初めまして、うもうもと申します。
雨の低気圧にも負け、風邪にも負け、雪にも夏の暑さにも弱く、勉強のご褒美にとケーキを買った日には勉強をする前に食べてしまう、そんな身体も心も強いとは言い切れない私がドイツ語検定3級に合格した際の勉強法をお伝えします。
目次
まずはここで自己紹介を。
私は北国の会社員。
夜勤もあり不規則なシフトであるため中々決まった勉強時間を確保しにくい生活を送っています。
前述したとおり、体調を崩しやすい、サバンナでは1日も生きていけないであろう人間ですがそんな私でも、2022年冬のドイツ語検定3級に92点(136点満点を100点に換算)で合格することが出来ました。
働きながら、色んな時間の制約のある方の参考になればと思いこの記事を記しています。
私のドイツ語勉強の理由は仕事で必要に迫られて、留学にどうしても必要で…といった切羽詰まったものではなく、趣味の調べ物で「ドイツ語が読めたら便利だなあ」という軽い動機です。
元々大学で第二外国語としてドイツ語を勉強していましたが、それはもう10年ほど前のこと。
2021年に独検受験を決めたときにはほぼほぼ文法知識などは忘れている状態でした。
2021年に独検4級受験を決め、独学で勉強を始めました。
何とか2021年冬の試験で独検4級に合格し、3級受験を目指していましたが途中中国語検定へ浮気したりしていましたので、本格的に3級受験への準備を始めたのは2022年7月頃からです。
7月頃までは独学で『しっかり学ぶドイツ語 文法と練習問題』で文法を勉強していました。
ですが「再帰動詞」「比較」「関係代名詞」あたりになると中々理解が追い付かず、Vollmondの「ゼロからドイツ語文法講座」を受講し文法項目を学習することにしました。
11月は仕事が忙しくあまり試験勉強に時間を費やすことが出来なかったのですが、動画クラスで使用した参考書を中心に勉強し12月の独検3級に挑みました。
大学時代 (10年以上前): 大学で、第二外国語としてドイツ語を勉強。
2021年: ドイツ語の勉強を再開。
2021年12月: 独検4級に合格。
2022年7月: 独検3級の準備開始。
2022年7〜10月: Vollmondで「ゼロからドイツ語文法講座」の受講開始。
2022年12月: 独検3級に合格!
勉強って、理解できればとても面白く感じると思いますがそこまでの道のりが長いと思いませんか?
まず机に向かうという動作自体が結構重いと思うんです。
あと、目標を定めていてもそれに到達しないと、罪悪感を感じて余計に勉強する気が無くなったりしませんか?
働きながら勉強している人、モチベーション維持ってかなり大変じゃないですか?
独検3級合格への勉強法をお伝えする前に私のモチベーション維持方法もお伝えしようと思います。
勉強へのモチベーションを維持するために、周りの人に独検を受験することを宣言しました。
プライドが高い私は周りの人に「独検落ちたんだ」と思われることがとてもとても嫌だったので、勉強のモチベーションが上がらないときには「独検合格しました」と言いふらしたい一心で布団から脱出し机に向かいました。
自分の意思が弱いなら人の目に頼ると良いでしょう。
今私は独検2級に向けて勉強中ですが、独検受験を目指している人とLINEグループを作り、日々の成果を報告しあっています。
「報告することがない!」のが嫌で持続できているのでこういった方法もおすすめします。
自分で目標を立てても、私はそれを達成できたことは多くありません。
そして目標を達成できなかったことで罪悪感が募り、「誰も私を愛さない……」とネガティブモードに陥り枕を濡らす(でも勉強はしない)…
そんな日々もありました。
目標未達成による罪悪感で勉強を避けてしまうと元も子もありません。
そこで、一日の勉強の最低ラインを決めることにしました。
例えば、
等々。
私の好きな漫画でも「良い仕事は全て単純な作業の堅実な積み重ねだ」というセリフが出てきます。
即効性のある勉強法ではありませんが、日々労働に従事していたり、自分の時間が取れない方、自分を追い詰めない方法で頑張りましょうね。
