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ドイツ語の語彙力・表現力は類義語を使って鍛えよう!【B1以上向け】

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なんだかいつも同じ単語ばっかり使ってるなあ~

じゃあさ,いつも使う単語と似てる意味の“類義語”を勉強してみない?

類義語か,表現の幅も広がるしよさそう!

類義語はとっても大事!

言語を習得していく上で単語を覚えることは必要不可欠です。

でも、膨大な量の単語を覚えるのはすごく大変だし、勉強してもたいてい次の日には忘れて、いつも同じ単語ばかり使っていませんか?

そんな悩みを解決する1つの方法として“類義語”の勉強をおススメします!

その理由として以下の3点が挙げられます。

  1. 単語を関連付けて覚えることができる
  2. 単語と単語の細かい意味の違いや使用方法が理解できる

そして何より、類義語を知るためには必要以上に辞書を引かなければなりません!

そのため、必然的に勉強する時間も増えます!

実際に類義語を勉強してみる

類義語の重要性は分かったけど、実際どうやって勉強するの?

じゃあよく使う動詞「machen」と「die Aufmerksamkeit」から始めてみよう!

例①課題をする:machen

例)
A: Was hast du gestern gemacht?
B:Ich habe gestern meine Hausaufgabe gemacht.

A:昨日は、何したの?
B:昨日は宿題をしたよ。

「machen」には様々な意味がありますが、この例文では課題や仕事をするという意味で使われています。

しかし、この意味を表現する動詞は「machen」だけではありません!

⑴sich mit 3格 (einer Aufgabe, einem Problem) beschäftigen

C: Ich habe mich gestern mit meiner Hausaufgabe beschäftigt.

この例文は例文Bと同じ意味ですが、比較的長い時間をかけて課題に取り組んだというニュアンスが強まります。

⑵ eine Aufgabe erledigen

D: Ich habe gestern meine Hausaufgabe erledigt.

この例文と例文Bもほとんど同じ意味ですが、義務である課題をする/終わらすという意味を強調したいときに使います。

⑶ eine Aufgabe schaffen

E: Ich habe gestern meine Hausaufgabe (endlich) geschafft.

この例文と例文Bはどちらも課題をしたという意味ですが、この例文ではやり遂げるという意味が強調されます。

そのため、カッコ内で示している単語「endlich (ついに,ようやく)」などを用いることでよりその意味が強まります。

例②注意を向ける:Aufmerksamkeit

少しレベルアップして、注意を向けるの類義語ついても勉強しましょう。

注意・注目の意味を含む単語として、die Aufmerksamkeit は様々な場面で使われます。

例えば、プレゼンテーションの最後にVielen Dank für Ihre Aufmerksamkeit(ご清聴ありがとうございます)と言い、自分の発表に注意を向けてくれたことを感謝します。

一方で、「die Aufmerksamkeit」の他にも注意を向けるという意味を表現する方法はあります。

⑴ auf 4格 Rücksicht nehmen

例)Du solltest mehr auf andere Teilnehmer Rücksicht nehmen.
訳)もっと他の参加者に気を遣った方がいいよ

この表現は、他者の感情や要求に注意を向ける時に使用することで、他者への配慮を示すことができます。

⑵ auf 4格 aufpassen, auf 4格 achten

例)Kannst du bitte kurz auf meine Tasche aufpassen?
訳)少し私のカバンを見といてくれない?

この表現は、悪いことが起きないように注意を向ける時に使用します。

例えば、図書館でトイレに行きたいけど、カバンが盗まれないか不安な時に、隣に座っている人に自分のカバンに注意を向けておくよう頼んでみましょう。

以上のように、同じ単語ですべて表現するよりも文脈や場面によって単語の使い分けを行うことで、より具体的な表現が可能になります。

類義語の効率的な勉強方法!

類義語を勉強する上で効率的な方法を1つ紹介します。

類義語でマインドマップ

マインドマップ(mindmap)とは、言葉と言葉の関係を図式化して頭を整理する方法です。

類義語を効率的に関連付ける一つの手段として、おススメです。

以下に、「machen」とその類義語でマインドマップをした具体例を示します。

図のように、名詞と動詞の組み合わせで類義語をマッピングしていくと理解しやすいですね!

ノートに書いてみたり、アプリを使ってみたり、自分自身のやりやすい形で試してみてください。

おすすめの勉強法はこちらの記事をご確認ください▼

類義語「das Synonym」の調べ方

最後に、類義語を調べる方法を3つ紹介します。

①人に聞く

もし、あなたの周りにドイツ語話者やドイツ語の先生がいて、例えば「die Aufmerksamkeit (注意・関心) の類義語が知りたい場合は次のように尋ねてみてください。

Was ist ein Synonym für Aufmerksamkeit?
▶︎Aufmerksamkeitの類義語は何ですか?

そして、例えば相手が、「die Achtsamkeit (注意深いこと)」を類義語の1つと答えた場合、その2つの単語の意味や使い方の違いを尋ねることも重要です。

Was ist der Unterschied zwischen „die Aufmerksamkeit“ und „die Achtsamkeit“?
▶︎AufmerksamkeitとAchtsamkeitの違いは何ですか?

この単語間の細かな意味や使い方の違いはネイティブの方に聞くのがおすすめです!

Vollmondには日本人講師も多く在籍しています。
日本人講師のドイツ語レッスンでは複雑なドイツ語のニュアンスも日本語で理解することができるのでおすすめです◎
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②オンライン辞書を使う

類義語を尋ねる相手が身近にいないという場合は、辞書で類義語を調べましょう。

以下が、オンラインで使える辞書です(類義語が表示されない場合もあります)。

ドイツ語初心者で日本語か英語で単語を調べたい方
TAKOBOTO

ドイツ語中級者でドイツ語か英語で単語を調べたい方 (英語をドイツ語訳してから類義語を探せます)
woerterbuch.info

ドイツ語上級者でドイツ語のみで単語を調べたい方
openthesaurus.de
duden

The free dictionaryのDeutsches Wörterbuchという独独辞書のサイトが個人的には一番おススメです。

無料のアプリ版もあります。

類義語の他に対義語、動詞の活用も表示されるので便利です。

Vollmondの過去の記事でも、「おすすめ独和辞典の紹介について」と「独独辞典の使い方について」紹介してあります。

参考にして、自分にとって一番使いやすい辞書を見つけてみてください!

③ネット検索する

辞書をいちいち引くのは面倒だなという場合は、「単語 Synonym」で検索してみてください。

例えば、先ほど紹介したerledigenを「erledigen Synonym」のように検索してみると、erledigenの類義語が掲載された様々なサイトが表示されます。
その中から、分かりやすいサイトをピックアップするのも良い方法の1つですね!

まとめと注意点

類義語はあくまで類義語であり、完全に同じ意味ではありません!
“どこに意味の違いがあるのか”、“どの場面で使うのが適切か”を 常に意識して勉強することがとても重要です。

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自然なドイツ語を身につけるためには、練習が欠かせません。
先生と一緒に会話練習を繰り返し、学んだ表現を自分のものにしていきましょう♩
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この記事を書いた人:こなつ

大学では社会心理学を専攻しながら,第二外国語としてドイツ語を勉強しました。秋からは,ドイツの大学院に進学する予定です。

内容・表現チェック:nico(Vollmondドイツ語講師)

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