
この記事では、3ヶ月に1度の頻度でドイツへ荷物を送る私komachiが、おすすめの郵送方法と料金、発送までの手順を丁寧に説明します^^
大体いつも、ドイツに住む友だちへのプレゼントとして、日本のお菓子や雑貨などを送っています。
ですので、同じように友だちや家族、パートナーに贈り物を送りたい人向けの記事です◎
この記事で扱っているのは、2025年12月22日時点での情報です。
郵送可能な荷物のサイズ・配達日数・料金などは、今後変更される場合があります。最新の情報は、日本郵便の公式サイトにてご確認ください。
▶️ 郵便 料金・日数を調べる
目次
まずはじめに、ドイツへの代表的な発送方法の違いを表にしてみました。
日本国内で荷物を送る時は、重量よりも箱の大きさによって料金が大きく変動しますが、国際郵便の場合は、何よりも重量が一番の決め手です。
なので、プレゼントは軽いものを選ぶようにするのがおすすめです!
また、船便は安いですが到着まで時間がかかるので、本記事では主に、使う人が多い航空便の比較をしていきます。
| 発送方法 | 郵送方法 | 大きさ | 重量 | 日数 | 送料 | 追跡 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| EMS | 航空便 | 長さ1.05m 長さと横周の合計2m | 30kgまで | 6日前後 | 高い | ◯ |
| 国際小包 | 9日前後 | |||||
| 船便 | 2ヶ月前後 | 安い | ||||
| 国際eパケットライト | 航空便 | 長さ+幅+厚さ=90cm ※長さの最大は60cm | 2kgまで | 5~21日程度 |
発送方法の簡単なまとめ
色々ありすぎて分からない…となる人向けに、私がよく使うおすすめの発送方法をこれから紹介します。
プレゼントなどを送る場合、重量が2キロまでの場合に使える「国際eパケットライト」が安い&おすすめの郵送手段です。
値段はなんと、最大4,300円です!
▼料金表はこちらです。100g単位で細かく料金設定がされています。
| 重量 | 料金 |
|---|---|
| 100gまで | 880円 |
| 200gまで | 1,060円 |
| 300gまで | 1,240円 |
| 400gまで | 1,420円 |
| 500gまで | 1,600円 |
| 600gまで | 1,780円 |
| 700gまで | 1,960円 |
| 800gまで | 2,140円 |
| 900gまで | 2,320円 |
| 1,000gまで | 2,500円 |
| 1,100gまで | 2,680円 |
| 1,200gまで | 2,860円 |
| 1,300gまで | 3,040円 |
| 1,400gまで | 3,220円 |
| 1,500gまで | 3,400円 |
| 1,600gまで | 3,580円 |
| 1,700gまで | 3,760円 |
| 1,800gまで | 3,940円 |
| 1,900gまで | 4,120円 |
| 2,000gまで | 4,300円 |
国際郵便で1番ドキドキするのが「ちゃんと届くかな?」という不安だと思いますが、追跡サービスも付いているので安心です◎
ちなみに、これまで何度も国際郵便を利用してきて、相手の手元に届かなかったトラブルは一度もありません◎
でも、届いたよ!という報告をもらうまでは毎回ドキドキですし、追跡サービスをこまめにチェックして「今多分家の近くの郵便局にあると思うよ」という連絡をしたりはします。
デメリットは、サイズ条件があることくらいですが、小さめの段ボールであればサイズ条件は割と普通にクリアできます。
長さ+幅+厚さ=90cm
郵便局公式サイトより引用 https://www.post.japanpost.jp/int/service/epacketlight.html
(許容差 2mm)
ただし、長さの最大は60cm
(許容差 2mm)
a (長さ) 60cm
a+b+c=90cm
重さも2キロまでなので、これくらいの大きさの段ボールで結局ちょうどいいことが多いです。
▼こちらは実際に送ったものですが、これくらいであれば入りました。