私が主に使用していた参考書は3冊です。
動画クラスで勉強した項目を『独検合格4週間』で解いてみて、わからなければレッスン動画を見るか、もう一度『しっかり身につくトレーニングブック』を読み直していました。
11月の直前になってから「過去問を解いた方がよいのではないか」と思い立ち、独検4級受験の際に購入していた過去問を引っ張り出し解いていました。
この記事をお読みになっている皆様は余裕を持って過去問を入手することをお勧めします。
私は1年分の過去問しか解かず挑みましたが何年分か解いていた方がもっと余裕が持てたのではないかと思います。
動画クラスで使用した参考書です。
何よりも良い点は問題が多いところです。
ヒイヒイ言いながら問題を解いているうちにいつの間にか身についています。
難点は回答に解説がついていないところ。
自分の回答と見比べてなぜそうなるのか悩んだこともしばしば。
単語や熟語の説明も多いので時間に余裕がある方は独検対策に何度も挑戦することをお勧めします。
私は動画クラスでの課題で出されたところを一通り解いた後に苦手意識があるところを再び解きなおして勉強しました。
動画クラスで一通り解くだけでも結構な分量になるので、「これだけ自分でもやれたんだ」と自信にもつながります。
独検対策用の参考書です。
説明が簡潔でわかりやすく、出題内容をつかむのにおすすめです。
問題数はそこまで多くないので軽い腕試しにもってこいです。
これを解いてわからない箇所があれば『しっかり身に着くドイツ語トレーニングブック』もしくは動画視聴に戻って理解を含めるといいと思います。
回答集巻末の重要単語・重要動詞が非常に助かります。
(私は時間がなく出来ませんでしたが)リスニング問題も総仕上げテストもあるので試験前に挑戦してみるとよいでしょう。
過去問集です。
すべての級の問題が一堂に会しているので別の級への挑戦を検討している方は購入をお勧めします。
個人的には3級なら3級で数年分の問題を入れてほしいですが…。
回答説明が丁寧なので一度やってみる価値はあります。
また、独検を初めて受験するという方は雰囲気をつかむために1回は解いてみることをお勧めします。
独検公式ホームページにもサンプルがありますので、それを解くのも良いと思います。
文法力を補うために7月〜10月に受講したVollmondの「ゼロからドイツ語文法講座」でどのように勉強に取り組んできたかお伝えします。
このクラスは動画クラスでは、録画された動画を期間中受講生はいつでもレッスン動画を見ることができます。
クラスで推奨されている演習用の参考書は『しっかり身につくドイツ語トレーニングブック』で、毎週動画内で説明された文法項目の箇所を課題として取り組むことができます。
課題に期限は設けられていますが、期限を過ぎてしまってもペナルティはありません。
私のルーティーンを紹介しますと、平日中々まとまった時間を取ることが難しかったので、日曜日にレッスン動画を視聴していました。
金曜日が課題締め切り日だったので月曜日~金曜日で課題の練習問題を解くことを目標にしていました。
土曜日は次の回の動画を見るか、その週の練習問題で間違えたところを復習するように心がけていました。
その週に体調不良等があり机に向かえなかった日があれば土曜日に残りの課題をこなすこともありましたが……。
動画でレッスンが見れるというのは非常に大きな利点です。
体調不良や疲れ果て参考書を開く気力もないとき、そんな時は動画を見るだけ、もしくは横になり動画を流しながら参考書を読んだりしていました。
「今日は動画を見れた」「動画で言っていたここの部分は参考書読んだ」と些細な動作を積み上げることで、独検3級に合格することができたと思います。
期限が定められている課題ですが、調子のいいときは頑張りの目標に、調子が悪いときは「課題あるし少しでも進めるか」と自分を奮い立たせる動機づけに課題を使用していました。
時間がなかなか取れない、「勉強しないと…でも疲れていて(具合悪くて)長時間・集中して何かはできない」と焦っている人には、自分のペースで出来る動画クラスがおすすめです。
