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ドイツ語過去分詞の作り方【総まとめ】

更新日:

gehen-ging-gegangen! lernen-lernte-gelernt!

おおっ、過去分詞の規則変化動詞と不規則変化動詞を覚えているんだね。
過去分詞は完了形、受動態などで使われるから、ここでしっかりとマスターしようか。

規則変化動詞

まずは、最も基本的な過去分詞の作り方を見ていきましょう。
多くの動詞は、この規則変化動詞に属し、以下のように作り方のルールが決まっています。

例えば、lernen(学ぶ)という動詞は現在形では、
ich lerne, du lernstのように、
変化しない語幹(lern)と変化する活用語尾(e,st,t,enなど)から成り立っていました。

規則変化動詞の過去分詞もこの語幹を使って、以下のように作ります。

覚えよう!

規則変化動詞の過去分詞形はge+(語幹)+tです。
例)
lernen(学ぶ)→gelernt
wohnen(住む)→gewohnt

語幹がd, t,で終わる動詞はge+(語幹)+etとなります
(eがないと発音しにくいので)

例)
arbeiten(働く)→,gearbeitet
enden(終わる)→geendet

また、

öffnen(開ける)→geöffnet
rechnen(計算する)→gerechnet

などの動詞もeが挿入されます

練習問題

それでは、以下の動詞を過去分詞にする練習をしてみましょう(eが間に挿入されるものに注意しましょう)

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不規則変化動詞

過去分詞が規則的に変化しない不規則変化動詞の数はそれほど多くないのですが、不規則変化動詞の多くは非常によく使われる動詞ばかりなので過去分詞形をしっかりと覚えましょう。

不規則変化動詞には大きく、

  1. 語尾がenで終わる「ge—enタイプ」
  2. 語尾がtで終わる「ge—tタイプ」

の二つがあります。

このうち、多くは①「ge—enタイプ」に属します

例を見ていきましょう。

① ge—en:haben支配

まずは、haben支配の動詞です。(Ich habe …のように使われる動詞)

語幹が変化するタイプ

語幹が変化しないタイプ

① ge—en:sein支配

続いて、sein支配の動詞です。
(Ich bin … のように使われる動詞)fahrenなど、意味によってsein/haben支配が入れ替わる動詞もあるので注意してください。

語幹が変化するタイプ

sein(be動詞)→gewesen
は上のパターンに当てはまらないのでそのまま覚えてください。

語幹が変化しないタイプ

このように語幹が変化するタイプと変化しないタイプがありますが、基本的には口で唱えて暗記してしまうほうが早いです。

ちなみに、sein支配動詞はほとんどが不規則変化動詞で、

reisen(旅行する)→gereist
landen(着陸する)→gelandet
wandern(ハイキングする)→gewandert

は規則変化動詞です。

② ge—t

続いて②の語尾がtで終わる「ge—tタイプ」には以下のような動詞があります。

それでは、練習問題です。

練習問題

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その他注意すべき動詞

以上が過去分詞の規則変化動詞と不規則変化動詞ですが、これらに当てはまらないものがいくつかあるので紹介します。

分離動詞

分離動詞はaufstehen(起床する)のように、分離前つづり(auf)+基本動詞(stehen)からできている動詞で、Ich stehe um 7 Uhr auf.(私は7時に起きる)のように平叙文では分離前つづりが文末に配置されます。

参考:分離動詞の基本の使い方

例えば、zumachen(閉める)の場合、基本動詞machenの過去分詞形gemachtの頭にzuを足したzugemachtが過去分詞形となります。

aufstehenの場合、基本動詞stehenの過去分詞形gestandenの頭にaufを足したaufgestandenが過去分詞形となります。
このように、基本動詞が不規則変化動詞であることも多いのでしっかりと覚えていなければなりません。

覚えよう!

分離動詞の過去分詞形は前つづり+基本動詞の過去分詞です。
例)
aufstehen(起きる)→aufgestanden

非分離動詞

非分離動詞はverstehen(理解する)のように、非分離前つづり(ver)+基本動詞(stehen)からできている動詞で、auf|stehenのような分離動詞とは違って、Ich verstehe diesen Satz.(私はこの文を理解している)のように前つづりが分離しません

非分離動詞の過去分詞形の作り方は分離動詞のそれと似ています。
例えばverstehenの場合、基本動詞stehenの過去分詞形gestandenの頭にverが付きますが、vergestandenではなくverstandenとなります

つまり、非分離動詞の過去分詞形にはgeが付きません

覚えよう!

非分離動詞の過去分詞形は前つづり+本体動詞の過去分詞形(ただしgeは付けない)です。
例)
verstehen(理解する)→verstanden

ちなみに、
be-, emp-, ent-, er-, ge-, ver-, zer, miss-
を前つづりに持つ動詞は非分離動詞です。

それでは、分離動詞と非分離動詞の練習問題です。(geがつくかどうか注意しましょう)

練習問題

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-ieren動詞

studieren(大学で勉強する), fotografieren(写真を撮る)のように外来語由来の動詞の多くは語尾が-ierenとなっていることが多いです。

覚えよう!

-ieren動詞の過去分詞形は語幹+tです。非分離動詞と同様geは付けません。発音に注意してください(ドイツ語レッスンを受講している方はぜひ先生に発音してもらってください)。
例)
studieren(大学で勉強する)→studiert
fotografieren(写真を撮る)→fotografiert

それでは練習です。

練習問題

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話法の助動詞

können, müssen, dürfen, wollen, sollen, mögenのような話法の助動詞には過去分詞形が二つあります。

例えば「私はテニスがうまくできた」だと

  1. Ich habe gut Tennis spielen können.
  2. Ich habe gut Tennis gekonnt.

という2つの言い方ができます。

①Ich habe gut Tennis spielen können.のようにkönnenが助動詞として使われる場合、原形と同じkönnenが過去分詞形です。

しかし、上の文のspielenが省略されkönnenが本動詞として用いられると、②Ich habe gut Tennis gekonnt.となります。

話法の助動詞の過去分詞形は二つあるといいましたが、実際の会話では話法の助動詞はIch konnte gut Tennis spielen.のように過去形が用いられることが多いです。

参考:ドイツ語7つの助動詞のキホン

まとめ

規則変化動詞

規則変化動詞の過去分詞形はge+(語幹)+t

例)
lernen(学ぶ)→gelernt
wohnen(住む)→gewohnt

不規則変化動詞

不規則変化動詞には大きく、

  1. 語尾がenで終わる「ge—enタイプ」
  2. 語尾がtで終わる「ge—tタイプ」

の二つがありますが、基本的には暗記しましょう。

例)
essen(食べる)→gegessen
denken(考える)→gedacht

分離動詞

分離動詞の過去分詞形は前つづり+基本動詞の過去分詞です。

例)
aufstehen(起きる)→aufgestanden

非分離動詞

非分離動詞の過去分詞形は前つづり+本体動詞の過去分詞形です。
ただしgeは付けません

例)
verstehen(理解する)→verstanden

-ieren動詞

-ieren動詞の過去分詞形は語幹+tです。

例)
studieren(大学で勉強する)→studiert
fotografieren(写真を撮る)→fotografiert

助動詞

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この記事を書いた人:Shoki

Vollmond 講師の一人。 2018-19の1年間ドイツのヴッパータール大学に留学 今後は、東南アジアでインターン、ドイツで心理学研究を予定

内容・表現チェック:nico(Vollmondドイツ語講師)

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