語彙を増やそう! 11の様々な -sehen

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今日は sehen の入った様々な分離動詞や非分離動詞を見ていこう。

まずは大まかな意味を取って、それぞれの例文で細かい使われ方を見ていくよ~!

sehenには「見る」「目に入る」「会う」「見てとる」などといった意味があります。

この記事では、前綴りのついた様々な-sehenに着目します。

多くのものは分離動詞ですが、中には非分離動詞もあります。

「前綴りって何?」「それぞれの前綴りにどんな意味合いがあるか分からない…」という方は、こちらの記事を読んでからそれぞれの動詞を見ると、イメージが湧きやすくなると思いますよ。

また、リストの中には再帰動詞も含まれています。「再帰動詞って?」「再帰代名詞って?」という方は、こちらの記事がおすすめです。

absehen

予測する

absehenには、まず「予測する」「察知する」といった意味があります。

Was in der Serie passieren wird, ist nicht einfach abzusehen.

そのドラマで何が起こるかは簡単に予測することができない。

Tja, das Ende ist noch nicht abzusehen.

さあ、いつ終わるかまだ見当がつかないよ。

見てとる

2つ目は「見てとる」という意味で、以下の使い方があります。

  • jmdm. etw. an etw. absehen「~の○○を見て…を察知する」 ※ an の後ろは3格
  • etw. von[bei] jmdm. absehen「…を~からのぞき見する、カンニングする」 ※目的語なしで使われることも多い
  • etw. vom Mund absehen「…を唇の動きから読み取る」※目的語なしで使われることも多い

Ich habe ihr die Freude an den Augen abgesehen.

私は彼女の目を見て喜びを察知した。

Er hat bestimmt bei dir abgesehen.

彼は絶対に君のカンニングをしていたよ。

Die Kinder haben gelernt, von den Lippen abzusehen.

その子供たちは唇を読み取ることを学んだ。

思いとどまる

前置詞の von と一緒に使って「…を思いとどまる」「見合わせる」「やめる」といった表現ができます。

Wegen des Wetters haben wir diesmal davon abgesehen, ans Meer zu fahren.

天候が理由で私たちは今回海へ行くのをやめた。

度外視する

前置詞の von と一緒に使って「…を度外視する」「問題にしない」「見逃す」といった意味もあります。

過去分詞の形でもよく使われます。

Abgesehen davon, dass es nicht am Zentrum liegt, ist das Hotel gut.

中心部にないことを問題にしなければ、そのホテルは良い。

ねらう

es を目的語にし、es auf etw.[jmdn.] absehen の形で「…をねらう、めざす」「…に目をつける」の意味があります。

口語で、通常完了形で用いられます。

Der Junge hat es auf das Mädchen abgesehen.

その少年はその女の子を手に入れようとねらっている目をつけて嫌がらせをしている

Die Frau hat es auf sein Geld abgesehen.

その女は彼のお金がねらいだ

ansehen

じっと見る

ansehenの1つ目の意味として、「じっと見る」「眺める」といったものがあります。

Die Mutter hat das Kind angesehen und gelächelt.

その母親は子どもを眺めてほほえんだ。

3格の再帰代名詞と一緒に使うと、「(ある意図をもって)じっくり見る」「見物・観察・鑑賞する」といった意味になります。

Der Film ist zwar berühmt, aber wir haben uns ihn noch nicht angesehen.

その映画は有名だが、私たちはその映画をまだ見たことがない。

判断する

2つ目の意味は「判断・評価する」「見なす」です。

「…を~と見なす」と表現する場合には für または als を伴います。

Man sah den Fall anders an.

人々はその件を違う風に捉えていた。

Sie sehen ihn als ihr Freund an.

彼らは彼を友人として見なしている。

見て分かる

jmdm. etw. ansehen の形で「~の外見から…を見てとる」「~が…であることが見て分かる」といった意味になります。

Man hat ihr angesehen, dass sie da froh war.

彼女がその時喜んでいることが見てとれた

~のように見える

4格の再帰代名詞を伴い、様態を表す語句と一緒に使うと「~のように見える」と外観や外見を表現することができます。

また、anzusehen sein の形で使われることもあります。

Die Wohnung ist nett anzusehen.

