はじめまして!Vollmondドイツ語講師のakoです。
2019年11月の試験でC1の試験に3度目の挑戦で合格したので、これから受ける人へ向けて、私のC1合格までの道のり&試験対策についてここに書き記しておこうと思います。
C1を受ける人は、すでにある程度のドイツ語レベルでC1の試験についても知っていると思うので、ここでは私が2回不合格になった原因と、最終的に合格するまでにした対策を中心にまとめようと思います。
目次
私は大学でドイツ語を勉強し始め、3年次に休学してドイツに1年留学をしました。
最初に書いた通り、私はC1の試験に一発合格できないどころか、2回目も片方ずつ落ちて部分再受験で合格しています。
しかし、最終的に全体で80.5点で合格したので、この試験を通して得たものは、これから受けるみなさんの踏み台になれると思い、今回は合格体験記を書いていこうと思います。
私が、Vollmondの講師であるkomachiさんやネットで合格体験を書いている人の記事を参考にしたように、少しでもこれから受ける人の役に立てればと思います!
① 2019/01/31 | ② 2019/06/07 | ③ 2019/11/26 | |
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Hören | 17.50 | 17.50 | |
Lesen | 10.00 | 22.00 | |
Schreiben | 15.50 | 20.00 | |
Sprechen | 17.00 | 14.00 | 21.00 |
合計 | 60.00 | 73.50 | 80.50 |
2018年のクリスマスごろに、ある人に「目標は結果に関わらず期間を決めてやればその都度軌道修正ができるんだよ」と言われて、帰国後にと考えていたゲーテのテストでも受けてみようかなあと思ったのがきっかけでした。
B2とC1の口頭試験の問題を見て、今のドイツ語力がもしかしたら最高地点で帰国したら下がる一方かもしれない…と思ってC1にした気がします。
まず、komachiさんのInstagramにあるC1試験対策の投稿を読みました。
そして、そこでも紹介してあった”Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat: Übungsbuch C1″と”Testbuch C1″を購入しました。
Übungsbuchは、Leseverstehen, Hörverstehen, Schriftlicher Ausdruck, Mündlicher Ausdruk と試験の順番通りに構成されており、それぞれの分野でどのように問題を解いていけばいいかなど解き方のヒントが載っています。
私的には、Leseverstehenと Hörverstehenの部分が役に立ったかなと思います。
作文と口頭試験の部分はやっぱりどれだけ表現を知っているか、使いこなせるかになってくるので、3回分の問題が載っているTestbuchやゲーテインスティテュートのサイトに載っている練習問題で場数を踏むのがいいと思います。
私は初めにÜbungsbuchに取り掛かったのですが、Leseverstehenのところで知らない単語が多すぎてなかなか進まない、単語を調べても次開いたときには忘れているという、ビックリするほど効率の悪い勉強をしました。
確か2週間前くらいになったときに「これはまずいぞ」と思って、Übungsbuchでさっと問題の概要を把握し、Testbuchに移りました。
最終的に1か月間でできたことは、対策本を一応一通り読んで、問題集の作文の問題を2つ書いて、添削してもらって、口頭試験の問題のうち2つをドイツ人の知り合いと練習したことぐらいでした。
結果的に、Lesenの点数が低すぎて記述試験で2点足らず不合格だったので、次合格するためにはLesenの勉強法を考える必要がありました。
前回の失敗を受けて、Lesenをどう勉強しようかと考えました。
そのことで知り合いに相談したときに、「試験っていうのはだいたいここから出すっていう範囲が決まっているはずだから、問題集とか過去問の単語を片っ端から覚えればいいんだよ」というアドバイスをもらい、半信半疑でAmazonでコクヨの単語帳を箱買いし、知らない単語を書いては覚えを繰り返しました。
結果的に、試験当日「Lesenが読めすぎてやばい!」と思ったのを覚えています。
前回から12点もあがりました。
また、作文でも点数があがった要因としては、前回解いていなかったTestbuchの残りの問題とゲーテインスティテュートのサイトに載っている練習問題を一通り全部解いて、ドイツ人の友人に添削してもらったことが考えられます。
Schreibenの試験対策は、まわりに頼れる人がいなければVollmondのドイツ語テキストコースで添削してもらうのがいいと思います!
しかし、口頭試験では1点足らず落ちてしまいました…。
原因としては、ゲーテに問い合わせてみた結果、用いていた語彙がC1のレベルに合っていなかったこと、ディスカッションの相手と上手くやり取りができていなかったことを指摘されました。
が必要だと考えました。
みなさんもテスト結果に納得がいかなかったら、ゲーテインスティテュートの試験担当の方にメールを送ると対応してもらえるかもしれないので、ぜひ聞いてみてください。
口頭試験に落ちてすっかり自信をなくしたのですが、この際スピーキングで自分の自信がないところを全部克服して高得点で受かろう!と立ち上がりました。
徹底的に弱みを分析し、
対策をすることにしました。
語彙を増やすためには、Hueberから出ているDeutsch übenのWortschatz&Grammatik のB1とB2を買って、使えそうな表現や単語を勉強しました。
また、実際の試験問題を日本語だったらどうやってスピーチするかを考えて、必要な単語・表現を辞書で調べて勉強しました。
文法ミスを減らすためには、過去分詞やsein, habenでよく間違えるものなどを、何度も繰り返し練習しました。
発音に関しては、Rとchの発音はゆっくりだったらできるけど、それをやると不自然というレベルだったので、ドイツ語の歌でRやchが出てくる部分を何度も繰り返し歌って、スムーズに発音できるようにしました。
スピーチの構成に関しては、『「伝え方」の教科書』という本を読んだり、Youtubeで“Richtig argumentieren”という動画をみたりして、メインポイント「一番伝えたいこと」を最初に考えたほうがいいこと、それを支えるProとContraの意見をどんな視点から考えればいいかなどを学びました。
あとは、私のコミュニケーション能力の問題だったので、そのための本を読んだり、脳内で一人二役ディスカッションをしたりして、どんな風に質問したら話が盛り上がるか考えました。
総括していえることは・・・
といったところです。
作文の添削や口頭試験の対策は、周りに頼れる人がいないときには、Vollmondのテキストコースや、会話コースなどを利用して対策するのがおすすめです。
結局、私たちの思考は日本語で行っているので、自分の考えをドイツ語で表すときには、日本語からのアプローチが不可欠になってくると思います。
日本人でドイツ語を学習して自分より考えをドイツ語で表す知識や経験のある人に、どのような表現の仕方があるのか学ぶことのできるVollmondのマンツーマンコースやテキストコースは、試験対策にはとても役に立つと思います。
今後、C1試験の作文や口頭試験で使えるフレーズや表現をまとめた記事も書きたいと思っているので、よろしくお願いします!
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この記事を書いた人:Ako先生
Vollmondドイツ語講師。小さい頃からドイツに憧れ続けて、2018年に1年間ドイツにいくという夢を果たしました。そしたら今度はドイツに住みたくなって、現在はドイツで就職するために、ドイツ語と英語の勉強に加えて、デザインも勉強中です。よろしくお願いします。