理由・原因を表すドイツ語の使い方(denn, weil, deswegen, wegen etc.)

今日はドイツ語で理由原因を表せるようになろう!

weilやdenn、deswegenなんかだよね?いつもごちゃ混ぜになっちゃう…。

1つ1つを丁寧に見ていけば大丈夫。じゃあ早速始めよう!

今回は、ドイツ語学習の際につまずくことも多い、「原因や理由を表す方法」についてまとめてみました。

具体的には denn、weilやda、deshalbやdeswegen、wegenなどを用いた表し方を見ていきます。

それぞれの違いに気をつけながら、それぞれをマスターしていきましょう!

並列接続詞 denn を使った表し方

1つ目は denn を使った方法です。denn は「というのも…だからだ」と言う意味で、ある発言の根拠を話し手の立場から補足的に説明するときに使われます。

「並列接続詞」というものに分類され、und や aber などと同様に語順は 【 denn + 主語 + 動詞 】となります。

それでは、例を見てみましょう。

 Peter ist gestern nicht gekommen, denn er war krank.

 (ペーターは昨日来なかった、というのも彼は病気だったから。)

 Ich komme später, denn ich habe noch einiges zu tun.

 (後で参ります、まだやることがいくつかありますので。) 

従属接続詞 da や weil を使った表し方

2つ目は da や weil を使った方法です。どちらもは「…だから」「…ために」と言う意味です。da と weil のそれぞれの特徴は、以下の通りです。

  • da … 大抵は聞き手も知っているあまり重要でない事柄や事実が理由・原因であり、補足的に述べるのによく使われる。文は da 副文で始めることが多く、その場合、コンマの直後には主文の定動詞が置かれることに注意。
  • weil … 直接の論理的な理由・原因であり、聞き手にとって新しい事実を述べる際によく用いられ、”Warum?(なぜ?)”と聞かれた時に対して答える場合にも使われる。weil 副文は後続することが好まれる。

da も weil も「従属接続詞」というものに分類され、語順は 【 da/weil + 主語 定動詞 】 となります。

例を下に挙げます。

 Da Peter krank war, ist er gestern nicht gekommen.

 ((君も知っての通り)ペーターは病気だったから、昨日来なかったんだ。)

 Peter ist gestern nicht gekommen, weil er krank war.

 ((君は知らなかっただろうけれど)ペーターは病気だったから、昨日来なかったんだ。)

  

話し言葉では、【weil+主語+定動詞 ~. 】の語順になることがあるよ。

ただし、weilが主文の後に置かれる場合にのみになるので気をつけてね。

例)Peter ist nicht gekommen, weil er war krank. 

副詞 deswegen や deshalb などを使った表し方

3つ目は deswegen や deshalb、darum や daher を使った方法です。他には also, dadurch, somit などもこの仲間です。それぞれ「それゆえに」「だから」と言う意味で、理由を述べた後に deswegen 等を使って文をつなげます。

「だから」「そのため」というと接続詞のように感じやすいですが、副詞に分類され、そのため語順は【 deswegen等 定動詞+主語 ~ 】となります。

例を示します。

 Peter war gestern krank, deswegen ist er gestern nicht gekommen.

 (ペーターは昨日病気だった、だから彼は昨日来なかった。)

 Ich hatte heute kein Frühstück. Deshalb habe ich Hunger.

 (今朝は朝食を取らなかった。そのためお腹が空いている。) 

 ※deswegen等の前は .(ピリオド) で区切ることも ,(コンマ)で区切ることもできます。

会話では「だからか!」「それでか!」と言うときに des の方にアクセントを置いて “Deswegen!” “Deshalb!”と言うこともできるよ。

例)A: Warum ist Peter so gut gelaunt?

    (なぜペーターはあんなに機嫌が良いの?)

  B: Weil er gestern seine Lieblingsschauspielerin getroffen hat.

   (昨日大好きな女優さんに会ったんだよ。)

  A: Ach, deswegen!

    (ああ、それでか~!)

前置詞 wegen を使った表し方

4つ目は前置詞の wegen を使った方法です。「…のために」「…のせいで」と言う意味で、その後ろには原因・理由となる2格の名詞(3格を取る場合については後述)を置きます。

例で確認してみましょう。

 Peter ist gestern wegen seiner Krankheit nicht gekommen.

 (ペーターは病気のために昨日来なかった。)

 Ich bin wegen des schlechten Wetters zu Hause geblieben.

 (私は悪天候のため家に留まった。)

口語でもwegenの後に3格が続くことがありますが、それ以外の場合にも以下の場合には3格を取ります。

人称代名詞が続くとき

  例)Ich musste wegen ihm nach Hause fahren.

   (私は彼のせいで家に帰らなければならなかった。)

冠詞などのついていない複数名詞が続くとき

  例)Sie ist wegen Geschäften nach Indien geflogen.

   (彼女は仕事のためインドへ行った。)

「~の」という意味が付いた名詞が続くとき

 例)Sie konnten wegen Manuels lautem Schnarchen nicht einschlafen.

   (彼らはマヌエルのうるさいいびきのせいで眠りにつけなかった。)

aufgrund+2格名詞(あるいは aufgrund von +3格名詞)や infolge+2格名詞(あるいは infolge von +3格名詞)でも wegen のように理由や原因を表すことができるよ。

例)Peter ist gestern aufgrund seiner Krankheit nicht gekommen.

まとめ

では最後に、重要なポイントをもう一度見てみましょう。

分類表現意味語順
並列接続詞dennというのも…だからだdenn + 主語 + 定動詞 ~
従属接続詞da, weil…だから、…ためにda + 主語 ~ 定動詞
副詞also, dadurch, daher, darum, deshalb, deswegen, somitそれゆえに、だからdeswegen + 定動詞 + 主語 ~
前置詞aufgrund, infolge, wegen…のために、…のせいでwegen + 2格名詞

いかがでしたか。

ぜひ様々な場面で使ってみてくださいね!

また、ドイツ語には他にもたくさん接続詞があります。
他の接続詞にも興味がある方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。

deshalbやweilの違いを頭では分かっていても、実際口に出すと分からなくなる方も多いのではないでしょうか?

ドイツ語のスピーキング力を高めるには、アウトプットを普段から行っていくのが大切です(^^)

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この記事を書いた人:Yuna

東京外国語大学でドイツ語を専攻、在学中はエアランゲン大学に交換留学する。大学卒業後は教員として仕事をし、ドイツに生活拠点を移した際にオンライン講師業を開始。現在は0歳児の子育てをしながら、記事執筆や添削業務を行う。

皆さんの知識を整理したり、語彙を増やしたりして、使える表現を増やすお手伝いができれば幸いです(^^)