皆さんこんにちは!
Vollmomd受講生で、今回ゲストライターとして執筆致します、けっけと申します。
私は現在音楽大学の4年生で、卒業後はドイツの音楽大学の大学院進学を目指しています。
そのためにはある一定のドイツ語能力証明が必要で、ゲーテ•インスティトゥートの資格証明書取得に向けて日々ドイツ語学習に励んでいます。
今回は目標としていたGoetheB1合格までに行った勉強法やVollmondドイツ語レッスンの活用法について共有させて頂きたいと思います。
目次
私は大学に入学する前から、漠然と大学在学中、或いは卒業後にドイツで音楽を勉強したいと思っていたので、入学してすぐの2019年からドイツ語の勉強を始めました。
2020年にA1、A2に合格し、B1受験を目指す中で、自主学習だけでは思うように進まなくなっていたところ、Vollmondに出会い、Tomo先生のプライベートコースを2020年の冬から受講し始めました。
それまでドイツ語と本業である音楽の勉強を両立させる上で、モチベーションを維持することに大変苦労していたのですが、
Vollmomdを受講し始めたことで、週1回のレッスンを継続させることと(合格するまでの力がついていないと分かっていても)試験に申し込み自分を追い込む目標を立てることで集中して勉強する環境を整えることができました。
B1試験には合格するまで2度(1回目は2021年春、2回目は2022年春)挑戦しました。
というのも、試験対策として集中して勉強できるのは長期休暇の1ヶ月ほどで、4つのモジュール全てを一度に合格するのは、当時の実力では無理がありました。
そこで、何かしらのモジュールは合格したいと思い受験した結果、1回目ではSchreibenとSprechenに合格し、1年後に受験した2回目でLesenとHörenに合格しました。
私はいつも大阪で受験しています。
大阪の会場は梅田駅から徒歩10分と立地が良く、試験会場は梅田スカイビルの35階にあり、とても眺めの良い場所にあります。
大阪での受験者数は大体いつも40〜50人前後で、年齢層も幅広いです。
大阪でのB1試験のタイムスケジュールはこんな感じです。
(Sprechenのスケジュールは当日張り出されます。確か、試験の順番は申し込み順だったと思います。)
ここからはモジュール別にレッスンを活用した対策法を紹介したいと思います。
前述した通り、試験までの期間で4つのモジュールを満遍なくこなすことは不可能に近かったので、
まずレッスンでは苦手意識の高かったSprechenを扱って頂き、対策を始めました。
Teil1のパートナーとの会話では、決まったフレーズを覚え、試験では自分が会話の主導権を握れるように意識しました。
Teil2のプレゼンテーションはドイツ語で話す以前に、
いろいろなテーマに触れて日本語で自分の意見を持つことを日々の生活の中で考えるようにしました。
プレゼンテーションと聞くと、何かすごく難しそうなものを想像していたのですが、
私は以下の記事の “Sprechen (話す)” の項目を参考にさせて頂き、決まったフォーマットを自分で作り、試験の具体的なイメージや流れを掴むことができました。
最初の頃は練習としてレッスンで先生が仰ってくださる日本語をドイツ語で話すことから始めました。
ここで私が意識したのは、日本語をそのままドイツ語で話そうとするのではなく、知っている単語で簡潔に言い換えるということです。
難しいことを話そうとせず、自分の知っている言葉で、また正しい文法で話せるようになるための練習をしました。
ある程度自分の言葉で話せるようになった後、先生にパートナーの役をやって頂いたり、試験までにあらゆるお題に触れるようにして、自分の意見もテーマ別に頭で整理したので試験ではスラスラと自分の意見を話せたと思います。
2021年の春(大阪)に私が受けた時のテーマは “Ausflug” と “Urlaub bei den Verwandten” で、(このどちらか一方を試験ではプレゼンテーションします。)
私のパートナーは “Profisportler“について話していました。
このモジュールでも決まったフレーズを覚えて、正しい文法で書くことを意識しました。
毎回レッスンで先生に添削をお願いしていたので、文法のミスを指摘して頂いたり、より良い表現方法を教えて頂き、使える表現を増やしました。
(単語一つとっても、より自然な使い方は自分では分からないことも多いので添削して頂いた方が安心だと思います!)
