ドイツ語7つの助動詞のキホンを押さえよう!意味と使い方まとめ

 

Hallo! ねえ、これから映画を見に行かない?
Hi! 映画かぁ…(見に行きたいけど、宿題しなきゃいけないんだよなぁ・・・)
よし!いま思っていたことをドイツ語で表現してみよう!
え!?心のなか読まれてる…?

 

話法の助動詞ってどんなの?

例えば、

ピアノが弾けるよ~!
今日は部屋の掃除をしなきゃ!

など、動詞に意味を付け足したいときに使うのが、話法の助動詞(Modalverben)です。

 

先ほどのネコさんの言葉をドイツ語にすると

Ich kann Klavier spielen.
Ich muss heute mein Zimmer aufräumen.

と、なります。

 

話法の助動詞(Modalverben)を使うことで、動詞本来が持っている意味の他に「可能」や「意志」などを表現することができます。

 

話法の助動詞の使い方

ドイツ語では話法の助動詞を使って文を作るとき、独特な文の構造をみせます。

 

助動詞は2番目に、そして動詞は最後!

話法の助動詞が文に組み込まれるとき、話法の助動詞は2番目のポジションに置かれ、動詞は文の最後に置かれます。なお、このとき動詞は不定形(Infinitiv)となります。

※「不定形」…動詞のあらゆる変化の基となる形(辞書に載っている形)

押さえよう!助動詞→2番目のポジション、動詞→不定形で文の最後

 

疑問文では、

となり、話法の助動詞が先頭に、動詞は文末に置かれます。

 

なお、話法の助動詞も普通の動詞と同じように、人称変化をします。変化表の「ich」と「er/sie」部分が同じになっていることに注意しましょう。

 

助動詞の種類

話法の助動詞は7つあります。それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう◎

 

※助動詞は多くの意味を持っており、その複雑性で知られています。この記事では「基本の意味」にフォーカスし、触れていないものもあります。

① können:能力・可能性

現在形・活用表
ich kann wir können
du kannst ihr könnt
er/sie kann Sie können

 

(1)「可能(能力)」〜できる

Hana kann gut schwimmen.
ハナは上手に泳ぐことができる。(ハナは泳ぐのが上手だ。)

Peter kann kein Spanisch sprechen.
ペーターはスペイン語を話すことができない

 

(2)「可能性」〜かもしれない、ありうる

Ein Unfall kann oft auf der Autobahn passieren.
事故はよくアウトバーンで起こりうる

Wir können eine gute Lösung finden.
わたしたちはよい解決策をみつけられるかもしれない

Kann sein.
かもね。(日常会話の相づちでよく登場する表現、“Es kann sein.“の省略形)

 

(3)「許可」〜してもよい

Du kannst hereinkommen.
君はなかに入ってもいいよ。

 

② müssen:必要・必然

現在形・活用表
ich muss wir müssen
du musst ihr müsst
er/sie muss Sie müssen

 

(1)「必要」〜しなければならない

Ihr müsst zu Hause bleiben.
君たちは家にとどまらなければならない

Heute muss ich mit dem Bus zur Uni fahren.
今日はバスで大学に行かなければならない

 

(2)「必然」〜に違いない

Seine Präsentation muss perfekt sein.
彼のプレゼンテーションは完ぺきに違いない

Das Fahrrad muss dem Chef gehören.
その自転車は上司のものに違いない
*jm.(人3格) gehören:〜のもの(所有物)である

 

(3) 〜しなくてもよい(否定詞:nicht/kein と共に)

Sie müssen nicht auf mich warten.
私を待た『なくてもいいですよ』

 

英語では“must+not“=「禁止:〜してはいけない」になるのに対し、ドイツ語では“müssen+nicht/kein“=「〜しなくてもいい(don’t have to)」の意味になるので注意しましょう!※ただし、アクセント次第で「禁止」の意味になることもあります

 

 

③ wollen:意志・願望

現在形・活用表
ich will wir wollen
du willst ihr wollt
er/sie will Sie wollen

 

「(強い)意志・願望」〜するつもりだ、〜したい

Wir wollen dir helfen.
わたしたちは君を助けるつもりだ

Das Kind will hier schlafen.
その子どもはここで眠りたい

Im Oktober will Anna in die Türkei fliegen.
アナは10月にトルコへ行くつもりだ

 

英語”will”と少し違い、ドイツ語の”wollen”は「未来・予定:〜だろう」という意味を表しません。未来・予定を表現する際は未来形の”werden”または普通の現在形を使いましょう。werdenを使うとそれもまたニュアンスが強まってしまったりするので、予定・未来=動詞の現在形を使うが初級者の方へはおすすめです。

 

誘い文句:Wollen wir〜?(英語:Shall we〜?)
「〜しない?」と誘いたいときの定番フレーズに“Wollen wir〜?“があります。覚えておくと便利!

