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Goethe C1口頭試験・プレゼンに使えるドイツ語表現!

更新日:

Goethe の C1試験受けたいけど、口頭試験に自信がないなあ・・・

じゃあ、今日は口頭試験のポイントと、プレゼンで使える表現を一緒に勉強しよう!

C1口頭試験の評価基準

まずは、口頭試験の評価基準を確認しておきましょう!

C1の口頭試験は、プレゼンとディスカッションの2つに分かれており、プレゼンでは、以下の5つの評価基準で採点されます。

  1. 問題に対して内容が適切かどうか、内容が詳しいか
  2. 話の流れに関連性があるか、話のテンポや流暢さ
  3. 語彙、言い換え、言葉に詰まる頻度
  4. 文法的な正しさ
  5. 発音・アクセント・抑揚

試験に合格するためには、これら5つの項目で平均1.5点を獲得する必要があります。

この記事では、2や3の評価基準に関わってくる、話の流れに関連性を持たせながら語彙をアピールできるような表現を紹介していきます!

C1プレゼンにおける注意点

プレゼンの問題は、1つのテーマに対して5つのポイントが用意されてあります。

  1. テーマに関する具体例と、自身の経験
  2. 自分の国で、テーマとなっている物・事が持つ意味・価値
  3. テーマとなっている物・事が持つメリット
  4. テーマとなっている物・事が持つデメリット
  5. テーマに対する自分の意見

ここで一つ注意点なのですが、問題のテーマが「お土産」や「スポーツ」など、簡単に話せるものが設定されている場合もあります。

例えばテーマがお土産の場合は、お土産をもらうと嬉しい、選ぶのが難しい…といったレベルで話をすると、簡単な語彙や文法のみで話が済んでしまいます。

これだとC1レベルの語彙力や表現力を持っていることを、試験官に見せることができませんよね。

こういうときには「お土産が人間関係にとってどんな役割を果たすか」のように、

テーマの重要性や、社会や日常生活における意味などをメインポイントに設定すると、難しい表現を使うことができます!

メインポイントは、自分の持っている語彙や文法知識を最大限生かせるようなものにすることをおすすめします。

また、自分の意見を伝えることが中心になってくるので、問題文を読んだらまずは一番伝えたい自分の意見・メインポイントを固めましょう。

それに合わせて、経験・例・メリット・デメリットなどをメモするのがいいと思います。

プレゼンで使える表現集

ではここからは、実際にプレゼンで使える表現を紹介していきます!

先ほどお伝えした5つのポイントの他、プレゼンの導入部分で使える表現も見ていきましょう。

1. 導入部分の表現

・テーマを発表する

In meinem Vortrag geht es um das Thema „ … “.
私の講演では、…というテーマが問題となっている(=…がテーマである)。

Das Thema meines Vortrags lautet: …
私の講演のテーマは、…である。

Ich spreche heute zu dem / über das Thema: …
今日は、…というテーマについて話す。

・テーマについて軽く触れる

„A“ ist/sind in der heutigen Gesellschaft nicht mehr wegzudenken.
今日の社会は、Aなしではもはや考えられない。

„A“ spielt eine wichtige Rolle in unserem Leben.
Aは、私たちの生活において、重要な役割を果たす。

Bekanntlich ist/sind „A“…
周知のごとく(=ご存知のように)、Aは…。

zwar …, aber …
確かに…だが、…。

例:Fertigprodukten sind zwar praktisch, aber nicht so gut für die Gesundheit.
既製品は確かに便利だが、健康にあまりよくない。

・テーマにおける問題について示唆する

Daraus ergibt sich die Frage, wie man mit „A“ umgehen soll.
そこから、Aとどのように付き合っていくべきかという問題が生じる。

※後半の間接疑問文は、自由に変えて使うことができます。

・導入から最初のポイントへ移るときの表現

Zu diesem Thema möchte ich mit … beginnen.
このテーマについて、まず…から(話し)始めたい。

mit の後に続く言葉としては、例えば以下のようなものがあります。

例1:mit einem Beispiel aus eigener Erfahrung
自分自身の経験を基にした具体例(から話し始める)

