「ドイツ語を始めたいけれど、まず何をすればいいの?」
そんな疑問や不安をもった学習者の方にこれまでたくさん出会ってきました。
この記事では、ドイツ語を最上級レベル(C2)まで習得した私komachiが、ゼロから始めるための基礎ステップ、初心者におすすめの勉強法、継続のコツまで丁寧に解説します。
ドイツ語学習の全体像がつかめる内容になっていますので、ぜひ参考にしてください!
まずはじめに、ドイツ語学習を始めるにあたって知っておくと役立つ基本情報を紹介していきます。
日本独文学会の「ドイツ語教育・学習者の現状に関する調査2024」(調査の概要はこちら)によると、日本の教育機関でドイツ語を履修している人は約14.9万人と推計されています。
以下に、全国の教育機関(大学・短期大学・高等専門学校・高等学校)におけるドイツ語履修者数についての推計結果を示す。
日本独文学会「ドイツ語教育・学習者の現状に関する調査2024」
全国の教育機関におけるドイツ語履修者数の推計値 = 149,472
ただし、私たちVollmond(フォルモント)のようなオンラインスクールなど、公的機関以外の学習者はこの数字に含まれていません。
そのため、ほとんど確実に実際のドイツ語学習者数は15万人以上はいると考えられます。
ドイツ語を勉強していると必ずと言っていいほど「なんでドイツ語?」と聞かれますが、全国にこれだけ仲間がいると思うと心強いですよね◎
同じ調査では、ドイツ語を履修する理由について次のようにまとめられています。
問 12 あなたがドイツ語を履修している理由は何ですか。(複数回答可。ただし、「その他」の場合は
具体的に書いてください。)この問いではドイツ語を履修している理由をたずねた。回答は「ドイツ語圏に関心を持っているから」
日本独文学会「ドイツ語教育・学習者の現状に関する調査2024」
(45.6%)がもっとも多く、次いで「英語以外の言語も学習したいから」(32.5%)、「ヨーロッパに対し
て憧れがあるから」(28.4%)、「ドイツ語圏に旅行したいから」(26.8%)という順で多かった。
「必要に迫られて」というより、興味や憧れをきっかけに学び始める人が多いように思います。
ちなみに、過去にVollmondで実施したアンケートでは
1位:ドイツ語圏の文化に興味がある(音楽、サッカー、歴史、パン、教育など)
2位:恋人・家族・友人など、身近な人がドイツ語話者だから
でした。
文化的な興味が強いのは共通していますが、社会人学習者やヨーロッパ在住者も多いVollmondでは、身近な人とのコミュニケーションなど、生活に直結した理由も多いです♩

▼学習目的や理由はこちらの記事で詳しくまとめています。
ドイツ語学習は、ヨーロッパ言語共通参照枠「CEFR(セファール)」によって、A1〜C2まで6段階に分かれています。
まずは、ドイツ語には具体的にどんなレベルがあるのか、またそれぞれのレベルではどんなことができるようになるのかを一覧表で見てみましょう。
| CEFR | レベル | できること |
|---|---|---|
| A1 | 入門 | ・簡単なあいさつや自己紹介 ・ゆっくり簡単な受け答え |
| A2 | 初級 | ・身近なテーマについてやり取りできる ・ゆっくり簡単な会話ができる ★旅行に行きたい人向け |
| B1 | 中級 | ・自分の意見を説明できる ・まとまりのある文章が作れる ★長期滞在を控えている人向け |
| B2 | 中上級 | ・複雑な内容もスムーズに扱える ・長めの文章やインタビューを理解できる ★日常会話がこなせるようになりたい人向け(初心者が想像する「ペラペラ」に近い状態) |
| C1 | 上級 | ・高度な話題でも自然に議論できる ・どんな場面でも柔軟に対応できる ★現地就職・大学進学を目指す人向け |
| C2 | 最上級 | ・ほとんどネイティブスピーカー並みの語学力 ・ドイツ語の使用において困難を感じない |
Vollmondでは、ほとんどの方が完全初級もしくはA1レベルで学習を開始します。
そこから、A1→A2→B1→B2→C1という風に1レベルずつ上達していきます。
ちなみに、Vollmond講師は全員C1以上のドイツ語力ですので、ご安心ください◎