そのアパートは見た感じ良さそうだね。

aussehen

~の様子である

様態を示す語句と一緒に使い、何かの見た目について表すことができます。

ansehen とは異なり、再帰代名詞は伴いません。

Die Suppe sieht aber lecker aus.

それにしても、そのスープはおいしそうだね。

Du siehst genau aus wie dein Vater.

君はお父さんにまるっきりそっくり(な見た目)だね。

また、nach を伴うこともあります。

Ohje, es sieht nach Regen aus.

やれやれ、雨が降りそうだ。

durchsehen

目を通す

durchsehenには「始めから終わりまで目を通す」といった意味があります。

丁寧に目を通す場合にも、ざっと目を通す場合にも使います。

Der Beamte hat die Papiere durchgesehen.

公務員はその書類に目を通した。

Kannst du bitte meinen Aufsatz durchsehen?

僕の論文をチェックしてくれる?

のぞく

durch etw. durchsehen で「~を通してのぞく」という意味になります。

Die Kinder haben durch das Loch durchgesehen.

子どもたちはその穴を通してのぞき見た

見通しを持つ

口語的な表現で、「全体の展望を持つ」といった使われ方もします。

Ich sehe noch nicht ganz durch.

まだ十分に様子が呑み込めないんだけど。

einsehen

のぞき見る

einsehenの1つ目の意味として「のぞき見る(ことができる)」や「目に入る」があります。

Von dieser Seite kann man leider nicht den Garten einsehen.

こちら側からは残念ながら庭をのぞくことはできない。

悟る

「(誤りなどを)悟る」「理解する」といった意味もあります。

Am Ende hat sie anscheinend ihren Fehler eingesehen.

最後には彼女は自身の誤りを悟ったようだ。

Ich habe nicht eingesehen, warum es falsch war.

なぜそれが誤りだったのか、私は分からなかった。

fernsehen

テレビを見る

fern には「遠い」「遠く」といった意味がありますが、fernsehen で「テレビを見る」という意味になります。

In meiner Freizeit sehe ich gern fern.

余暇にはテレビを見るのが好きです。

なお、「遠くを見る」という場合には、in die Ferne sehen と表現します。

Wenn ich bei der Arbeit Pause mache, sehe ich oft in die Ferne.

仕事中に休憩するときは、しばしば遠くを見ます

nachsehen

見送る

nachsehenの1つ目の意味として「~が立ち去るのを目で追う」「見送る」が挙げられます。

日本語を通して考えると4格目的語を取りたくなるところですが、3格支配になることに注意が必要です。

Am Hafen haben wir dem Schiff nachgesehen.

港で私たちは船が立ち去るのを見送った

確かめる

「確かめる」といった意味もあります。

Ich werde nachsehen, wer bei uns geklingelt hat.

誰がチャイムを鳴らしたのか確かめてくるよ。

Kannst du bitte nachsehen, ob die Kinder schon die Hausaufgaben gemacht haben?

子ども達が宿題をもうやったか確認してもらえる?

調べる

「(辞書で)調べる」といった意味に加え、「点検する」という使い方もあります。

Lass uns mal im Wörterbuch nachsehen, was diese Wörter bedeuten.

これらの単語がどんな意味か、辞書で調べてみよう。

Der Großvater sieht regelmäßig nach, ob seine Socken noch heil sind.

おじいさんは定期的に靴下に穴が開いていないか点検する

大目に見る

jmdm. etw. nachsehen で「(~に対して過失や欠点などを)大目に見る」といった意味にもなります。

Der Mann sieht den Kindern alle Unarten nach.

その男は子どもたちの全ての不作法を大目に見ている。

übersehen

übersehen には分離動詞と非分離動詞があり、ここでは非分離動詞の方に着眼します。

※分離動詞の übersehen は口語で用いられ、3格の再帰代名詞を伴い、「見飽きる」「飽きるほど見る」という意味があります。

見通す

非分離動詞の übersehen には「(全体の状況や分野などを)見通す」「(全体から)見積もる」といった意味があります。

Ob es gut ist, konnten sie nicht übersehen.

それが良いかどうかを彼らは判断することができなかった。

見ない

2つ目の意味は「見落とす」、そして「大目に見る」です。

何かや誰かをうっかりして見ない場合にも、意図的に見ない場合にも用いられます。

Er hat ein Stoppschild übersehen und wollte einfach weiter fahren.

