ゲーテB2試験合格に向けて今すぐできるドイツ語勉強法
Guten Tag!そろそろこたつを出したい、Mako です!
私は2013年から第2外国語としてドイツ語の学習を初め、今までドイツ語検定3級・準1級、そして2017年秋にGoethe Zertifikat B2に合格しました。
ドイツへの留学から帰国して1年が経った時期にGoethe Zertifikat B2を受験したので、ドイツ語の学習を始めてから丸4年が経っていました。
私は、合計74パーセントの得点率で合格しました。
Goethe Zertifikat B2の試験は、「Lesen:読む」「Hören:聞く」「Schreiben:書く」「Sprechen:話す」の4つのモジュールから構成されます。
それぞれのモジュールにおける私の得点率は以下の通りです。
Lesen:読む⇒64%
Hören:聞く⇒80%
Schreiben:書く⇒76%
Sprechen:話す⇒76%
この記事では、
- Goethe Zerkifikat B2の概要
- 私がB2合格に向けて日常的にどのように勉強をしたか
について書きたいと思います。最後までお付き合いいただければ幸いです!
目次
Goethe Zertifikat B2とは?
Goethe-Zertifikatとはドイツ語の能力を測る試験の1つで、全世界中で行われています。
私は留学から帰国してから日本で受験しましたが、留学中に受験すればよかったなと後悔しています。
Goethe Institut JapanのHPでは、Goethe Zertifikat B2の合格基準を以下のように定められています。
この試験に合格して、証明できるドイツ語力は …
- 具体的、あるいは抽象的なテーマに関する複雑な文の主な内容を理解し、自分の専門領域では専門的な議論も理解することができます
- 自然に、滑らかに意思を伝え、ドイツ語を母語とする人と、互いにとくに苦労することなく普通に会話することができます
- 幅広いテーマについて、明確で詳細に意見を述べ、時事的な問題への見解を表明し、様々な可能性の長所、短所を挙げることができます
私の感覚では、B2に合格することができるレベルのドイツ語は、「日常生活に不自由なく、ニュースや新聞の内容を理解し議論することができる」くらいだと考えています。
私はGoethe Zertifikat B2に合格してから、修士論文を執筆するためのインタビュー調査をドイツ語で行うことができました。
どのような試験なのか?
冒頭でも触れたように、Goethe-Zertifikat B2の試験は「Lesen:読む」「Hören:聞く」「Schreiben:書く」「Sprechen:話す(2名での口述試験)」の4つのモジュールから構成されます。
この章ではGoethe Institut Japanによる各モジュールの説明に加え、出題の形式などを簡単に紹介します。
Lesen:読む
議論、新聞・雑誌の記事、コメント、規定などの文章を読み、主なテーマと要点、見解、意見、ルールを理解します。
⇒文章の内容に合うものを選択する問題や、文章が理論的になるように文章を挿入する問題などがあります。
試験時間は65分間です。
Hören:聞く
日常的なあるいはラジオから流れてくるインタビュー、講演、会話、意見を聞き、主なテーマと要点を理解します。
⇒放送の内容と一致する文章を選択する問題がほとんどです。正誤を判断する問題や、「誰の意見か」を選択する問題などがあります。
試験時間は約40分です。
Schreiben:書く
インターネット上の議論を想定して、時事的・社会的テーマについての意見・その理由を文章にします。また、仕事の場面での公的なメッセージを書きます。
⇒2種類の文章を書きます。
1つは、自らの立場を明らかにした意見書です。
もう1つは、会社や機関において、お願いや意見などの問い合わせをするという文章です。
試験時間は75分です。
Sprechen:話す
与えられたテーマに沿って短いスピーチを行い、それについて相手と会話をします。また、ディスカッション形式で意見を交換します。
⇒2人1組で行われます。
まず、互いに指定されたテーマについてプレゼンテーションをします。
次に、あるテーマについて2人で議論をして、結論を試験官に説明します。
また、説明に対する試験官からの質問に答えます。
試験実施時間は約15分です。
また、試験前に15分間の準備時間が与えられます。
B2に合格するには?
