ語レッスンの復習には何をしたらいいだろう」
と何かしたいけど分からない人にもおすすめです。
その日のレッスンで出てきた単語をまとめて自分で書き出すだけでもかなり実践的な勉強になります!
今回は、暗記法の一つであるメモリーツリーと読解を組み合わせ勉強法について解説しました。
2つを合わせることで、より効率よく効果的に単語や表現を学べます。
メモリーツリーのポイント
ぜひこの方法を活用して、語彙力・表現力を伸ばしましょう!
ドイツ語オンラインレッスンの受講生募集中 🇩🇪 ♪
自然なドイツ語を身につけるためには、練習が欠かせません。
先生と一緒に会話練習を繰り返し、学んだ表現を自分のものにしていきましょう♩
Vollmondは日本人講師が多いので、初心者の方でも安心して受講できます。
執筆:komachi(Vollmondドイツ語講師)
執筆協力:Saaya