それでは、各レベルに到達するためにはどのくらいの時間が必要なのでしょうか?
Vollmondでご案内している学習時間の目安を紹介します。
| 授業 | 自主学習 | 合計 | |
|---|---|---|---|
| 完全初級→入門A1 | 50 | 100 | 150 |
| 入門A1→初級A2 | 60 | 120 | 180 |
| 初級A2→中級B1 | 80 | 160 | 240 |
| 中級B1→中上級B2 | 100 | 200 | 300 |
| (合計)完全初級→中上級B2 | 290 | 580 | 870 |
ただし、言語の習得スピードは、それまでの学習経験など様々な要因によって変わるため、人によってかなり差があります。
次のレベルに100時間で到達できる方もいれば、300時間以上かかる方もいらっしゃいます。
必要勉強時間はあくまでも参考程度に、自分のペースでコツコツ学習を積み重ねていくことが言語習得の1番の近道だということを忘れないでくださいね◎
▼こちらの時間を実際にレッスン頻度としてまとめたものが以下の表です。
1回のレッスン時間 | 1時間 (+ 1回のレッスンに対する自己学習を2時間) | |||
|---|---|---|---|---|
| 頻度 | 週1 | 週2 | 週3 | 週4 |
1時間あたりの勉強量 | 3時間 | 6時間 | 9時間 | 12時間 |
完全初級 → A1 | 1年 | 6ヶ月 | 4ヶ月 | 3ヶ月 |
A1 → A2 | 1年2ヶ月 | 7ヶ月 | 4ヶ月半 | 3.5ヶ月 |
A2 → B1 | 1.5年 | 9ヶ月 | 6ヶ月 | 4.5ヶ月 |
B1 → B2 | 2年 | 1年 | 8ヶ月 | 6ヶ月 |
完全初級 → B2 | 約5年半 | 約2年8ヶ月 | 約2年 | 約1年4ヶ月 |
▼勉強時間について、より詳細に知りたい方は以下のブログ記事をご覧ください。
ドイツ語はドイツだけでなく、オーストリアやスイスでも公用語として使われています。
EUで母語話者が最も多い言語でもあり、旅行・留学・仕事などヨーロッパでの選択肢が一気に広がります。
ドイツ語圏では英語も通じることが多いですが、ドイツ語ができると現地の情報がすぐに理解できて、店員さんとの会話もスムーズに進みます。
また、オランダ語はドイツ語と似ている部分があるため、オランダ旅行の際にも単語の意味がなんとなく分かり、思わぬところで役に立ちました。
最近は日本を訪れるインバウンド観光客も増えているので、日本でドイツ語を聞く・話す機会も意外と多いです。

ドイツ語の発音は、基本的に綴りのとおりに読むというシンプルなルールで成り立っています。
英語のように例外が多いわけではないため、読み方が直感的に分かりやすく、初心者でも正しく発音しやすいのが特徴です。
例えば、「Name(名前)」は「ナーメ」と読みますし、「Auto(車)」は「アウト」です。
知らない単語でも読み方が推測できると安心感がありませんか?
一度ルールを覚えてしまえば、街中の看板やメニューの単語もすぐに読めるようになり、旅行や日常の中での理解がぐっと楽になります。

