「私はバスを待っている」はドイツ語で Ich warte den Bus. かな?
惜しい!実は「〜を待つ」と言うためには、前置詞 auf が必要なんだ。warten auf + 4格 で初めて「〜を待つ」という意味になるんだよ◎
そうなんだ。他にも前置詞が必要な動詞ってあるの?
もちろん!更に、前置詞の後ろに3格と4格のどちらが来るのかも一緒に覚える必要があるね。
ドイツ語には前置詞 Präposition を伴って意味を成す動詞 Verb が存在し、前置詞の後ろには3格 Dativ もしくは4格 Akkusativ が続きます。
今回はドイツ語初級〜中級(A1, A2, B1)レベルで覚えておきたい動詞と前置詞の組み合わせを、例文と共にまとめました。さっそく確認していきましょう!
目次
私はバスを待っています。
Ich warte auf den Bus.
彼はその質問に答えます。
Er antwortet auf die Frage.
自分自身に気をつけて!
Pass auf dich auf!
↑上のaufpassenと同じ意味で、こちらもよく使われます。
いつも自分の言葉選びに注意しています。
Ich achte immer auf meine Wortwahl.
私は私の仕事に集中しています。
Ich konzentriere mich auf meine Arbeit.
▼再帰動詞の解説記事はこちらです。今回は再帰動詞もたくさん登場します!
私たちはそのパーティーをとても楽しみにしています。
Wir freuen uns sehr auf die Party.
私は君を信頼しているよ。
Ich verlasse mich auf dich.
彼女は今日自分の旅行について書いています。
Sie schreibt heute über ihre Reise.
私たちは天気について話すのが好きです。
Wir sprechen gern über das Wetter.
私のおばあちゃんは彼女の子供時代について語ることが好きです。
Meine Oma erzählt gern über ihre Kindheit.
彼女はそのプレゼントをとても喜んでいます。
Sie freut sich sehr über das Geschenk.
彼はその隣人にイライラしています。
Er ärgert sich über den Nachbarn.
私はよく自分の将来について考えています。
Ich denke oft über meine Zukunft nach.
彼はドイツ文化に興味があります。
Er interessiert sich für die deutsche Kultur.
私は君の助けに感謝します。
Ich danke dir für deine Hilfe.
彼女は自分の子どもたちの世話をしています。
Sie kümmert sich um ihre Kinder.
私は教授に推薦状を頼みます。
Ich bitte den Professor um eine Empfehlung.
アンナはマックスに恋をしました。
Anna hat sich in Max verliebt.
私はいつも君のことを考えているよ。
Ich denke immer an dich.
彼女は愛を信じています。
Sie glaubt an die Liebe.
an + 4格ではなく、glauben + 3格で「〜を信じる」という意味でも使うことが出来ます。
彼女は彼を信じています。
Sie glaubt ihm.
彼女はまだその日のことを覚えています。
Sie erinnert sich noch an den Tag.
彼女はあるドイツ語コースに参加しています。
Sie nimmt an einem Deutschkurs teil.
後で登場する、sich4 beschäftigen mit +3格 とほとんど同じ意味になります。
彼はあるプロジェクトに取り組んでいます。
Er arbeitet an einem Projekt.
私は9時に仕事を始めます。
Ich fange um 9 Uhr mit der Arbeit an.
彼は喫煙をやめます。
Er hört mit dem Rauchen auf.
私たちは明日友達と会います。
Wir treffen uns morgen mit Freuden.
彼らはよく彼らの隣人と喧嘩しています。
Sie streiten sich oft mit ihren Nachbarn.
先ほど登場した arbeiten an + 3格とほとんど同じ意味です。
私はあるプロジェクトに取り組んでいます。
Ich beschäftige mich mit einem Projekt.
君はクモが怖い?
Hast du Angst vor Spinnen?
über +4格(Akkusativ)でも登場しましたが、von + 3格(Dativ)の前置詞も取ることができ、どちらも「〜について語る」という意味になります。
von + 3格で使われることが比較的多いです。
私のおばあちゃんは彼女の子供時代について語ることが好きです。
Meine Oma erzählt gern von ihrer Kindheit.
彼女は世界一周旅行を夢見ています。
Sie träumt von einer Weltreise.
私は私の子どもの宿題を手伝っています。
Ich helfe meinem Kind bei den Hausaufgaben.
私たちは私たちの友達を夕食に招待します。
Wir laden unsere Freunde zum Abendessen ein.
日本はヨーロッパには属しません。
Japan gehört nicht zu Europa.
※JapanもEuropaも冠詞は必要ありません。
ちなみに、gehören に zu + 3格ではなく、gehören + 3格で「〜のものである」という意味でも使うことが出来ます。
このカバンは私のものです。
Diese Tasche gehört mir.
私たちは良いレストランを探しています。
Wir suchen nach einem guten Restaurant.
彼はいつも私に私の意見を尋ねます。
Er fragt mich immer nach meiner Meinung.
今回紹介した前置詞と動詞の組み合わせを最後にまとめて振り返りましょう!
前置詞 | 動詞と意味 |
---|---|
auf+4格 | warten「〜を待つ」 antworten「〜に答える」 aufpassen「〜に注意を向ける」 achten「〜に注意を向ける」 sich konzentrieren「〜に集中する」 sich freuen「〜を楽しみにする」 sich verlassen「〜を信頼する」 |
über+4格 | schreiben「〜について書く」 sprechen「〜について話す」 erzählen「〜について語る」(von+3格も取る動詞) sich freuen「〜を嬉しいと思う、喜んでいる」 sich ärgern「〜について怒る」 nachdenken「についてよく考える」 |
für+4格 | sich interessieren「〜に興味を持つ」 danken 人3格「〜の〇〇に感謝する」 |
um+4格 | sich kümmern「〜を気にかける、世話をする」 bitten 人4格「〜に〇〇を頼む」 |
in+4格 | sich verlieben「〜に恋に落ちる」 |
an+4格 | denken「〜のことを考える」 glauben「〜の存在を信じる」 sich erinnern「〜を思い出す、覚えている」 |
an+3格 | teilnehmen「〜に参加する」 arbeiten「〜に取り組む」 |
mit+3格 | anfangen「〜を始める」 aufhören「〜をやめる」 sich treffen「〜と会う」 sich streiten「〜と喧嘩する」 sich beschäftigen「〜に取り組む」 |
vor+3格 | Angst haben「〜を怖がる」 |
von+3格 | erzählen「〜について語る」(über+4格も取る動詞) träumen「〜を夢見る」 |
bei+3格 | helfen 人3格 「〜の〇〇を手伝う」 |
zu+3格 | einladen 人4格「〜を〇〇に招待する」 gehören「〜に属する」 |
nach+3格 | suchen「〜を探す」 fragen「〜を尋ねる」 |
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執筆:komachi(Vollmondドイツ語講師)
執筆協力:momoka