彼は一時停止の標識を見落とし、そのまま進もうとした。

Die Jugendlichen haben uns absichtlich übersehen.

その若者たちは意図的に私たちを無視した(←意図的に見落とした)。

Der Mann übersah die Unarten der Kinder.  

その男性は子どもたちの無作法を見逃した。

umsehen

辺りを見回す

umsehenは4格の再帰代名詞を伴い、「辺りを見回す」「見て回る」といった意味で使われます。

Was wünschen Sie? – Ich sehe mich erstmal um.

対面式の販売店で)何になさいますか。-まずは見てみます。

nach と一緒に用いると「…を探す」「…を探し回る」という意味でも使うことができます。

Was macht er? – Er sieht sich nach seinem Schlüssel um.

彼は何をしているの?-部屋の鍵を探しているんだよ。

振り向く

4格の再帰代名詞を伴い、「後ろを振り返る」という意味でも使うことができます。

Die Frau ging weg, ohne sich umzusehen.

その女性は振り向くことなしに立ち去った。

versehen

果たす

versehenの1つ目の意味として「(職務や役割などを)果たす」「面倒を見る」があります。

Sie hat meistens ihren Dienst versehen.

彼女はたいてい彼女の任務を果たした。

Der Mann versieht bei uns den Haushalt.

その男性は私たちの家事の面倒を見ている

与える

jmdn. mit etw. versehen で「~に…を与える」という意味で使われます。

Die Stadt versieht die Leute mit Lebensmitteln.

市はその人々に食料品を支給している

また、etw. mit etw. versehen で「~に…を備える」「~に…を備えつける」という使い方ができます。

Der Schlosser hat die Tür mit einem Schloss versehen.

その錠前師はドアに錠前を取り付けた

見間違える

「見誤る」「間違える」という意味もあります。

4格の再帰代名詞を伴って「見間違いをする」という意味で使うこともできます。

In dem Zimmer war es sehr dunkel, deswegen hat er sich versehen.

その部屋はとても暗かった、そのため彼は見間違いをしてしまった。

Ich habe mich bei der Zahl versehen und eine falsche Nummer angerufen.

私は数字を読み違えて間違い電話をかけてしまった。

しそこねる

「(うっかりして)しそこねる」という意味もあります。

4格の再帰代名詞を伴い、「(うっかりして)過ちを犯す」というようにも使われます。

Man muss aufpassen, sich nicht zu versehen.

間違いの無いよう、気を付けなければならない。

das Versehen, – で「(うっかりして犯してしまう)過失」といった意味があるよ。

aus Versehen で「うっかりして」という表現になり、よく使われているよ。

例)Ich habe aus Versehen den Teller gebrochen.

  (うっかりしてそのお皿を割ってしまった。)

vorsehen

計画する

まず、vorsehenには「あらかじめ考慮に入れる」「計画する」といった意味があります。

Es ist vorgesehen, nächsten Monat dieses Buch zu veröffentlichen.

来月にこの本を出版することが計画されている。

「…を~用に予定する」という場合には etw. für/als etw. vorsehen の形を取ります。

Sie haben das Geld für Einkäufe vorgesehen.

彼らはそのお金で買い物をする予定だった。

用心する

4格の再帰代名詞を伴うと「注意する」という意味で使うことができます。

Sieh dich vor, da ist nass und rutschig!

気をつけて、あそこは濡れていて滑りやすいぞ!

顔を出す

自動詞で使うと、「(~の下・後ろから)のぞく」という意味になります。

Der Hund sah hinter dem Stuhl vor.

犬が椅子の後ろからのぞいていた。

前綴りを伴った-sehen 11選、いかがでしたでしょうか。

他にもさまざまな -sehenがあります。辞書で逆引き機能を使って調べてみるのも面白いと思います。

ドイツ語の表現力を高めるには、インプットの後にはアウトプットを必ず行うのが大切です(^^)

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この記事を書いた人:Yuna

東京外国語大学でドイツ語を専攻、在学中にエアランゲン大学に交換留学する。大学卒業後は教員として働き、ドイツに生活拠点を移した際にオンライン講師業を開始。現在は0歳児を育てながら、記事執筆や添削業務を行う。

皆さんの知識を整理したり、語彙を増やしたりして、使える表現を増やすお手伝いができれば幸いです(^^)

内容・表現チェック:nico(Vollmondドイツ語講師)

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