また、カタカナ発音は推奨こそしないものの、英語やフランス語ほど日本語と音の距離がそこまで離れていないため、初めての人でも発音のハードルが比較的低い言語だと感じています。
▼ドイツ語の発音に興味がある人におすすめのブログ記事はこちら!
ドイツ語は英語と同じゲルマン語族に属しているため、語彙や文法のしくみに共通点が多くあります。
得意かどうかは別として、ほとんどの方は英語を学んだ経験があるので、なんとなく意味を推測できたり、文の構造が理解しやすかったりと、学習を進めるうえで大きな助けになります。
たとえば、Haus(house)、Wasser(water)、finden(find)など。
こうした似ているポイントに気づけると、理解が早くなるだけでなく、学習の楽しさにもつながっていきます♩
「最初に何をしたらいいですか?単語と文法のどちらを優先したらいいですか?」
こう聞かれたとき、私は単語でも文法でもなく、A1.1レベルの4技能(聞く・話す・読む・書く)に総合的に取り組むことをよくおすすめしています。
多くの日本人が経験してきた語学学習は、
単語 → 文法 → 読解 → リスニング → ライティング → 最後にスピーキング
というように、技能をひとつずつ積み上げるスタイルが一般的です。
その経験があるため、多くの人はつい「まずは単語と文法で基礎固め。話す練習はもっと後で…」と考えがちです。
しかし、4技能をバラバラにせず、まとめて使える力こそが本当に使える語学力です。

例えば、
相手の話を聞いて内容を理解し(聞く)、
自分の考えを伝え(話す)、
必要な情報を読んで確認し(読む)、
あとでメールでまとめる(書く)など
日常生活のコミュニケーションは常に複数の技能の組み合わせだからです。
なので、一見難しく思える「話す・聞く・書く」にも、最初から積極的に取り組んでいきましょう!
こうした総合的な学習ができるよう、Vollmondでは「オンラインドイツ語総合クラス」を開講しています。完全初心者向けのクラスもありますので、気になる方はリンク先をご覧ください。
とはいえ、まずは独学でゆるく始めたい方も多いはず。
ここからは、そういった方に向けておすすめの勉強法をご紹介していきます。
レッスン受講中の方も、自己学習としてぜひ取り入れてみてくださいね。
ここからは、ドイツ語がまったく初めての方におすすめしたい学習法をご紹介します。
「Duolingo(デュオリンゴ)」は、ゲーム感覚で楽しくドイツ語を学べる超人気アプリです。
前述した4技能(+語彙・文法)を総合的に練習できるよう設計されており、完全初心者でも取り組みやすい日本語対応のアプリです。
隙間時間に2〜3分だけでも進められるのが最大の魅力!
「毎日続けられたのはこれが初めてです」「Duolingoで始めてみたら、もっと学びたくなってレッスンに申し込みました」という声も実際にとてもよく聞きます。
無料アプリの良さは、とにかく気軽に勉強できること。
「とにかく何か始めたい」という方は、まずはDuolingoをインストールして、1日1レッスンから始めてみてください。
Duolingoは手軽に取り組めるのがメリットで、私もフランス語学習で3年以上使い続けています。ただ、メインの学習ツールとして使うには物足りなさを感じるので、あくまでサブ的に、他の勉強法と組み合わせて使うのがおすすめです。
独学で最も取り組みやすいのが、文法学習です。
文法は理解すれば「読める」「書ける」に繋がりやすく、成長を感じやすい分野でもあります。
ここでは、完全初心者におすすめの文法学習の始め方を紹介します。
まず、無料で文法の基礎を学びたい方に最もおすすめなのが、東京外国語大学が公開している文法学習サイトです。

内容がとてもわかりやすいので、初めて文法を学ぶ方でも安心して取り組めます。
書籍代はかかりますが、文法演習書を1冊やり切ることは初期学習で特に効果が高い方法です。
文法は知識をつけるだけではすぐに忘れてしまうので、手を動かしてたくさん練習をしてしっかりと脳内にインプットしていくことが大切です。
以下、文法学習におすすめかつ人気な参考書を2冊ご紹介します!
どちらもしっかり手を動かしてたくさん演習できるのが魅力です。

演習問題を解くときは、正しい文を声に出して読むとさらに効果的です。
ぜひ、「問題→答え合わせ→音読」をセットにして取り組んでみてください。
Vollmondの動画学習コース「ゼロからドイツ語文法講座」では、レッスン動画を視聴することでドイツ語基礎文法を身につけることができます♩
私が講師をしており、レッスン動画や練習問題で分からなかった箇所の質問ももちろんOK!
複雑なドイツ語文法を一緒にがんばりたい方、お待ちしています。