EMS(国際スピード郵便)は一番速い郵送方法なので高そうなイメージがありますが、重量によっては国際小包より安いです◎
そのお得な重量は後ほど一覧で紹介しますが、私が一番重宝しているのは「2キロ〜2.5キロまで:7,750円」です。
国際eパケットライトに比べると高いですが、速いのでEMSは1番安心感があります。
郵送費で7000円かあ…とも思いますが、特別な時にしか送らない場合などは、これも必要経費と捉えています。
もっとたくさん送りたいときには、国際小包「3キロまで:8,150円」を使うこともあります。
8000円となると高く感じますが、先ほどのEMSと結局500円くらいしか変わらないので、せっかくだからもう少し色々入れて国際小包にしよう!とすることも多いです。
ちなみにEMSだと、2.5キロ〜3キロまでは8,800円なので、この場合は国際小包の方が安いです。
ドイツに住んでいる家族へ重たいものを送りたいときなどは、「国際小包」で「船便」を選択すると安いです。
デメリットは、航空便ではなく船便なのでゆっくりで、到着までに2〜3ヶ月かかることです。
今すぐ届けたい場合には向きませんが、保存期間の長いお菓子を送りたい場合や、次のシーズン用の服を送る場合などにおすすめです。
実際に私が留学で1年ドイツにいたときは、両親が船便でお菓子や服などをこまめに送ってくれて、とても助かりました。到着がゆっくりなので、受け取る頃には存在を忘れていることも多く、いい意味でサプライズ感がいつもありました◎
▼料金一覧は以下の通りです。
8000円を出しても、航空便だと3キロまでしか送れないのに、船便だとなんと11キロまで送れてしまいます…!
| 重量 | 船便(国際小包) |
|---|---|
| 1.0kgまで | 2,500 |
| 2.0kgまで | 3,100 |
| 3.0kgまで | 3,700 |
| 4.0kgまで | 4,300 |
| 5.0kgまで | 4,900 |
| 6.0kgまで | 5,500 |
| 7.0kgまで | 6,100 |
| 8.0kgまで | 6,700 |
| 9.0kgまで | 7,300 |
| 10.0kgまで | 7,900 |
| 11.0kgまで | 8,300 |
| 12.0kgまで | 8,700 |
| 13.0kgまで | 9,100 |
| 14.0kgまで | 9,500 |
| 15.0kgまで | 9,900 |
郵便局に持ち込んだ荷物は、そのままその場で量られて、その重量によって発送料金が決まります。
なので、安く送りたいなら家で予め量っておいて、調整しておくのが大事です◎(意外と重くて料金も高くなりそうだったら荷物を減らしたり、重さに余裕があれば何か荷物を足したり)
私はいつも軽い場合はキッチンスケール(調理用はかり)、重い場合は体重計を使っています。
大事な注意点として、例えば「2.5キロまで」の重さ料金で送りたい場合、下の画像のように「2.5キロ」と表示されていたら「2.4キロ」と表示されるまで減らしましょう。
※段ボールやガムテープの重さも含みます。

