Hallo! Vollmond受講生のMonamiと申します。
このたび、ゲーテB2試験(Goethe-Zertifikat B2)の合格体験記を執筆させていただくことになりました。
この記事では、試験までの限られた期間で、どのように勉強したかをご紹介したいと思います。
少しでもB2を受験される方の参考になれば幸いです。
私は6年前に大学でドイツ文学を専攻し、ゼロからドイツ語の勉強を始めました。
卒業後、就職してからはドイツ語文法の細かいルールなどはかなり忘れてしまいました。
ただ、タンデムパートナーとチャットしたり、たまにポッドキャストを聴いたりして、ドイツ語との接点は無くさないようにしていました。
そして、ドイツに1年間住んでみたいという夢を叶えるため、会社を辞め、ワーキングホリデーで渡独しました。
ドイツに住み始めてから2ヶ月半後にゲーテB2試験を現地で受験しました。
B2対策を始めた段階でのドイツ語レベルはB1くらいだったと思います。
ちなみに、ドイツ語試験は、大学在学中に独検2級を受験したことはありましたが、ゲーテ試験は今回が初めてでした。

B2試験を受けてみようと思ったのは、次の3つの理由からでした。
文章を読む時は、できるだけ文構造を意識していました。
わからないところや、理解が曖昧なところは文法書を確認し、復習していました。
YouTubeやインスタグラムでドイツ語のコンテンツをたくさんフォローし、タイムラインにドイツ語が流れてくるようにしました。
気になった単語は辞書アプリですぐに調べたり、「このフレーズ使ってみたい!」と思ったものは、その場で声に出して真似していました。
これまで興味のないものを無理に聞こうとして、結局続かないことが多かったのですが、好きなものだと「理解したい!」と思って集中して聞きますし、理解するために何度も聞くのでかなり良い勉強になりました。
同時に英語のコンテンツもたくさんフォローしていたのですが、両言語ともリスニングがかなり伸びたのを実感しました。
おすすめのYouTubeチャンネルは、こちらの記事でもたくさん紹介しているよ!
料理中にポッドキャストやYouTubeを聞くようにしていました。
料理とリスニングの両方に集中するのは難しいので、「自分のレベルよりも簡単なもの」「すでに何度も聞いたことがあるもの」を選んでいました。
モチベーションが下がり気味な日は、Vollmondの「ココロ踊るドイツ語講座」を聴いていました。ドイツ語やドイツ文化について日本語で聴けるので、疲れた日の息抜きにぴったりでした。

Testbuchは、ゲーテB2試験と同じ形式・時間配分で模擬試験を体験できる一冊です。
この参考書のおかげで、問題形式を知り、慣れることができました。
マストアイテムでした。
Übungsbuchは、各モジュールをパートごとに集中的に練習できる問題集です。
Vollmondの先生が指定したページを解き、苦手な箇所だけやりました。
出会った単語を登録し、スキマ時間にアプリで復習しました。
B2の勉強をしていると知らない単語だらけで果てしなく、キリがないと思ったので、出会った単語全てではなく、「何回か見たことあるな」「この文章の内容を把握する上で、この単語は重要そうだな」と思う単語だけを登録していました。
「tagesschau in Einfacher Sprache」という簡単なドイツ語でのニュース番組を聞いていました。
ゆっくりはっきり話してくれてわかりやすい分、B2のリスニング対策としては簡単すぎたかなと感じました。
ただ難しいものを毎日聞くのはハードルが高く挫折の原因になってしまうので、スキマ時間に聞いて、耳を慣らすのにはとてもおすすめです。
B2合格後の現在も引き続き聞いています。
試験日の約2ヶ月前から4週間、ドイツの語学学校に通いました。クラスはB2.1でした。
Kontextというテキストが使われていました。テキストで使われていた単語は、ほぼ知らないものだらけでした^^;
毎日新しい単語や表現にたくさん出会い、その都度メモしていました。
私のクラスは人数も少なく、発言しやすい雰囲気だったので、できるだけ発言し、わからないことはその場で聞くように心がけました。
自分の意見を発言することや間違えることへの抵抗感が、ここでだいぶ改善されました。
また、試験2ヶ月前にLesenとHörenだけ、Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat B2 TestbuchのTest1を試しに解いてみました。
Lesenは77 %、Hörenは67%と、一応合格点は超えていたものの、出てくる単語がほぼわからず、勘で答えた部分が多く、手応えは全くなかったです。