「Nicos Weg(ニコの道のり)」は、初心者〜中級者向けに作られた映画で、ネットで無料視聴できます。
ストーリー仕立てのドラマ形式になっていて、字幕付き・スクリプトあり・練習問題ありと、独学に必要な要素がすべて揃っています。
Nico(ニコ)というスペイン出身の男性が、ドイツ生活の中で実際に語学・文化をゼロから習得していく様子が描かれています。
自然なドイツ語がテンポよく登場するため、初心者でも無理なく日常会話表現に慣れていくことができます。動画として楽しみながら学べるのが嬉しいですね♩
▼Nicos Wegを活用したおすすめの勉強法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
語彙力を伸ばすために欠かせないのが、独和辞書(ドイツ語→日本語)や和独辞書(日本語→ドイツ語)を使う習慣です。
私が愛用している辞書は、『アクセス独和・和独辞典』。
紙辞書や電子辞書でも定番の辞書ではありますが、分からない単語をすぐ調べられるアプリ辞書を長年愛用しています。
▼おすすめのドイツ語辞書はこちらの記事で他にも紹介しています。
単語学習では、以下の3ステップをセットで行うのが効果的です。
辞書を1回引いただけではすぐに忘れますが、30回くらい引いていると少しずつ覚えられるようになります。
地道にこの3点セットを続けることで語彙が確実に増えていきますので、ぜひ試してみてください。
▼おすすめの単語勉強法はこちらで詳細に紹介しています。
ドイツ語の基礎をしっかり身につけたい方には、学習サイトを活用したインプット学習が効果的です。
Vollmondでは完全初心者の方に向けた基礎学習コンテンツを多数ご用意していますが、その中でも最初に押さえておきたい基礎記事を5つ厳選しました。
この順番で読めば、ドイツ語の入り口がきっとスムーズに理解できます。
ドイツ語のリスニング力を伸ばすための強い味方が「YouTube(ユーチューブ)」です。
字幕機能や再生速度も調整できるため、初心者でも取り組みやすい学習です。
Vollmondでは、初心者から見れるドイツ語学習におすすめのYouTubeチャンネルをまとめた記事を公開しています。
▼「どんな動画を見たらいいかわからない」という方は、まずこちらの一覧を参考にしてみてください。
通勤時間や家事などの隙間時間には、ポッドキャスト「ココロ踊るドイツ語講座」やNHK語学ラジオ講座「まいにちドイツ語」初級編を聴くのがおすすめです。
「ココロ踊るドイツ語講座」は私komachiが配信しているVollmondの番組で、初級レベルの方に向けて、日常会話フレーズや勉強法紹介、文法解説などを行なっています。
これまでの配信も全て無料で聴き放題です♩

「まいにちドイツ語」初級編は、1回15分・週3回のラジオ番組で、ドイツ語の基礎をコンパクトに、しかも効率よく学べる初級者向け講座です。
聞き逃し配信があるため、自分の好きな時間に無理なく聴けます。
▼「まいにちドイツ語」の活用方法を詳しくまとめた記事はこちら。
独学でもドイツ語は伸ばせますが、「できるだけ効率よく力をつけたい」「遠回りせずに確実に前進したい」という方には、次の方法が特におすすめです。
独学からスタートする方は多いですが、レッスンを受けてプロにサポートしてもらうのが最も効率的な学習方法のひとつです。
理由はシンプルで、
というメリットがあるからです。

実際に、独学で基礎が曖昧なまま間違った知識を身につけて進んでしまい、中級レベルでつまずいて結局最初からやり直すことになった生徒さんもこれまで多く見てきました。
「達成したい目標がある」「やる気はあるけど続く自信がない」
そんな方ほど、最初から学べる環境を整えてみてくださいね!
「HelloTalk(ハロートーク)」は、言語学習者同士がお互いの母語を教え合うことをコンセプトにした、有名な言語交換アプリです。
おすすめはタイムライン機能。
XやInstagramのように、自分の投稿をドイツ語でポストすると、ドイツ語を学ぶ日本語話者や日本語を学ぶドイツ語話者のタイムラインに表示されます。
そこで「添削してください」というハッシュタグをつければ、コメントで添削やアドバイスをもらえたり、感想がきたり、ドイツ語を使ったやり取りが簡単にできます。
ドイツ語を実際に使う機会が少ない日本では、こうしたSNSをうまく利用するとアウトプットの場がぐっと増えます。
アウトプットの機会を増やしていくことが、ドイツ語上達には大切です!