私は、郵便局で測ってもらうと「2530g」と30gオーバーしていたために、「2.5キロまで」は適用されず、「3キロまで」の料金を支払うことになったことが過去にあります…。(本当に嫌であれば、一度家に持ち帰って詰め直して、登録作業などをもう一度やり直してから再度郵便局に行く、という手もあります。)
EMS、国際小包(航空便)、国際eパケットライトの重量と料金をまとめました。
各行ごとに、一番安い料金は太文字にしています。
※友だちへのプレゼントを送るのに船便を使うほど時間的余裕のある人は少ないと思うので、船便は省きましたが、1キロを超えるなら船便が一番安いです。
| 重量 | EMS | 国際小包(航空便) | 国際eパケットライト |
|---|---|---|---|
| 500gまで | 3,150 | 3,850 | 1,600 |
| 600gまで | 3,400 | 3,850 | 1,780 |
| 700gまで | 3,650 | 3,850 | 1,960 |
| 800gまで | 3,900 | 3,850 | 2,140 |
| 900gまで | 4,150 | 3,850 | 2,320 |
| 1.0kgまで | 4,400 | 3,850 | 2,500 |
| 1.25kgまで | 5,000 | 6,000 | 3,040 |
| 1.5kgまで | 5,550 | 6,000 | 3,400 |
| 1.75kgまで | 6,150 | 6,000 | 3,940 |
| 2.0kgまで | 6,700 | 6,000 | 4,300 |
| 2.5kgまで | 7,750 | 8,150 | |
| 3.0kgまで | 8,800 | 8,150 | |
| 3.5kgまで | 9,850 | 10,300 | |
| 4.0kgまで | 10,900 | 10,300 | |
| 4.5kgまで | 11,950 | 12,450 | |
| 5.0kgまで | 13,000 | 12,450 |
ドイツ宛の国際郵便では、注意することが意外と多くあります。
知らずに送ってしまうと、返送・没収・受取拒否になることもあるため、事前に必ず確認しておきましょう。
ドイツ宛の国際郵便では送れないものが色々あるので注意してください。
▼意外なものとしては例えばこちらです。
禁止品目は変更されることもあるため、発送前には必ず公式情報をご確認ください。
「これ送っても大丈夫かな?」と不安なときは、事前に郵便局のお客様サービス相談センターへ問い合わせるようにしてくださいね^^
私も何度か利用したことがありますが、丁寧に教えてくれますよ!
電話が混み合っていることも多いですが、日時を変えてかけ直せば繋がりますので、ぜひ試してみてください。
個人から個人への、友だちへのプレゼント郵送であっても、ドイツで関税がかかる場合があります。
具体的には、内容品の合計金額が45ユーロ(日本円で7500円程度)を超えている場合、ドイツで受け取る人が関税を払わないといけないので、高すぎるものは送らないようにするのも大事です。
※45ユーロまでであれば、非課税で免除されます。
個人が送る小型荷物の大半は贈物として扱われます。次の条件を満たす物は免税令(第25条~第27条)の定めにより関税が免除され、税関手続も不要です。
- 内容物の総額が45ユーロを超えないこと
- 特定の品目については、定められた範囲を超えないこと
- 個人から個人に宛てた不定期の荷物であること
- 無償の荷物であること(受取人は一切の支払、反対給付その他の給付を行わないことが免税条件であるため、物々交換等は課税対象となります)
- EUの関税領域およびヘルゴランド島以外から発送されたものであること
- 個人使用または受取人宅での消費のみを目的とし、かつ商業目的との疑いを生じさせない程度の形態と量であること
分割できない内容物単体の価格が45ユーロを超える場合は、全額に課税されます。
ドイツ連邦共和国大使館総領事館「ドイツへの郵便物」ページより引用
後述する発送作業時に、送るものを一つ一つ登録していくのですが、その時に値段を書く欄があります。
そこをチェックされたり、怪しい場合(申告された値段が違っていそうな場合)は中身を見られることもあるそうです。
私は日本円で合計4000円以上にならないように気をつけており、これまで友だちが関税を払わないといけなかったことはありませんでした。
万が一届かなかった場合のダメージを減らす意味でも、このくらいの値段が安心だと感じています。
最初に紹介した発送方法のうちどれにするのかを決めておきましょう!
それによって用意するプレゼントの大きさや重量が変わるためです。
決めたら、先ほどの注意点に気をつけながら、大きさや重さに合うようにプレゼントを買います。
私はいつもネットショッピングで届いた段ボールでちょうど良さそうな大きさのものがあれば処分せずキープしています。
家に段ボールがない時は、スーパーに段ボールをもらいにいくこともあります。
①で決めた発送方法で決められている大きさの条件を満たすように注意しましょう。
※EMS・国際小包であれば大体の大きさは大丈夫です。
荷物を段ボールに詰めてきれいに入るか&重さは大丈夫か確認します。
多すぎるor重すぎる場合は減らして、まだ余裕がある場合はまた買い出しに行くことが多いです。
また、この段階で、料金・日数を以下日本郵便の公式サイトで念の為調べておくと安心です◎

先ほど一度段ボールに詰めたものを、内容登録のために一度全て出します。
初めて登録作業をする場合は30分くらいかかると思うので、時間に余裕がある時に行いましょう。
また、発送予定日がまだまだ先の場合は、最後の「発送予定日」が選べないかもしれないので、前日か数日前の作業がおすすめです。
アカウント未作成の方は、会員登録から始めます。
▼こちらは、スマホ用のページ画面です。
これから先もスマホページを参考に手順解説をしますが、パソコンでも同じだと思います。

ログイン後は、次の情報を順に入力していきます。
以下の情報を入力します。
名前や住所は自由記述ですが、アルファベットで登録するのをおすすめします。
→一度入力したら、最後の「この情報を既定値とする」にチェックをしておくと、次回以降は自動表示されるのでとても楽です。
住所のアルファベットでの書き方:
日本では、都道府県→市区町村→番地の順ですが、アルファベット表記ではこの逆、つまり小さい単位から大きい単位へ並べます。
例:日本語の住所
〒○○○-○○○○ 東京都△△区××町1丁目2-3 テストハイツ101号室
→アルファベット表記にすると…
101, Test Heights
1-2-3 ××-cho, △△-ku
Tokyo ○○○-○○○○
JAPAN
以下の情報を入力します。
私は「州名」と「電話番号」をいつも空欄で送っていますが、特に問題はありません。心配な方は入力しておきましょう!

