難しくない!keinとnichtの使い分けを解説

 

問題です!Das Wetter ist heute (  ) gut.(今日は天気が良くない)という文で、()の中に入れるのは何でしょう?
えっと、nicht かな!いや、待って… kein かもしれない!どっちだっけ…

 

kein と nicht はときどきこんがらがるよね〜ポイントを抑えれば難しくはないから、サラッとおさらいしよう!

 

今回は、ドイツ語の「否定」の言葉である keinnicht の使い方を解説します。作文や会話中にこんがらがってしまう人も多いかもしれませんが、実はそんなに複雑なルールはありません。

以下で kein と nicht の違い、それぞれの意味・使い方をまとめましたので、例文と一緒にサクッと理解してしまいましょう♪

 

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kein とnicht の使い分け

kein と nicht の使い分けを一言で表してみます。

 

kein:名詞の否定

nicht:それ以外(動詞、形容詞等)の否定

とっても大雑把に言ってしまえば、これだけです。

 

英語の no と not の使い分けに似てるんだよね
確かに、I have no money.(+名詞)は言うけど I like you no.(正:I don’t like you.)は言わないもんね

 

以下で、それぞれ深掘りしていきます。

kein を使う場合

kein は、特定されていない名詞、正確に言うと、

  • 不定冠詞(ein / eine / einen など)がつく名詞
  • 冠詞がつかない名詞(食べ物・飲み物など)

を主に否定します。

 

不定冠詞がつく名詞の否定

《肯定文》
Ich habe einen Bruder.
私には1人の兄(弟)がいる。

《kein を使った否定文》
Ich habe keinen Bruder.
私には1人も兄弟がいない

 

冠詞がつかない名詞の否定

《肯定文》
Ich trinke Bier.
私はビールを飲む。

《kein を使った否定文》
Ich trinke kein Bier.
私はビールを飲まない

 

このように、何らかの名詞の数量がゼロであることを表すのが、kein の主な役割です。

 

本当は、上のような例文でも「nicht」を使って別のニュアンスを表すことができるんだけど、それについてはあとで説明するね!

 

kein の活用

kein は、所有冠詞の mein や dein などと同じ「不定冠詞類」に属し、以下のように活用します。

男性中性女性複数
1/ Nkeinkeinkeinekeine
4/ Akeinenkeinkeinekeine
3/ Dkeinemkeinemkeinerkeinen
2/ Gkeineskeineskeinerkeiner

 

(参考)ドイツ語不定冠詞類ein,mein,keinの活用はこう覚える【総まとめ】

 

nicht を使う場合

次に、nicht を使う場面について解説します。

nicht は kein を使う場合以外の否定の表現で、たとえば次のような単語を否定するときに用います。

  • 動詞
  • 形容詞
  • 特定された名詞(定冠詞、所有冠詞などがついたもの)

 

①動詞

《肯定文》
Ich tanze.
私はダンスをする。

《nichtを使った否定文》
Ich tanze nicht.
私はダンスをしない

 

②形容詞

《肯定文》
Das Wetter ist heute gut.
今日は天気が良い。

《nichtを使った否定文》
Das Wetter ist heute nicht gut.
今日は天気が良くない

 

③特定された名詞

「特定された名詞」は何かというと、所有冠詞(mein, dein等)や定冠詞類(der, dieser等)がついている名詞のことです。

《肯定文》
Ist das dein Buch? – Ja, das ist mein Buch.
この本は君の?- そう、私の本だよ。

《nichtを使った否定文》
Ist das dein Buch? – Nein, das ist nicht mein Buch.
この本は君の?- いや、私の本じゃないよ

 

nicht と kein 両方使える場合

以上のように、基本的には単純なルールで使い分けられるのが kein と nicht です。

最後に、少しややこしいパターンに触れておきましょう。

kein と nicht どちらも使える場合です。

 

たとえば、

  • Ich trinke kein Bier.
  • Ich trinke nicht Bier.
  • Ich trinke Bier nicht.

この2つの文は、どちらも「私はビールを飲まない」という意味を表していますが、以下のような違いがあります。

 

Ich trinke kein Bier.

1番普通かつ自然な表現です。

 

Ich trinke nicht Bier.

→ 不自然で違和感があります。Ich trinke nicht Bier, sondern Wein.(ビールではなくてワインを飲みます)のような場合は言うことができます。

ただし、この場合もより正確にいうと Ich trinke kein Bier, sondern Wein. の方が望ましいです

覚えよう!nicht A, sondern B:AではなくB

(参考)おさえておきたい接続詞フレーズ|ドイツ語中級

 

Ich trinke Bier nicht.

→ 自然とはいえませんが、言うことができます。

「ビールは飲まないと言ってるじゃないか!(Ich trinke Bier NICHT!)」など、強調したい場合に使えます。ただし強調したい言葉(=Bier)があるのであればそれは1番はじめに置く方が自然です: Bier trinke ich nicht 。

 

えー、ややこしい!
慣れるまでは、名詞=kein / それ以外=nicht という覚え方がわかりやすいかもね。

 

練習問題

以下 1 – 12 の文を nicht または kein を使って完成させてください。

日本語での意味も考えてくださいね♩

  1. Ich habe ____ Auto.
  2. Das ist ________ mein Auto.
  3. Ich gehe heute_________ spazieren.
  4. Anna hat ________ Zeit.
  5. Luis kann _______ schwimmen.
  6. Das Bild gefällt mir ___________ .
  7. Meine Schwester hat ____________ Kind.
  8. Sie fährt ________ gut Auto.
  9. Das ist ________ gute Idee.
  10. Ich fahre morgen ___ nach Berlin.
  11. Herr Wolf isst ________ Fisch.
  12. Fahr bitte _______ so schnell!

 

まとめ

今回は、否定語 kein と nicht の使い分けについての解説でした!

例文を覚えたり会話で使いながらサクッと身につけちゃいましょう〜!

 

覚えよう!

kein:特定されていない名詞(不定冠詞がつくor 冠詞がつかない名詞)

nicht:それ以外(動詞、形容詞、特定された名詞)

わからなくなったら、何度もこの記事を読み返してね♪

 

 

 

 

この記事を書いた人:凡さんす

「勉強」や「学問」頑張る人向けに文章書いてる大学4年生のブロガー・ライターです。来年秋から、英国エセックス大学の修士課程で紛争解決学の研究をしてきます。趣味でドイツ語を学び、勉強開始から3ヶ月で独検4級取得。

Twitter(@academicocktail)

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編集:めい(Vollmondドイツ語講師)