次に、ドイツ語学習に役立つ教材をカテゴリー別にまとめます。
目的に合わせて活用してみてくださいね!
初心者におすすめの参考書を厳選して紹介します。
リンクをクリックすると、そのまま書籍購入ページに飛べます。
何冊も取り組もうとするのではなく、まずは一冊「これ」と決めたものを最後までやり切ると力になります。

他にも、おすすめの参考書はまだまだあります。
▼以下の記事でたくさん紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
隙間時間に手軽に学べる無料アプリは、どんどん活用していきましょう!
リンクをクリックすると、そのままアプリページに飛べます。
▼各アプリの活用法や他のおすすめアプリは、こちらのブログ記事で紹介しています。
初心者におすすめのYouTubeチャンネルを厳選して紹介します。
リンクをクリックすると、そのままYouTubeページに飛べます。
YouTubeでドイツ語学習を行う際は、ドイツ語字幕を出し、辞書を使わなくても大体の流れが理解できるレベルの動画を見ることが大切です。もし速いと感じたら、速度を落としましょう!
▼他のおすすめYouTubeはこちらで紹介しています。
ポッドキャストは、インターネット上で無料で聞けるラジオのことで、通学・通勤中や家事の合間などの隙間時間を有効活用できるため、リスニング勉強に最適です。
しかし、音声情報だけなので、正直初級者には難しすぎることが多く、初級のうちは字幕付きで見れるYouTubeをたくさん見る(聴く)ことをおすすめしています。
それでもポッドキャストに挑戦したい初心者向けの番組は以下の通りです。
▼おすすめポッドキャスト番組はこちら。
文法・リスニング・語彙など、無料で学べる教材はネットに豊富にあります。
ここでは、初心者におすすめの学習サイトを厳選して紹介します。リンクをクリックすると、そのまま各ページに飛べます。
「ドイツ語の勉強を続けられるか不安…」という方のために、継続のコツをわかりやすくまとめました。
語学はやれば必ず伸びます!その仕組みを味方につけて、無理なく続けられる環境を作っていきましょう。
1番大切なことは単語でも会話でもなく、継続することです。
やれば伸びるし、やらなければ伸びません。
モチベーションではなく行動がすべて。
「今日はやる気が出ない…」という日でも、1分でもアプリを開く、動画を1本見る、単語を1つ調べるなど、小さな行動を積み重ねることが大切です。