B2に合格するには、4つ全てのモジュールにおいて60%以上得点することが必要です!
つまり、何か得意な分野で苦手な分野をカバーするのではなく、すべての分野でバランスよく得点を重ねることが重要です。
私はドイツ語を読み書きすることよりも、ドイツ語を聞いて理解することの方に苦手意識がありました。
また、ドイツ語を読むことが好きといっても、自分があまり関心のないことについてのドイツ語を進んで読んでいませんでした。
そして、ドイツ語特有の名詞の性や動詞の変化など、細かい文法事項があいまいになっていました。
そんな私が実践した勉強法を、次の章で紹介します!
今すぐできる!B2合格に向けたドイツ語勉強
この章では、今すぐにでもできる勉強方法を紹介させていただきます。
勉強方法は人それぞれだと考えているので、あくまで参考程度に…
ラジオを聴く!
私がB2の試験の試験対策で心掛けていたことは、ドイツ語に慣れることです。
そのために、私はドイツで放送されているラジオを、インターネットで聴いていました。
私が使っているサイトは”Tune In”です。地域を指定して選ぶことができます。
日本のラジオも聞くことができるようです。
ドイツメディアのアプリをダウンロード!
ドイツ語に慣れるもう一つの手段として、携帯電話の言語設定をドイツ語にするという方法があります。
ただ、大事な設定をするときもドイツ語で理解しなければいけないため、あまりお勧めできません(笑)
そこで、ドイツメディアのニュースアプリをダウンロードしておけば、携帯電話自体の設定を変えずとも、自然とドイツ語に触れる時間が増えていくはずです。
B2で扱われる文章はニュースや社説などがほとんどです。
自分があまり知識のない分野についても、文章を読んで問題を解いていかなければいけません。
まずは、携帯電話を開いたときに通知に出てきたニュースの見出しの意味を把握することからスタートしてみましょう!
私はDeutsche Welle、Die Welt、Frankfurter Allgemeineのアプリを利用しているほかに、サッカー専門紙Kikkerのアプリも利用しています。
興味がある分野の記事の見出しから意味を推測し、実際に辞書で調べてみましょう!
合わせてチェックしたい記事:
Deutsche Welleを活用してドイツ語のリスニングトレーニング!〜中級者向け〜
辞書を引いて、記録をつける習慣を!
日々の勉強で、初めて見た単語があったときや意味をあいまいに覚えている単語があるときは、すぐに辞書を引くようにしていました。
辞書を引いたら、記録していきましょう!
ノート1冊を自分専用の単語帳に作り替えていきます。
私は名詞の性を覚えるのが苦手です。
そこで私は、1ページを三分割して、名詞の性によって単語を書く位置を変えていました。
また、不定形・過去形・過去分詞の動詞の変化も、3分割にしたページを利用して書き込んでいました。
このように書き留めていくと、名詞の性や動詞の変化を視覚でイメージすることができます。
余談ですが、私は市販の単語帳を使っていませんでした。
その分、自分で書き留めた単語帳を試験前に眺めて、最後の勉強をしていました。まさにお守りです。
ノートの例:
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました!少しでも参考になれば幸いです。
今後は、B2の試験を構成する4つのモジュールそれぞれで使えるフレーズや文法事項などについて記事を書いていこうと思います。
お楽しみに!
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この記事を書いた人:Mako
ドイツのまちづくりとブンデスリーガへの憧れからドイツ語の学習を始め、ドイツ語にハマる。大学の学部3年時に、ドイツ・デュースブルク=エッセン大学に交換留学。ルール地方のまちづくりと産業遺産に魅せられる。好きなブンデスリーガのチームは、FCシャルケ04。