文法項目の勉強でやっててよかったと思ったのは、口で覚えることです。
1個何かを覚えたら2個忘れてしまう私ですが、記憶として覚えていなくても「あれ?こっちの方が口になじむぞ」と身体が覚えていることが試験中にありました。
特に前置詞は「inだっけ?nachだっけ?überだっけ?」と選択肢全てが当てはまるような気がすることもあります。
そんな時は文を口ずさみなじんだ方が正解だったりします。
講師の方がレッスン動画で文を読み上げてくれるので一緒に読んだり、記憶の為にノートにひたすら書く時に読み上げながら行っていたのが功を奏したのだと信じたいです。
声を出していけない場所以外でならば高らかに読み上げながら文を記すと良いでしょう。
身もふたもないことを申し上げますが、文法項目は量をこなすことが一番の近道かと思います。
動画レッスンの課題も中々の量(回にもよりますが大体10ページくらい)ありますので、それをこなす+『独検合格4週間neu(ノイ)3級』で充分かと個人的には思います。
単語に関しては、参考書・レッスンで出て来たもので充分賄えました。
特に単語練習の本は購入していません。
『独検合格4週間neu(ノイ)3級』の回答集巻末に動詞の活用や重要単語が載っていますので、試験前にはその個所を見直し不明な単語があればノートに何度も書いて覚えていました。
それで試験問題の8割くらいの意味は理解できました。
あまり恐れることはないかと思います。
独検3級は筆記試験60分、聞き取り試験約30分で構成されています。
私の所感ですが曜日や月、数字に関する話題が多く、数字の聞き取りの対策を行っていなかった私には大打撃でした。
4級と比べると聞き取りの文章も長くなっているので文法項目と並行して対策することをお勧めします。
数字のリスニング練習には、こちらの記事がおすすめ!
『しっかり身につくドイツ語トレーニングブック』には各章の最後にリスニング問題があるのでそれをしっかりやっておけばよかったと思いました。
また、今思い返せば Ⅾeutsche Welle の「Nicos Weg」で長い文章をよく聞いておけばよかったと思います。
シチュエーションで分かれており、YouTubeにも動画があるので普段から聞いて耳を鍛えておけば…と試験後に痛悔したのでした。
賢い皆様は必ず存在するリスニング問題への対策を怠ることはありませんように。
過去問を解いて頂くとわかりますが、結構長めの読解問題が2つ~3つあります。
過去問は1年分しか解いておらず碌に長文対策を行っていなかった私は、ずらずらと並ぶ文章に「わァ……ぁ……」となり時間ギリギリまで文章と選んだ選択肢を見直していました。
「まあ、いけるじゃろ!」と慢心してしまっていました。
『独検合格4週間neu(ノイ)3級』には読解テキストや会話テキストの問題があるので、不安な方はそれくらいの長文に慣れておくことをお勧めします。
また、わからない単語も出てくると思いますが、それはそれとしてかっ飛ばして文脈から判断するのが良いでしょう。
私はわからない単語に固執しかなりの時間をロスしました。
動じない心、大事ですね。
長々と語ってしまいましたが、言語の学習ってやればやるほど楽しいものだと思います。
「ドイツ語だとこういうのか」「日本語で死神っていうとかっこいい感じなのにドイツ語だとSensenmannか…。なんか違うな」等色々な発見があるともっと楽しめますよね。
私はそんな発見をすべくドイツ語学習を自分のペースでトコトコと進めていきたいと思っています。
体験記をここまでお読みいただきありがとうございました。
私の体験の一つでもどなたかのドイツ語学習の一助になれば幸いです。
うもうもさん、改めて独検の合格おめでとう!
次に向けてまた一緒にがんばろうね♩
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Vollmondでは、試験合格に向けてがんばるあなたを応援しています。
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