日常会話の第一歩「天気」についてドイツ語で話そう

 

この前、ドイツ人の人に話しかけたかったんだけど、上手くきっかけを作れなかったんだ…
まずは日本語と同じように、Smalltalk(世間話)で話しかけてみるのがいいんじゃないかな。Smalltalkの代表例といえば何と言っても天気!

 

ドイツ語で天気を表す場合、大きく2つのパターンがあります。形容詞を使う方法と、動詞を使う方法です。

「晴れ」は形容詞、「雨」は動詞のように、表したい天気によってよく使われるパターンが決まっています

この記事ではこれら2つのパターンをマスターしていきましょう。

天気の主語は?

まず、形容詞を使う場合にも動詞を使う場合にも共通して必ず必要なのは主語です。

日本語は主語がなくても文は成り立ちますが(例: 晴れてるね)、ドイツ語は主語がないと、動詞を活用変化する事が出来ない為、主語が何なのか理解していることが大事です。

 

天気を言う場合の主語は es(三人称単数)です。

ichwir
duihr
er / sie / essie / Sie

 

英語でも it を使うもんね♩

 

形容詞(晴れ、曇り、風が強い)

では、形容詞を使う場合、動詞は何を使うのでしょうか?

 

答えは、sein動詞です。

ここで少しsein動詞の活用を復習してみましょう。

ichbinwirsind
dubistihrseid
er / sie / esistsie / Siesind

 

文の作り方

つまり、Es ist … で天気を表現する事ができます。

例えば、「晴れ」という意味の形容詞は sonnig なので、「今日は晴れています」と言いたい時は、Es ist sonnig. となります。

 

疑問文

では、天気を聞きたい時はなんと言えばいいのでしょうか?

答えは簡単。動詞と主語をひっくり返すだけです。

Ist es sonnig?
訳: 晴れていますか?

他にも形容詞で表現できる天気を見ていきましょう。

 

天気を表すドイツ語形容詞

晴れsonnigEs ist sonnig.
曇りwolkig / bewölktEs ist wolkig / bewölkt.
風が強いwindigEs ist windig.
霧のnebligEs ist neblig.

 

では、「今日」のお天気を言いたい時はどうしたらいいのでしょうか。

「今日」は heute なので、それを入れて、

Es ist heute bewölkt.
訳: 今日は曇りです。

 

動詞(雨、雪、雷、嵐)

次に、動詞で表現する天気を見ていきましょう。

よく訂正するドイツ語学習者の間違いに Es ist regnet. がありますが、「雨が降る」は Es regnet. が正しい言い方です。

 

なぜかというと regnet は形容詞ではなく「雨が降る」という意味の動詞 regnen の活用された形だからです。

活用形・・・?

 

同じ仲間である「arbeiten」(働く)の活用変化表を見てみましょう。

icharbeitewirarbeiten
duarbeitestihrarbeitet
er / sie / esarbeitetsie / Siearbeiten

 

文の作り方

動詞の活用は、基本的に語幹(活用しても変わらない部分: ここでは arbeit, regn )の後ろを変化させていくんでしたよね。

ただ、arbeitenやregnenのように語幹が nt や で終わる場合、arbeitst や arbeitt とは言いにくいので、語幹と活用形の間に『e』を入れます。

 

よって、「雨が降る」も Es regnt. とはならずに Es regnet. となります。

厳密に言えば、regnerisch という形容詞もありますが少し意味が異なります。

例えば、Es regnet. と動詞を用いると「今、など特定の日や時に雨が降っている事」を指しますが、Es ist regnerisch. と形容詞を用いると「letzte Wocheなどの一定の期間雨が降っている事」を指します。

まずは各々基本のパターンを覚えていれば十分です!

 

他にも動詞で表す表現を見ていきましょう。

天気を表すドイツ語動詞

regnenEs regnet.
schneienEs schneit.
稲光(ピカッと光る)blitzenEs blitzt.
donnernEs donnert.
荒天(嵐)stürmenEs stürmt.

 

これも「今日」のお天気を言いたい時は、 heute を入れましょう。

Es schneit heute.
訳: 今日は雪が降っています

 

ドイツでは」雪が降っています」と言いたければ

Es schneit in Deutschland.

やはり「ドイツでは」という意味にあたる「in Deutschland」を入れればいいですね。

 

ドイツ語には「主語は1番目ではないといけない」という決まりはないので、Heute schneit es. / In Deutschland schneit es. でも大丈夫です。ただし動詞は必ず2番目です!

 

では、「ドイツでは雪が降っていますか?」と聞きたかったらどうしますか?

Schneit es in Deutschland?

そう、形容詞の時と同じように動詞を1番始めに持ってくるといいですね。

 

時制:過去(〜だった)

では最後に「過去の天気」はどう言うのか、形容詞と動詞2パターンに分けて見ていきましょう!

形容詞の場合

まずは形容詞のパターンから見ていきましょう。

「晴れです」は Es ist sonnig. でしたね。

これを「昨日は晴れでした。」とするには、動詞を過去形に変えます。

ドイツ語で過去を表す時には2つ方法があり、動詞を完了形か、過去形にしますが、sein動詞の文はsein動詞を過去形にするのが普通です。

 

ではここでsein動詞の過去形を見ておきましょう。

ichwarwirwaren
duwarstihrwart
er / sie / eswarsie / Siewaren

 

なので、過去の天気を言いたい時は、Es war… と言えばいいことがこれで分かりますね。

 

「昨日」は gestern なので、これらを踏まえると「昨日は晴れでした。」は

Es war gestern sonnig.

となります。

動詞の場合

では動詞のパターンではどうなるでしょうか。

Es regnet.

これを「昨日は雨が降っていました。」と言ってみましょう。

 

先ほども触れたように、ドイツ語で過去を表す時には2つの方法があります。

今回はsein動詞ではなく一般動詞 regnen が使われていますね。一般動詞から成る文の時制を過去にしたい場合には、完了形を用います。

この段階では、sein, haben, weden以外の動詞は基本的に完了形にすると考えて大丈夫だよ

 

完了形とは haben+過去分詞 、例外的に sein+過去分詞 で作ることが出来、過去分詞は”ge”と”t”で語幹を挟むことで出来ます。

つまり、regnenの過去分詞は geregnet になります。regnenは例外ではありませんので、habenを使って完了形を作りましょう。

 

ここで、habenの活用変化もおさらいしておくと、

ichhabewirhaben
duhastihrhabt
er / sie / eshatsie / Siehaben

 

これらを踏まえると、「昨日は雨が降っていました。」は

Es hat gestern geregnet.

となります。

他の天気でも同じように、Es hat gestern geschneit. / Es hat gestern geblitzt. と言うことが出来ます。

 

このように、天気を表しているのが形容詞なのか動詞なのかによって過去の時制の作り方が異なることを理解しておきましょう!

 

まとめ

今回は天気の表現をまとめました。

初対面の人や、まだ距離が遠いなと言う人と話を始めるきっかけを作るのはなかなか難しいし、勇気がいることだとも思います。

まずは天気の話から入ることで、「話したい」という意思表示をしてみてくださいね。

 

是非これらの言い回しをマスターして、自信を持って会話のきっかけを作りましょう:)

 

 

 

執筆:komachi(Vollmondドイツ語講師)
執筆協力:Ayaka