例)Wollen wir morgen ins Cafe gehen?
明日カフェに行かない?

 

 

④ möchten:願望

現在形・活用表
ich möchte wir möchten
du möchtest ihr möchtet
er/sie möchte Sie möchten

 

「願望」〜したい

Was möchten Sie heute essen?
今日は何が食べたいですか?

Er möchte Psychologie studieren.
彼は心理学を専攻したい。

※möchtenは本来mögenの接続法Ⅱ式という形ですが、「〜したい」という意味の助動詞としてよく使われています。たいていの独和辞典にもこの形で掲載されています。

 

möchtenは日常会話でもよく使うから、覚えておこう!
Ich möchte weiter Deutsch lernen♪
もっとドイツ語を勉強したいんだね!じゃあ、残りの助動詞も見てみよう!

 

 

wollenとmöchtenは不定詞(動詞の原形)を省略し、直接4格(Akk.)と結びついて「願望」を表すことも多いです。

例:Willst/Möchtest du noch eine Tasse Kaffee (haben)?
もう一杯コーヒーいる?(ほしい?)

 

 

⑤ sollen:義務・他人の意思

現在形・活用表
ich soll wir sollen
du sollst ihr sollt
er/sie soll Sie sollen

 

「義務・他人の意思」〜するべきだ

Du sollst dieses Wörterbuch kaufen.
君はこの辞書を買うべきだ

Sollen wir Hausaufgaben machen.
私たちは宿題をするべき

Laura soll über ihre Forschung mit dem Professor sprechen.
ラウラは彼女の研究について教授と話すべきだ

 

提案:Soll ich〜?「〜しましょうか?」(英語:Shall I〜?)
主語をichにして疑問文にすることで相手に提案をすることができます。

例)
Soll ich das Fenster aufmachen?
窓開けましょうか?

 

 

⑥ dürfen:許可・禁止

現在形・活用表
ich darf wir dürfen
du darfst ihr dürft
er/sie darf Sie dürfen

 

(1)「許可」〜してもよい

Hier darfst du dein Auto parken.
ここに車を止めてもいいですよ

Darf man im Museum fotografieren?
博物館の中で写真を撮ってもいいですか

 

(2)「禁止」〜してはいけない(否定詞:nicht/kein と共に)

Man darf nicht im Büro rauchen.
オフィスでタバコを吸ってはいけません

Die Schüler dürfen nicht in die Disco gehen.
生徒はディスコに行ってはいけません

Maine Großmutter darf keine Nüsse essen, weil sie Allergie hat.
私の祖母はナッツを食べてはいけません。なぜならアレルギーがあるからです。

 

 

⑦ mögen:好み

現在形・活用表
ich mag wir mögen
du magst ihr mögt
er/sie mag Sie mögen

 

(1) 〜を好む

mögenには推量(〜かもしれない)の意味もありますが、この意味で使われることは稀で、むしろ「〜を好む」という意味の動詞としてよく使われます。

文の構成としては動詞のすぐ後に名詞を取り、

Ich mag Wein.
私はワインが好きだ

と、このように使うことができます。

また、疑問文と否定文の時のみほかの助動詞と同じように文末に動詞の不定形が置かれます。

Magst du lesen?
君は本を読むのが好き

 

「〜する」のが好き、と動詞を繋げたいときは?
→ 「gern:好んで」を使いましょう。

例)
Ich lese gern Bücher.:読書が好きです
Ich höre gern Musik.:音楽を聞くのが好きです。

 

この表現は自己紹介の場面や日常会話でもよく使うね。
Ich mag Schnitzel!

 

まとめ

最後にそれぞれの話法の助動詞の意味を表にまとめてみたよ!

 

不定形 意味
können  1.「可能」〜できる

2.「可能性」〜かもしれない、ありうる

3.「許可」〜してもよい

müssen  1.「必要」〜しなければならない

2.「必然」〜に違いない

3. 〜しなくてもよい(否定詞と共に)

wollen 「意志・願望」〜するつもりだ、〜したい
möchten 「願望」〜したい
sollen 「義務・他人の意思」〜するべきだ
dürfen  1.「許可」〜してもよい

2.「禁止」〜してはいけない(否定詞と共に)

mögen 「好み」〜を好む

 

今回は話法の助動詞の使い方とそれぞれの意味について解説しました。

話法の助動詞が使えるようになると、動詞や形容詞だけではうまく表せなかった細かな気持ちも伝えることができ、表現の幅もぐっと広がります◎

 

書いて、話して、話法の助動詞をどんどん使ってみましょう!

 

この記事を書いた人:

mimi

博物館学芸員のひよこ

ドイツ ヴュルツブルクにて日々奮闘中!

 

 

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