例2:mit der Situation in meinem Heimatland
自分の国での状況(から話し始める)

2. 具体例、自身の経験

・例について話すとき

Wenn…, …
…のとき/…の場合、…だ。

beispielsweise / zum Beispiel
例えば

・経験について話すとき

Als…, …
…をしたとき/…だったとき、…だった。

in der Schule
学校では

Ich habe gehört, …
私は…を耳にした/知った。

Ich habe im Fernsehen gesehen, …
私は…をテレビで見た。

Ich habe durch die Zeitung erfahren,
私はその新聞を通して知った。

※自身の経験なので、「聞いたことがある」や「見たことがある」でも大丈夫です。

3. 自分の国での意味や価値

In meinem Heimatland Japan …
私の母国・日本では…。

In der Öffentlichkeit herrscht die Meinung, …
世間では…という意見が優勢だ。

4. メリット・デメリット

・メリット・デメリットに移行する

Also, ein wichtiges Argument für/gegen „A“ wäre, …
つまり、Aに賛成する/反対する大事な論拠としては…

Wie ich bei dem Beispiel am Anfang erwähnt habe, …
初めの例で述べたように、…

・メリット・デメリットを追加する

Ein weiteres Argument dafür / dagegen ist …
それに賛成する/反対するその他の論拠は、…

例:Ein weiteres Argument dafür ist die Flexibilität.
それに賛成するその他の論拠は、柔軟さがあることだ。

Ein weiterer Vorteil / Nachteil von … ist …
…のその他のメリット・デメリットは、…だ。

例:Ein weiterer Vorteil von Fertigprodukten ist die Schnelligkeit.
既製品のその他のメリットは、スピード(迅速なこと)だ。

・「さらに、また」の表現

Außerdem
Darüber hinaus
Zudem
Nebenbei bemerkt (ついでに言うと、ちなみに)

上記の4つの表現は、副詞として使われます。

文の先頭にこれらの言葉を置いた場合は、その後にそのまま文章を続けることができます。

例:Außerdem muss man Geschirr nicht spülen und abräumen.
さらに、食器を洗ったり、片付けたりする必要がない。

Hinzu kommt, dass…
さらに…ということ・事情がつけ加わる。
※dass 副文とセットで使われます。

例:Hinzu kommt, dass man Geschirr nicht spülen und abräumen muss.

ドイツ語を喋る際に思わず und ばかり使ってしまう…という方は、ぜひこれらの表現に置き換えてみてください!

・メリットからデメリットへ(その反対も)

Andererseits… / Auf der anderen Seite…
他方では…

Im Gegensatz dazu…
それとは異なり、それとは対照的に

dagegen / hingegen
それに反して

・メリットとデメリットを締めくくる

Insgesamt lässt sich feststellen, dass „A“ sowohl positive als auch negative Aspekte aufweist.
全体として、Aにはいい面も悪い面もあります。

5. 自分の意見を述べる

・自分の意見、考えを述べる

Meiner Meinung nach / Meines Erachtens
私の考えでは

Ich bin der Meinung, dass…
私は…という意見だ。

・提案する

Ich schlage vor, dass…
私は…ということを提案する。

Mein Vorschlag ist, …
私の提案は、…だ。

Man sollte …
人は…すべきだ。

まとめ

これらの表現を頭の中に入れておくことで、どんな問題の内容でも、ある程度つながりを持たせて話すことができます。

何度も声に出して覚えて、スラスラと出てくるよう練習してみてください!

重要ポイントまとめ

  • 評価基準を理解する
  • 自分のドイツ語力を発揮できるような内容を考える
  • 話に繋がりを持たせられるような表現の使い方を覚える

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執筆:ako(Vollmondドイツ語講師)
編集:kosuzu(Vollmondドイツ語講師)
内容・表現チェック:nico(Vollmondドイツ語講師)

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