また何か送る可能性がある相手であれば、最後の「この情報をアドレス帳に追加する」にチェックをしておくと便利です。
次回以降は上部のボタン「アドレス帳から選択する」より、送り先を選ぶだけで済みます♩
予め決めた発送方法を選択しましょう!

内容品種別は「贈物」を選択します。

ここが一番大変な作業ですが、乗り越えたら送れますので、がんばりましょう!
「内容品1」を開き、「一覧から選択」ボタンを押す。
項目自体は自分で手動入力もできますが、必ず「一覧から選択」より選ぶようにしましょう。
なぜなら、画面中部にあるHSコードが自動入力されるからです!任意項目ですが、ドイツに送るなら必須です。郵便局でも必ず確認されます。

登録したい内容品を検索する。
※例として、グミを探してみます。

▼かなり細かいものまでしっかり登録されているので、当てはまるものが何もなくて困った経験はこれまでありません。

「これなんて検索したらいいんだろう…」と悩むときは、その商品の裏の商品情報に書いてある「名称」欄を見るのがおすすめです。
例えば私は、お菓子のラムネを送りたかった時、「ラムネ」と調べてもヒットしなかったのでパッケージを見ると「清涼菓子」とありました。
さすがに「清涼菓子」で検索しても何も出ませんでしたが、「菓子」で調べると「砂糖菓子」が出てきたのでそちらを選びました。
「確定」ボタンを押すと先ほどの画面に戻るので、未入力の「1個あたりの価格」「個数」を入力する。
※「1個あたりの重量」は書かなくてOK!

内容品名(例だと Gummi Candy)の日本語訳を忘れてしまいそうな人は、メモしておくと安心です。※後で郵便局に行ったとき、聞かれることがあるため。
この容量で、「内容品2」以降も登録していきましょう!
登録し終わったものはもう一度段ボールに詰めていくようにすると、何を登録済みで何がまだなのか分かるのでおすすめです。

内容登録が終わったら次のページに進み、以下の情報を入力していきましょう。

次に、「内容確認」を押して登録内容の最終確認をして、間違いがなければ「内容確定」ボタンを押します。
もし修正事項があれば、この段階で修正できます。
最後に、発送時に郵便局で必要な二次元コードの番号・URLを自分のメールアドレス宛に送る画面が出るので、メールアドレスを入力して「メール送信」を押しましょう!

すぐにメールが届くので、来ているか確認します。
郵便局に段ボールを持って行って、「国際郵便でドイツまで送りたいです」と伝えましょう。
「事前に登録されてますか?」や「HSコード登録していますか?」と聞かれるので、「しています」と答え、事前にメールに届いたリンクを読み取って出てきたQRコードまたは番号を見せます。
その後、署名をする書類が色々出されるので、4枚ほど署名をします。
先ほど登録した内容品の確認もここで入ります。
「この英語はなんていう意味ですか?」などよく聞かれるので、答えられるようにしておきましょう!
最後に、荷物の重さがグラム単位で測られます。
ここで出た重さをもとに、値段が決定します。
私は家の体重計で「2.5キロ」と出ていたものを持っていって、「2530g」などで30gオーバーしているため「2.5キロまで」が適用できないことがあったので皆さんはお気をつけて…。
最後にお会計をして、終了です!
会計は最近はカード払いも対応しているのでとても楽になりました^^
控えに書いてある「お問い合わせ番号」を使って、今どこに自分の荷物があるのか以下サイト上でいつでも確認できます。
▼こんな風に、いつ・どこにあるのかが反映されます。

私の経験上、日本からドイツに送った荷物はかなり予定通りちゃんと到着します。
ただ、友だちの住んでいる地域の近くにあるはずなのにまだ到着連絡がない場合などは、一言友だちに声をかけると、実は「取りに来て」という手紙が来ていた、ということもよくあるので要チェックです。
逆に、ドイツから日本宛に送ってもらった荷物は、1週間程度で着くはずが1ヶ月かかるなど、なかなか予定通りにいかないです。
日本に到着さえしてしまえば後は早いんですが^^;
余談ですが、日本からドイツに送ったときは中身チェックなどなくそのまま友だちの元に届くのに、ドイツから日本に来たときは、ほぼ毎回税関で中身チェックのために段ボールが開けられている跡があります(「確認のために開けました」というシールが貼ってあるので分かります)。
この記事でのまとめが、これからドイツに何かを送ろうと思っている人のお役に立てたら嬉しいです!