私個人的な意見ですが、Sprechenでかなり対策していたことで、Schreibenでも同じような言い回しを使えたので、特別な対策をしなくて良かったかなという感覚があります。
参考までに、私が受験した時のTeil2のテーマは “Umweltschutz (環境を守るために私たちには何ができるか)” でした。
Lesenの対策では Deutsche Welle の TOP-THEMA の記事をレッスンで扱って頂き、読む練習をしました。
私はレッスン前にテキストを予習していかず、レッスン中に初めてテキストを読み、分からない単語や文法を確認し、復習することに重きを置いていました。
また、自分で読むだけでは気づかない重要単語や重要表現を先生が教えてくださるので、今自分に最も必要な単語を効率よく覚えることが出来たのでレッスンを受講していて良かったなと思いました。
私的に試験対策で一番伸び悩んだのはHören でした。
初めの頃は聞いてもさっぱり分からなかったので、先生がご提案くださった nachlichtenleicht の記事を1文ずつ止めて訳すという地道な練習をしました。
私の場合は、まずSV(主語・動詞)が聞き取れるようになった後、副文など徐々に複雑な文法も意識して聞くようにしました。
また、接続詞に注意して聞くと、たとえ分からない単語が出できたとしても、話の大まかな流れは掴めるようになるかなと思います。
(これに関してはLesenでも同じことが言えると思います。)
知っている単語でも聞くと分からない単語も出てくるので、目と耳で単語を確認したり、またシャドーイングも効果的だと思いました。
レッスンでは問題集を扱わなかったので、自主学習ときに本番を想定して解ける以下の問題集を使用しました。
どの問題集も本番と似ているのでどれか持っていると良いと思います。
ここからは試験を終えてみての感想をお伝えしたいと思います。
試験直後、まず第一に思ったのはもっと単語量があれば良かったなと思いました。
文法的には分かっても、単語の意味が分からない箇所があったので、自信を持って答えられない問題がいくつかありました。
試験で自分の知らない単語が出てくるのは当たり前だと思うのですが、単語を知っていることに越したことはないので、試験までに1つでも多くの単語を覚えていると良いなと思います。
(私の場合、知らない単語があってもすぐ飛ばして次を読んで止まらないようにしたり、問題を解く際には消去法で明らかに違う答えに引っかからないように意識しました。)
反対にやっていて良かったなと思ったことは、沢山の問題に触れていたことで扱われるテーマの傾向や自分の得意、不得意なことが分かって、試験では焦らず取れるところは取ろうと思って臨めたことだと思います。
(ちなみにGoetheのB1試験は各モジュール60%以上で合格です。)
また、試験まで自分を追い込むためにVollmondのレッスンを予定に入れて、
本業が忙しくてもドイツ語に触れる環境を作り、勉強しないといけない意識を持ったり、独学では到底合格までたどり着けなかったと思うのでその意味でもレッスンを受講して本当に良かったなと思っています。
(何事も深く習得するにはその分野においてプロフェッショナルな方に習うのが一番の近道だと、私は身をもって実感しています。)
さらに私の先生は、本業を優先で、ドイツ語を楽しく勉強できるように気にかけてくださったり、私に必要な勉強法を提案してくださるので、ストレスなく効率よくドイツ語勉強を続けることが出来てとても良かったです。
ここまで長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。
私にとってドイツ語勉強は、目標を果たすための過程であって避けて通れない道であり、伸び悩んで苦しい時もありますが、
集中できないときは初めて渡独した時にドイツ語が話せなかった悔しさを思い出して日々学習に励んでいます。
周りにドイツ語をやっている人が少なくモチベーションを保つのが難しいのですが、
ごくたまに少しは成長したかなと思える瞬間があったり、ドイツ語を勉強していることで多文化共生や環境問題について考えるきっかけが出来たり、音楽と言語は密接な関係があるので作品の勉強に生かすことが出来たり、、、
今までを振り返ると良いことだらけのような気がします。
今回ご紹介したのは私の行った勉強法であり、今でも試行錯誤しながら勉強しているのですが、誰かの参考になれば幸いです。
私も現状に満足せず、次の目標に向けて楽しみながらドイツ語学習を続けていきたいと思います。
ドイツ語を勉強するきっかけや理由は人それぞれかもしれませんが、
モチベーションを保ちつつ、たまには息抜きも大切にして、一緒にドイツ語学習を頑張っていきましょう♩
けっけさん、vielen Dank! これからも一緒にドイツ語がんばろうね!
ドイツ語オンラインレッスンの受講生募集中 🇩🇪 ♪
Vollmondでは、試験合格に向けてがんばるあなたを応援しています。
数多くの試験合格者がいるVollmondで、ドイツ語試験対策を行いませんか?