語学学校終了後は、Vollmondのプライベートコースを受講していました。
だいたい週2〜3回、試験直前は週4回と集中的に、日本人講師のYu先生とネイティブ講師のDavid先生のレッスンを受けていました。
レッスンでは、一人では対策の難しいSchreibenとSprechenのテスト対策を主にお願いしていました。
Yu先生とのレッスンでは、日本語で質問できる環境だったため、理解できない点をその都度しっかり確認しながら進めることができました。文法や表現の細かいニュアンスまで丁寧に説明していただけたのがとても心強かったです。
LesenとHörenは基本的に自分で勉強していましたが、わからないところはレッスンで質問させていただいていました。毎回宿題も出していただき、試験までしっかりサポートしてくださいました。
David先生とのレッスンでは、ネイティブの話すスピードや自然な言い回しに慣れることができました。
特に、Sprechen対策は試験と同じ形式で練習を行い、毎回丁寧にフィードバックをしていただきました。
渡独してから、新しい場所での生活が落ち着くまで思いの外時間がかかり、正直この時期に試験を申し込んだことを後悔していました…。
しかし申し込んだからには合格したかったので、限られた時間の中で、①レッスンを受講する、②勉強内容を厳選することを決め、試験対策を始めました。
Vollmondのプライベートコースのレッスンを事前にまとめて予約し、強制的に勉強時間を確保しました。
宿題を出してもらうことで、レッスン以外の時間でも勉強するきっかけになりました。
また、始めはドイツ生活で頼れる人も知り合いもあまりいなかったため、そんな時にレッスンでドイツに詳しい先生に話を聞いてもらえたのはとても心強く、試験までメンタルを保つことができました。
試験直前まで色々とトラブルがあり、勉強時間を確保するのが大変だったので、あらかじめレッスンを予約しておいて本当によかったと思いました。
試験まで時間がなかったので、色々使ってみたい参考書などはあったものの、その中からかなり厳選して取り組みました。
モチベーションが落ちたときは、試験を受ける理由を思い出し、そして試験合格後はドイツ語を使って何をしたいかを書き出したりしていました。
また、試験後に旅行を控えていたので、「旅行中にネガティブな気分になりたくないから、今頑張る!」と自分を奮い立たせていました。
また「もう間に合わないかも…」「受からないかも…」と自信をなくした時は、以前の自分と比べてできるようになったこと(「この単語を新たに覚えた!」など)を思い返して成長を実感するようにしていました。
Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat B2 Testbuchの模擬テストを2回分解きました。知らない単語だらけで、自信を持って解答できていなかったので、解き直しをしました。
以下のような流れで解き直しをしていました。
解き直しには時間がかかりますが、多くの模擬テストをやりっぱなしにするよりも、ひとつのテストとじっくり向き合って理解を深める方が効果的だと感じました。

Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat B2 Testbuchの模擬テストを1回分解きました。
Hörenに関しては正直対策不足で、不安なままテスト当日を迎えました・・・^_^;
ただスキマ時間には好きなポッドキャストを聞いたりして、耳をドイツ語に慣らすようにしていました。
他にもおすすめのポッドキャスト番組を多数、こちらの記事で紹介しているよ!
Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat B2 Testbuchを使用しました。
レッスン前に、テストと同じ条件下(時間制限・辞書なし)で解き、レッスン中に添削してもらいました。
レッスン後に添削を元に書き直しをして、本番で使いたいRedemittelを繰り返し書いて練習しました。
テスト前には、今まで自分が書いてきたものを見返して、便利な表現や単語をリストアップしました。
また、文章の構成(Einleitung、Hauptteil、Schluss)を予め決めておくことで、その分、本番はテーマについて考えることに集中できました。
Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat B2 Übungsbuchの先生が指定した箇所を解いて、Einleitungに特化した練習などもしていました。

