はじめまして!生徒としてVollmondを利用させていただいている、ゆきと申します。
今回はゲストライターとして、独検2級の合格体験記を書かせていただきます (^-^)
受験日は2020年12月の頭でしたが、私が勉強を始めたのは大学の中間テストが終わった11月中旬!
大学でドイツ語を専攻しているとはいえ、ドイツ語関連の検定を受験するのは初めてで、しかも勉強できる期間は1か月弱という窮地にいました。
ですが!結果的に私は、独検2級に正答率80%で合格することが出来ました!
この記事では、そんな私の勉強方法やおすすめの参考書を紹介します!特に私のように、合格するか不安な方に見ていただきたいです。
目次
私は中学生の頃、ハイデルベルクという街の虜になったことがきっかけで、ドイツに魅了されました。
普段は都内の大学でドイツ語を専攻しており、特にドイツの社会と法律に興味があります!
そんな私が独検の受験を決めたのは、2020年夏ごろ。
実家で暇を持て余していた私に、母が「そんな暇ならドイツ語の資格取れば?」と提案したことがきっかけでした。
しかし、2020年秋から予定されていたドイツ留学が中止になったこともあり、当時の私はドイツ語へのモチベーションがほとんどありませんでした。笑
意欲もそうですが、合格する自信もなかったんだと思います。
結局ギリギリまで渋り、締め切り前日に申し込みをしました。
ここで簡単に、独検2級で求められる力などについて触れておきたいと思います。
引用:独検公式ホームページより(各級のレベルと内容)
では、ここからは実際に私の勉強法や、問題を解く際のポイントについて紹介していきたいと思います!
実際に受験してみて感じたのは、要となるのが前置詞だということです。
これは、前置詞単体はもちろんですが、例えば次のようなものも含みます。
2級では、大問2で前置詞の問題が出題されるほか、長文でも使われているので覚えておくととても便利です!
しかし、一口に熟語と言っても量が多く、覚えるのは大変です。。
これはドイツ語に限った話ではないですが、単語などを自分のものにするためには繰り返し練習することが大切です!
私は毎日、身支度が終わってから授業が始まるまでの20分程度を熟語の時間と決め、何度も繰り返し書いていました(書かないと覚えられないタイプ)。
一日の中でこの時間は熟語!と決めてやると良いかもしれません◎
また、意識して熟語を使えるよう、次のような工夫もしていました。
次に、私なりの長文の読み方を紹介します。
それは「パラグラフごとに理解する」、「逆接に気を付ける」読み方です。
これは私が高校時代に英語の長文読解で使っていた方法ですが、独検の勉強でも役立ちました!
「パラグラフごとに理解する」と言うのは、全体を読んで内容を細かく理解するのではなく、パラグラフの最初と最後の文を読むと言うことです◎
だいたいのものは、最初と最後の文を読むだけである程度内容が分かります。
「逆接に気を付ける」はその名の通り、「しかし(aber)」などに(必要に応じて)印を付けながら読む方法です。
私がリスニングの勉強で使ったのは、Podcastです!
Podcastを知ったきっかけは、以下のVollmondの記事でした。
参考:ドイツ語勉強におすすめのポッドキャスト5選(おすすめエピソードも♩)
中でも私がよく聞いていたのは、こちらの記事でも紹介されている「Deutsch lernen durch Hören」です!
一つ一つの話が3から5分程度と短く、隙間時間にぴったりです!
私はよく、移動中やドライヤー中などの短い時間に聞いていました。
耳を慣らすと言う意味でも、試験当日の会場までの移動時間に聞くのもオススメです◎
これは少し発展編なのですが、試験当日の移動中は1.2倍速にして聞くと、本番の音声が少しゆっくりに聞こえて心に余裕が生まれるので更にオススメです◎
お次は参考書の紹介です。
私は「ひたすら問題を解きたい」タイプなので、売られている参考書のほとんどを解きました。
その中でも特におすすめの3冊と、私が使っていた文法書を紹介します。
(文法書は確認程度で使っていただけですが。。)
タイトル通り4週間で、2級の頻出問題や必要な文法事項を網羅できます!
約1か月かけて1冊を終わらせるので、一日にこなす量が少なく、仕事や学校で忙しく勉強に長い時間を当てられない方に特にオススメです◎
(私は一日に2、3日分解いていましたが、特に問題はありませんでした)
この本は実践問題の前に練習問題が付属しているため、実際の問題形式を理解しやすく、初めて参考書を買う際にオススメです。
実際に私が初めて買ったのもこの参考書でした。
様々な参考書を解きましたが、この本が一番前置詞に関する単語が多く載っていると感じました。(なんと129個!)
こちらの本は、以前に他の方がVollmondの記事でオススメされていましたが、仕上げにオススメです。
参考:独検2級に80%で合格した私の試験対策とドイツ語勉強法
参考書の中でも群を抜いて解説がしっかりしていると思います。
また、さまざまな要素の文中での位置についてまとめた表など、他の参考書ではあまり取り上げられないものも網羅しています。
私はとりあえず多くの参考書を解きましたが、これから勉強する方には次のやり方をオススメします◎
(もちろん前置詞関連とPodcastは毎日!)
独検の過去問については、まずは独検のホームページに掲載されているものを解いてみると良いと思います。
また、問題ごとの正答率や配点も気になるという方は、独検の過去問題集を解いてみても良いかもしれません◎
そして、私が確認程度に使っていた文法書はこちらです。
これは初心者向けで、基本的な文法事項が載っています。
上記の参考書を解いていて、文法事項を確認したいときに使っていました。
文法事項がある程度頭に入っている方だったら、特に文法書を復習したり購入したりする必要はないと思います!(参考書に載っているもので十分◎)
当日は集合時間の1時間ほど前に、会場の最寄り駅に着くように家を出ました!
受験票はもちろんですが、コロナ対策のため、当日の朝に記入するシートを忘れずに持ちました。
(シートには周りでの感染者の有無や過去数週間の渡航履歴等の項目があり、それら全てに該当しない場合のみチェックを入れ、当日提出して初めて試験を実施する部屋に入れます)
会場に着くとすでに沢山の受験者がおり、時間になるまでロビーのような所で待ちました。
時間になると級ごとに受付をし、手指の消毒をして部屋に入りました。
3人掛けの長机の左端・右端に一人ずつ座り、他の人との距離は十分に離れていたと感じます!
換気でドアが開けられているため、冬に受験する方は寒く感じるかもしれません。温度調節できる服装で臨むのが良さそうです。
受験者の年齢層は大学生~年配の方まで幅広く、友人同士で受験していらっしゃる方々も数名見受けられました。
筆記試験とリスニングの間は少し時間があきますが、本当に少し(確か4分程度)なので、お手洗いは先に済ませておくのが良いです◎
ここまで長く沢山書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
言語の学習方法はそれぞれに合う・合わないがあると思います。それでも私の勉強方法が誰かの役に立てば幸いです!
試験勉強などで毎日ドイツ語に触れていると、嫌になることもあると思います。
しかし、そんな中でも自分なりにモチベーションを見つけて頑張りましょう!
必ずドイツ語をやっていて良かったと思える時が来るはずです!
ゆきさん、Vielen Dank!
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