語学はコツコツやることが基本ですが、どうしてもモチベーションに左右されることもありますよね。
そんな時の選択肢として、
「今月はドイツ語をめちゃくちゃがんばる」
「これから3ヶ月はドイツ語だけを優先する」
のような短期集中型の学習もおすすめです。
短期集中スタイルは単純に勉強量が増えるので、伸びもその分感じやすく、楽しいです♩
ただし、どんなにセンスがある人でも たった1ヶ月では語学は身につきません。
かけた時間は必ず力になっていくので、数ヶ月程度のスパンで取り組んでいきましょう!
それこそ私は趣味で勉強し始めたフランス語を短期集中で習得しました(11ヶ月で0→B2)。この期間中は、仕事かフランス語しかしていませんでした(笑)
▼以下のブログ記事で詳しく紹介しているので、興味がある人はぜひ。
フランス語完全初心者が日本でフルタイムで働きながら11ヶ月でB2試験に合格した勉強法
語学勉強というと、「机に向かって教科書を開いてノートに書く」というスタイルを思い浮かべる方が多いです。
しかし、日常の中でできるだけ隙間時間を使いながら、毎日少しずつでもドイツ語に触れるのも立派な勉強です!
おすすめは、SNSの活用!
「#Deutschlernen (意味: ドイツ語学習)」で検索し、ドイツ語学習情報を発信しているアカウントをフォローしておくことで、タイムライン上にドイツ語が自然に出てくる環境を作ることができます。
意識しなくても学習機会が増えるので、継続がぐっと楽になります。
Vollmondのアカウント (Instagram / X / YouTube / TikTok) でも情報発信をしているので、ぜひ気軽にフォローしてくださいね♩
他には、音楽が好きな人はドイツ語の音楽を聴くのもおすすめです。
▼おすすめの音楽はこちらでまとめています。
「何をどれだけ勉強したのか」を普段から記録しておくと、後から振り返ったときに大きな自信になります。
また、学習が見える化されることで、モチベーション維持にもつながるのでとてもおすすめです。
私が愛用しているのは無料アプリ「Studyplus(スタディプラス)」。
受験生向けに作られたアプリですが、大人の語学学習記録にもぴったりです。
私は、勉強を開始した時にストップウォッチ機能をスタートし、終わればストップして、日々の学習時間を記録しています。
モチベーションが落ちてきた時にアプリを見返すと、「これまでこんなにがんばってきたんだし、ここで止まるのはもったいない。もう少し続けてみよう!」と自然に前向きな気持ちになれます◎
ドイツ語学習において、ドイツ語を実際に使う場を持つことはとても大きな力になります。
勉強をしていても、一人だとどうしてもモチベーションが落ちてしまいますし、「なんでドイツ語を勉強しているんだろう?」という気持ちにもなりがちですよね。
だからこそ、ドイツ語イベントに参加することをおすすめします。

学習者同士で交流したり、実際にドイツ語を話したりする機会があると、「もっと話せるようになりたい!」と前向きな気持ちが自然と湧いてきます。
オンラインで参加できるものも多いので、住んでいる地域に関わらず気軽にチャレンジしてみてください。
▼おすすめのイベントはこちらでまとめています。
ここまで紹介した他にも、ドイツ語学習を続けるためのコツ・モチベーション維持法を詳しくまとめた記事があります。
▼「挫折しそう…」「続ける自信がない…」という方は、ぜひこちらも参考にしてくださいね。
AIアプリ「ChatGPT」を使うと、ドイツ語の勉強がとても楽になります。
色々な活用方法がありますが、まずは「なんでも聞けるAI先生」として使うのがおすすめです。
意味がわからない単語や表現が出てきたら、そのまま質問するだけでOK!
細かいニュアンスまで説明してくれるので、理解がぐっと深まります。

ただし、精度はとても高いものの、AIは間違うこともあります。
友だちに送る大切なメッセージや、試験対策など正確さが必要な場面では、辞書や先生の力を借りてダブルチェックしましょう。
また、AIは便利な一方で、頼りすぎると自分の力が育ちません。
「まずは自分で考える → AIに聞いて確認する」というバランスを意識すると、学習効果がより高まります♩
▼その他の便利な活用法はVollmondのポッドキャスト「ココロ踊るドイツ語講座」で紹介しています。
初心者でもすぐに実践できる使い方をわかりやすく解説しているので、興味のある方はぜひ聴いてみてくださいね。
ドイツ語は特別な人のための言語ではなく、興味や憧れをきっかけに学び始める人がたくさんいる言語です。
この記事では、ドイツ語のレベルや学習時間の目安から、完全初心者におすすめの学習ステップ、役立つ教材やサイト、継続のコツ、AIの活用法まで、初心者の方が知っておくと役立つ情報を一通りご紹介しました。
大切なのは、完璧にやることではなく「これをする!」と決めた小さな行動を続けていくこと。
週1のレッスン、参考書1冊、YouTube動画1本、単語1つなど、積み重ねれば必ず力になります。
ドイツ語学習には思ったより時間がかかることも多いですが、しっかりと向き合った分だけ、それが成果として返ってきます。
比べるのは他人ではなくて過去の自分です。今より未来がさらにいいものになっているように、ぜひ一緒に頑張っていきましょう!
自分に合った方法を組み合わせながら、ドイツ語学習のスタートを楽しんでみてくださいね。