Sprechenも、Mit Erfolg zum Goethe-Zertifikat B2 Testbuchを使用しました。
レッスン前にテストと同じく15分で準備をして、レッスンで実施するという形で進めていました。
また、レッスン内では、たまにMit Erfolg zum Goethe-Zertifikat B2 Übungsbuchを使用して、Redemittelを意識的に使用する練習を行ったりしました。
レッスン以外では、YouTubeで「Goethe B2 Sprechen」と検索し、本番と同じ形式でSprechenを実施している動画を何回も観て、コツを掴むようにしました。
⬇︎参考にしていた動画は、例えばこちらです。
また、Schreiben同様に、Einleitung、Hauptteil、Schlussごとに、テーマ関係なく事前に準備できるところは準備して、テスト直前まで確認していました。
B2試験には、無事に合格することができました!
実際の点数は以下の通りです。
| Lesen | 77 |
| Hören | 63 |
| Schreiben | 82 |
| Sprechen | 63 |
模擬テストを解いていた時よりも、自信を持って解答できました。
かなり難しく感じました。
なんとか合格できましたが、もっと問題形式に慣れておくべきだったと思いました。
テーマは、Teil1は Umweltfreundlicher Tourismus でした。
Teil2は、「ドイツ企業でインターンをするつもりだったが、社員との面接を逃してしまった。担当社員に、なぜこのようなことが起きてしまったのか、なぜこの会社でインターンをしたいのか、新しい約束の提案、謝罪をする」というような内容でした。
他のモジュールと比べて点数が割と良かったのは、Vollmondのレッスンで書き方をしっかり対策したおかげだと思います◎
テーマはTeil1では、2つのテーマの中から、「Online eine Sprache lernen」を選びました。
Teil2のディスカッションのテーマは、「flexible Arbeitszeit」でした。
お互いよく聞き取れず、あまり話しが噛み合っていない感じがありました・・・。
全体的に、難しい語彙を使う余裕がなく、B2レベルに相応しい語彙を使う練習をしておくべきだったなと思いました。
合格できたのは、Redemittelを使用したこと、構成をしっかり意識して論理的に話すことを意識したこと、点数がギリギリだったのはB2レベルの語彙力があることをアピールできなかったことかなと振り返って思います。
ちなみに試験の雰囲気が日本と違い面白かったです。
日本でしか試験を受けたことがなかったので、あのピリッと引き締まった感じを想定してドキドキしていたのですが、行ってみたら、もっとラフな感じで、始まる時間も全然ピッタリではなく、みんなが準備出来次第スタート、のような感じでした。
そんな雰囲気のおかげで緊張は結構解けました(笑)
結果は1週間後に届きました。

B2レベルになると語彙の難易度が一気に上がり、テキストも模擬テストもわからない単語だらけで挫けそうになることもありました。
「重要なものだけ覚えればいい」と意識を切り替えてからは、いちいち落ち込まずに勉強を進められるようになりました。単語が全部わからなくても問題は解けます◎
SprechenやSchreibenは「そもそもテーマについて意見や知識がない」と困ることがありましたが、あくまでもドイツ語の試験なので、難しいことやスゴイことを言わなくてもいいと思うと少し気持ちが楽になりました。
また、「自信ないな…」と思いながら話すと、発音が悪くなったり、余計に焦って思考停止し、言葉が出てこなくなったりするので、たとえ自信がなくても、堂々と話すようにしていました。
仕事や家事、学校など色々ある中で、試験対策をするのは大変なことだと思います。
モチベーションに関係なく、やらざるを得ない環境を整えることが大切だと感じています。
今回、一番やって良かったと思うことは、レッスンを定期的に予約したことです。
ドイツ語の先生が味方になってくれるのはとても心強いです。

なかなか理想通りには勉強を進められないことが多いですが、「できたこと」に少しでも目を向けられると、嫌にならずに続けられるかなと感じています。
私は、最近ネイティブと話していて聞き返す頻度が減ってきていると感じています。
理解が曖昧なときは、単に「Wie bitte?」と聞き返すのではなく、自分の言葉で言い換えて、認識が合っているか確かめられるようになったのも成長だなと思います。
さらに、日常生活でドイツ語で会話する時や、書類を読む時に、以前より負担が少なくなったとも感じています。
ドイツ語学習は長い道のりですが、焦らず一歩ずつ、一緒に頑張っていきましょう♪
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!